<家族のカタチ>価値観を押しつけないで!「ちゃんと」ってなに?【第4話まんが:妹の気持ち】
前回からの続き。私はマキ。地方に住むフツーの25歳。人と変わったところなんてないと思う。でも強いて言うなら母親が小学校の頃に亡くなっていること? 私の歳だとあまり聞かないから。あと、少し前に離婚しちゃって、今は娘のユイ(4歳)と一緒に実家にお世話になっている。元旦那の涼介は中学からの同級生。高校のときから付き合っていて、子どもができたから結婚したけれど、結婚生活はすごくつまらなかった。2つ上のお姉ちゃん(咲)はしっかり者で、現在妊娠中。どうやら里帰りを考えているみたいなの。
アパレルの仕事はずっと続けている。子どもがいると仕事は大変だけど、好きなブランドの服だし、今のところ辞める気もない。仕事で疲れて帰ってきても、実家にいれば誰かが世話をしてくれる。「ユイはかわいいねえ」なんて、じいちゃんばあちゃんも父も歓迎してくれている。涼介もずっと協力的。それなのに、お姉ちゃんがいちいちうるさい。離婚したのに涼介が実家に来ているのがイヤみたい。
グレた経験のある私と比べたら、お姉ちゃんはそこそこ優等生。昔から小うるさいところがある。
ちょくちょく涼介が実家に来るのは、そんなにいけないことなの? お互いの生活態度に口出しをしなくなった分、涼介とは前よりうまくいっている気もするし。お姉ちゃんはたまに、「マキはずっと誰かといないと寂しいんでしょ」なんて言ってくるけれど、それも正直何を言っているのか理解できない。それからしばらくたって、結局お姉ちゃんの里帰りはなくなったと父から聞いた。
とにかく、あれこれ先を考えたって仕方ない。母だって若くして亡くなった。結婚も離婚も想定外だった。今の生活ができなくなったら、そのときに考えればいいと私は思っている。お姉ちゃんの言う「ちゃんと」が、私の正解なわけではない。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・りますけ 編集・荻野実紀子
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