<悪口大好き!義母>「当たり前」が崩れた日。妻と向き合う決意【第9話まんが:義父の気持ち】
前回からの続き。妻は「悪口」をよく言う。誰かれ構わず悪口を言っては、その場にいる人たちに同調を求め、ストレスを発散しているのだろう。お正月に集まったとき、息子ヒロユキの娘であるマナ(11歳)が「悪口ばっかり言って恥ずかしい」と妻を一喝。マナの言葉に激怒するも、ヒロユキから「謝るのは母さんだ」言われて、妻は呆然としていた。こんな妻を見るのははじめてだった。子どもたちが出ていってから数日が経ったが、妻はほとんど口を開くことはなく、わが家は無言の状態が続いている。
私やヒロユキは極力面倒なことには関わりたくないと思い、妻の言葉にはたいてい相槌をうつか、放置するか。唯一、娘のミナコだけが一緒になって妻の話題に盛り上がって、楽しそうにおしゃべりをしていた。それがわが家の「当たり前」だった。
マナ:「おばあちゃんさ、前から思っていたんだけど、誰かの悪口ばっかりよく言えるね。恥ずかしいよ」
孫のマナの一言で、わが家の「当たり前」が打ち砕かれた。
2人の子どもたちが出ていき、無言が続くわが家。妻は本当に「悪口」を言うことが「生きがい」だったんだな……と、ボーっとしている妻と見ていると思う。今は少し大人しいが、いい年をしたばあさんの性格が変わるとは思わない。また時間とともに心の傷が癒えて、悪口を言い出すのかもしれない……。今の俺にできることは、とりあえず妻のそばを離れないこと。それがずっと保身のために妻の悪態を放置してきた俺にできる、唯一のことだから。そしてこれからはちゃんと妻の言葉に、自分の言葉を返そうと思った。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・荻野実紀子
【つぎ】の記事:<育児への価値観>罰を与えるママ友「謝れないなら遊びは終了!」教育方針に困惑……【第1話まんが】