<ダンナが嫌いで当たり前?>グチに溢れる環境がしんどい。うちは夫婦仲は悪くないんだけど!
ママスタコミュニティでもよく見かけるのが、ダンナさんについてのグチです。「うちも!」「わかる!」と共感するコメントが多く集まるのは、それだけみなさん同じようなモヤモヤを抱えているからかもしれません。
しかし一方で、当然ながらダンナさんと仲のよいママだっています。そうしたママたちは、ダンナさんのグチで盛り上がるトピックをどんな思いで見ているのでしょうか?
”ダンナが嫌い”って当たり前なの?グチを聞くのが辛い
こちらのトピックは、その一例かもしれません。
『世のなかには”ダンナ嫌いで当たり前”みたいな雰囲気があるけど、そんな妻ばかりじゃない。適当に相槌を打ったり、話をあわせるのが面倒くさくなってきた』
投稿者さんの周りでは「ダンナって休日も何もしないし、いるだけで邪魔」「子どもが独立したら離婚したい」などの会話が飛び交っているそうです。「面倒くさい」とまで思うのは、それが一度や二度でなく日常的だからでしょう。
投稿者さんに同感するコメントも目立ちます。
『グチを言う相手には「一緒に過ごせるダンナの休みがうれしい」なんて、口が裂けても言えないよね。ダンナのグチが多い人って、他のことでも文句ばかり。イライラしてる人が多いから、絶対面倒なことになるし』
『私もダンナと仲よしだから、ママ友が面倒くさくて離れたわ。相手に合わせてダンナのことを下げていたら、疲れちゃったよ。心の中で「そんなダンナ選んだあんたが悪いやん」って、毒づいていたこともあるわ』
それほどダンナさんのグチで溢れているところがあるのですね。家族のグチまで話題にのぼるほど、距離が近いママ友ばかりなのかもしれません。
しかし一方で「”嫌いが当たり前”なのは、投稿者さんの周りだけでは?」というコメントも、ちらほらあります。
『周りからそういうグチは聞かないな。私はグチりたいことが山ほどあるけど、みんな幸せそうだから黙っている』
環境によって大きな差がありそうですね。
「わかる」「だよね」女性の会話はこれだけで成り立つって本当?
投稿者さんはこれまで適当に相槌を打ってきたそうですが、コメントをくれたみなさんも似たようなリアクションでやり過ごしているようです。
『”うんうん”とうなずいて、ときどき「そうだよねー」と、棒読みみたいな相槌でスルーするしかない』
これはダンナさんのグチを言われたときだけでなく、女性同士でおしゃべりする多様なシーンで応用できそうです。
『適当に「そっかー」「だよねー」。これで女同士のどうでもいい会話はたいてい回避できる』
『どんな会話でも、共感したら「わかるわかる」。自分は違うなら「そうなんだー」。女子の会話は共感の言葉で成り立つものだと思っているわ』
「面倒くさくても、それがひとつのコミュニケーションの方法」という声もありました。
グチを言う人はその状態を本気で改善したいと考えているのかどうか、わかりません。相手にアドバイスや共感を求めているというよりは、とにかく吐き出してすっきりしたい場合も多そうです。相手がまったくの無反応なら物足りないかもしれませんが、適当に「うん、そうかぁー」などと相槌を入れておけば、満足してくれるのではないでしょうか?
ダンナさんのグチを言うのは、実は夫婦仲が悪くないからこそ
心の底からダンナさんが嫌いな人は、グチなど言わないという考察もありました。
『離婚したいくらい嫌いな人は、ダンナさんのことを話すことすらイヤなのよ。グチを言っているうちは好きなのよ』
『離婚する人は話題にもしないし、夫を”なき者”として扱っているよね』
面白おかしくグチを言っている人は、逆に「夫婦仲がよい」というコメントも結構あります。
『私の周りはグチグチ言っていても、実は仲よし夫婦ばっかり(笑)。一種のノロケとして聞いているよ』
このコメントをくれた人は、「ダンナがリモートワークになって、本当に邪魔」と言っていたママが、ダンナさんとふたりでニコニコしながらカフェで話しているのを目撃したそうです。さらに「ダンナが家事をしない」とぼやいていた人が、「休日にふたりでスポーツ観戦してきたの」と笑顔でお土産をくれたとか。「実は仲よしなんだな」と感じることが、よくあると言います。
『友達がそう。しょっちゅう「離婚する」と言っているけど、仲よしなのは知っている。だから「あなたたちは絶対離婚しない。一生一緒だよ」と、言ってあげている』
”ダンナのグチ”は本気ではなく、ネタのひとつなのかも
投稿者さんの言う”ダンナのグチ”は、多くの場合はひとつのネタなのかもしれません。「仲よし自慢をされるよりもいい」という声もありました。
謙虚を美徳とする日本人は、自分のことをわざと下げてアピールするところがありそうですよね。「うちのダンナなんて……」というのも、そのひとつではないでしょうか? 口では悪く言いながらも、本心では憎からず思っていたりして?
『グチを聞くのは面白いし、私も自虐的に言っている。重ためじゃなく、笑いながら。ネタ的な感じかな』
妻たちがダンナさんへのちょっとした不満や悩みをきっかけにして、人と距離を近くする。ひとつのコミュニケーション・スタイルと考えてはいかがでしょう? だから相槌も返答も、適当でよいのです。投稿者さんのように面倒になってしまったときは、「ごめん、用事があるので!」と逃げてしまっても。本気で悩みを相談をされているわけではないので、誰も気に留めなさそうです。
もちろんダンナさんをののしったり暴言を吐いたりするのは、この限りではありません。そうした類のグチは、また別物。聞かされるのが「面倒」を通り越し、「苦痛」になってしまいます。親しい友達なら聞いてあげたいところですが、そうでなければその場からフェードアウトしてしまうのをおすすめします。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
【つぎ】の記事:<介護問題>認知症の義母。在宅介護の限界に、理解のない旦那……「話より飯まだ?」【第1話まんが】
関連記事
※旦那さんや子どもの愚痴を言う気持ちがわからない!ママ友付き合いのコツとは?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 周りの旦那の愚痴や旦那嫌いに合わせるのめんどくさくない?