<家事育児は女の仕事?>「息子に家事育児をさせるな」と言う義母。私もフルタイム勤務なのに!
家事や育児の担い方は家庭によってさまざまで、男性だから女性だからといった固定観念に縛られる必要はありませんよね。共働きで子どもを育てながら頑張って歩んでいる自分たちを誰かに褒めてほしいわけではないけれど、双方の親たちには応援してほしいと思いませんか?
共働きの投稿者さんは旦那さんと協力し合いながら家事や育児にも励み、家庭内での不満はない様子。ところが、家事や育児は息子さんの領域ではないと主張する義母さんと関係をこじらせてしまったようです。
『共働きで家事や育児は半々に行います。旦那がPTA役員集会に参加したことがきっかけで、義母から「息子は仕事をしているのだから家事や育児をさせるのはおかしい、やめさせろ」と言われました。「私も正規で働いている。じゃあ私が専業主婦になればいいですかね? 私の収入分は旦那くんなり義母さんなりが補填してくれますか?」と反論しました』
そこに義姉さんが義母さんに加勢して謝罪を求めてきたとのことですが、投稿者さんが「何に対する謝罪なのか」と質問しても返事は得られなかったとのこと。
『自分はどうしたらよいでしょうか? ちなみに旦那からも聞いてもらっていますが、旦那経由で義母や義姉に聞いていることすら気に入らないようです』
要求された謝罪内容に納得できれば「お詫びする」と柔軟な姿勢を見せた投稿者さんですが、旦那さんを介しても回答は得られずどうすればよいか考えあぐねています。ママたちのアドバイスはどんなものなのでしょうか。
旦那さんに任せる
関係を修復するためには投稿者さんが無条件で義母さんに謝罪する以外に道がはなさそうですが、ママたちからはほかの案が寄せられました。
『正規で仕事もしている時点で偉いと思う。そのまま無視して疎遠に。旦那とそれでうまくいっているならなんの問題もなし!』
『夫婦が協力して頑張っているのに、口だけ出してくるなんて無視していいですよ。でも近居っぽいから距離を取るのも難しいのかな……』
投稿者さんは何に対しての謝罪なのかを問う「ボール」を何度も投げましたので、返事を待つことは無視ではありません。とは言え、これまでの状況から返答は期待できそうになく、状況がさらに悪化する場合もあり得ます。
『旦那経由がダメっていうのは相手が勝手に決めたことなんだから、投稿者さんに従う義務はない。とにかく義実家関係のことはすべて旦那が窓口になる。これでだいたいのことは解決できる』
『もはや自分たちの主張が通用しないことに気付いているのに、引くに引けないから「ただ謝れ」と言っているだけなのでは? あとは旦那に任せたら?』
旦那さんに一任する提案も複数届きました。双方の性格をよく知っている旦那さんに、上手くとりなしてほしいと期待を寄せてしまいますよね。コメントのように義母さんたちが引くに引けない状況であれば、どうしたら相手のプライドを傷つけずに話を持って行けるかなど何か手段はないのでしょうか。
受け流すことも必要
自分が受け流して「トラブルを生じさせない」との声も複数寄せられています。
『「そうですよねぇー」って話を合わせておけばいいのに。義母なんてそんなものだよ。息子がかわいいんだから。とりあえず「申し訳ございません、私のキャパが足りないので息子さんのサポートが必要なんです!」とか適当に言っておく』
『いちいち逆らわないで「そうですね」ですませればいいのに。相手にしないのが一番。しつこければ旦那さんが言えばいいよ』
今のところ家庭内で何も問題がないのであれば、あえてトラブルを生じさせる必要はありませんよね。いざこざがエスカレートすると関係修復までに長い時間を要するうえに気分も滅入ってしまいますので、受け流すことで相手が満足するならば試してみる価値はありそうです。
説得のアプローチ方法をかえる
ただ、依然として状況がかわらないと再び不満を抱かれる可能性も出てきます。男性も家事・育児に関わる時代になりつつあることを認識してもらうよい方法はないでしょうか。
『うちの母親なんて、家事・育児に積極的な娘の旦那自慢をしているわ。「孫もそんなパパを見ているから気が利くし素直に育っているのよー」のおまけつき。旦那の親からしたら気持ちのいい話ではないかもしれないけど、考えようによっては「夫婦が協力し合えるよい家庭」なんだろうにね』
パパが家事・育児に関わることは、子どもにもよい影響を与えると感じているママの意見が届きました。自分一人で家事・育児を担ってきた世代の母親が「今はこう」と強い口調で言われたら、価値観を否定されたような気分になってしまう可能性も考えられます。アプローチ方法をかえて「お孫さんのために」と穏やかに説得すれば、見方を改めてくれるかもしれませんよ。
働くパパたちの中にも家事・育児に関わるパパはいますが、依然として女性の領域であるといった考え方もあるようです。長年にわたって当たり前だと思っていた価値観は一朝一夕にはかえられません。成果は子どもたち、もしくはその先の世代になるかもしれませんが、まずは双方の親たちに意識の変化を促すことから始めてみませんか。「夫婦が協力することで、子どもにとってもいい影響があると感じている」などの切り口なら、興味を持ってもらえるかもしれません。
文・ななみや 編集・山内ウェンディ イラスト・くずり
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