<どうする?コンセント配置>新築・リフォーム時に盲点となるコンセント配置で失敗しないためには?
これからマンションや戸建てを購入予定、もしくはマイホームのリフォームを検討中のママはいますか? マイホームづくりはワクワクする反面、間取りや収納、窓、外装、建材……と決めなければいけないことが山積みで、暮らしてみて「失敗した!」と後悔することも多いようです。
『新築に引っ越してからコンセント位置だけは不満があった。コード式掃除機や卓上調理器の利用をちゃんと考慮してなかったので、今は延長コードで対応している』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママの新築失敗談です。投稿者さんは、間取りや収納などはおおむね満足しているものの、コンセントの配置だけは後悔しているようですね。たしかに、コンセントの配置はなんとなく決めてしまうと後悔しそうですよね。他のママからもコンセント配置の失敗談やアドバイスが寄せられていたので、ママの声をご紹介します。
コンセントは多めに、とくにキッチンは要検討
『コンセントは絶対多めに作ったほうがいいよ! とくにキッチン、玄関、リビング!』
『キッチンにはたくさんコンセントを付けたほうが良いよ! ブレンダーを使いたいときにキッチンにコンセントないと不便だから』
『住んでからキッチンの作業台部分の正面にコンセントがあったら便利だったなと思った』
『キッチンのコンセントが足りない。ゴハンを炊いて、電子レンジを使ってお湯を沸かすと、すぐにキッチンだけのブレーカー落ちる』
数あるコンセントのなかでもキッチンのコンセント配置は難易度が高いようです。キッチンでは電子レンジや炊飯器、トースター、冷蔵庫などのさまざまな調理家電を使います。そのため、キッチンのコンセントは多めが基本。キッチンのコンセントが足りないと、使うたびにコンセントから抜き差しすることになりますし、調理家電は消費電力が高いものも多く、延長コードを使って家電をつなだりすると許容電流を超えてしまうことも。経済産業省が発行する「製品安全の取り組み」には、延長コードによる「たこ足配線」で、コードが発熱し火災が起きた事故を紹介していました。消費電力の高い家電は、直接コンセントからとるよう注意喚起しています。ですから、作業台の上にコンセントを配置したり、調理家電の使う場所に合わせて配置をしたりして動線を考え、何度か見直して決めるといいでしょう。
収納の中のコンセント配置は便利!
『収納の中にコンセントを付けてダイソンの掃除機やルンバが充電できるように工夫した』
『リビングのメイン収納の中にUSBコンセントをつけた』
『ダイソン用に収納クローゼット内にコンセントを配置した』
『収納の中のコンセントはほんといいよ。私も電動チャリの充電器を置いている』
「収納の中にコンセントをつけると便利」といった先輩ママたちのアドバイスも多数寄せられました。掃除機や電動自転車の充電器は人目の触れない場所で充電したいですよね。そうすればお部屋もスッキリするので、収納の中のコンセントは便利ではないでしょうか。収納の中にコンセントがあれば、「床にあるコードが邪魔で掃除がしにくい!」といったストレスも解消できそうですね。
家具の配置に合わせてコンセントの位置を決めよう
『床から高さ1mくらいのところに設置したコンセントは結構便利』
『高いところのコンセントは、掃除機のときも便利だし、犬や子どもがいたずらしないからおすすめ!!』
『リビングソファー横のコンセントはソファの高さに合わせた。ベッドの高さに合わせてコンセント、電気のスイッチを付けた』
『子ども部屋のコンセントは、将来ベッドを置く場所からコンセント位置をずらしたよ。ベッドで隠れて使えなくなっちゃうのが嫌だったから』
『引き出しとコンセントの関係は気をつけたほうが良いよ。洗面台の引き出しとコンセントがあたってしまって使い物になってなくて後悔』
また「高さのあるコンセントは便利!」といったママの声も多数寄せられました。床の近くにあるコンセントが多いのではないでしょうか。リビングソファやベッドなどのくつろぎスペースでは、高さのあるコンセントが便利なようです。また洗面所など狭いスペースでは、コンセントの配置は慎重にしたい場所ですね。狭い空間では引き出しなどの位置も考え、配置するよう心がけるといいでしょう。
家電リストをつくって後悔しないコンセント配置を
『どこにどんな家電を置くかを完全に想定して、間取り図に書き込んだ。その上で必要な分のコンセントを付けたよ』
『家具の配置を想定しないとダメ。ルンバ用だと下だし、スマホの充電やパソコンの充電だと、台の上だし。家具の配置は綿密に計画したほうがいいと思う』
『うちは新居で使いたい家具や家電、これから買うものをリストアップした。それをもとに設計士が図面に書いてくれた。だから、コンセントの位置は自然に決まっていった。それでも多めにつけたよ。特にパントリーの中のコンセントは便利。掃除機の充電ができる』
『クリスマスツリーを置く場所にコンセントつけるのを忘れた』
コンセント配置で後悔しないための具体的なアドバイスをくれたママたちもいました。家具や家電をリスト化するのはいいですね。リスト化すれば、家電ごとの消費電力を想定できるので、ブレーカーが落ちるなどのトラブルも減らせるのではないでしょうか。ぜひ新築、リフォームを検討中の方は、ママたちの声を参考に配置を考えてみてください。その際、通年で使う家電だけでなく、こたつやクリスマスツリーなどの季節や行事で使う家電も忘れずにしてくださいね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・なかやまねこ
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