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<小学生のゲーム問題>ゲームの課金はどこまで許容する?許していない?みんなの対応は

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みなさんはお子さんがゲームをするとき、課金が必要になったとしたらどこまで許容しますか? 小中高生のお子さんをおもちのママには悩ましい問題かもしれませんね。若い頃さんざんゲームをやってきた、なんちゃってゲーマーの筆者ですら、わが子のゲーム課金問題には頭を悩ませることもありました。

今回ママスタコミュニティに寄せられた質問も、子どものゲーム課金に関するものでした。

『うちの子は小学生なんだけど、周りの子がゲームに課金している子が何人かいるらしい。自分で働いているならいいと思うけどさ……。みんなは子どものゲーム課金を許可している?』

ゲームそのものは無料で遊べるのに、ゲームをもっと楽しもうと思うと課金が必要になる。課金は必ずしも遊ぶために必要なものではないところが悩ましい問題でもありますよね。遊びたい子どもの気持ちもわかるけれど、どこまで許容していいのかわからない。そのようなお悩みについてママたちに聞いてみました。

子どもの年代によって変わるゲーム課金への対応

『小学生は基本的にはダメかな。高校生は自分のお小遣いで課金している』

『高校生になった上の子は、自分で払える範囲ならOKにしている。そんな上の子も中学生までは課金の許可はしていないし、中学生の下の子にも許可はしていない。そもそも中学生のスマホはあくまで連絡手段だからね。小学生なんて論外だと思っている』

『ゲーム課金はダメと言っている。でもバイトをして自分で払うなら高校生でもよし』

ゲームの課金をどこまで許容するかについては、ご家庭の判断で異なってきますので、一概にどこまでがOKでどこまでがNGかの線引をすることは難しいかもしれません。また子どもの年代によっても許容範囲が異なるようですね。

ゲーム課金許容派の声

『たまにお小遣いで買う分にはいいけど、お小遣いを全額使ったときは注意した。課金のおかげで運営しているゲームだから、課金は悪いことじゃないと思っている。無料でゲームさせてもらってばかりよりかは、ほどほどに課金していいと思っているよ』

『アプリのゲームってゲームそのものは無料なものが多いし、要相談って形で課金はOKにしている。いくらダメって言っても経験からしか学べない子もいるんだよね。うちの子は一時期お年玉とかで結構な金額を課金していたけど、あるときからまったくしなくなった。最近では「あのときのお金はもったいなかった」って言っている』

『お小遣いの範囲内、かつ課金割合はお小遣いの50%までと決めている』

子どものゲーム課金を許可すると考えるママたちは、基本的に自分で管理できる範囲であれば容認しているようでした。しかし容認するにも手放しにではなく、ママの許可なく課金をしない、お小遣いやバイト代の一定金額までなどとルールを決めているようです。

ゲーム課金反対派の声

『ゲーム課金は許可していない。課金しなきゃ遊べないゲームならやらなくていいって言ってある』

『ただのデータにお金を払うことがバカらしいから、「そのお金があったら据え置きゲーム機のソフトが何本買える? 服が買える?」っていう質問をするとたいてい諦める。自分でバイトをして課金するなら文句は言わないと思うけれど、お金をかけるのがもったいないって思うことは伝えるかな』

『うちの子は一度でも許可したら底なしで使いそうだからダメにしている。スマホの設定で課金禁止にしてある。高校生になってバイトして自分で稼げるようになったらいいかなとは思う』

ゲーム課金反対派のママの声を見ると、完全に許容しないではなく、自分の稼いだお金(お小遣いも含む)であればある程度は許容するかもしれないと話していました。頭ごなしに「課金はダメ!」というのではなく、なぜママが課金を反対するかについて、お子さんにきちんと話しているのはいいことですよね。

課金をしないと遊べないの?子どもたちの事情

『課金する・しないでゲームの進行が全然違うからね。そうなると子ども同士の会話にも支障がでてくるんだよ。ましてや一緒に遊ぶってなったら、課金をしていないと「えっまだそんなところ?」みたいになって一緒に遊べないんだよ』

『うちの子は小6だけど、クラス内で流行っているゲームはみんな課金してやっているみたい。だから課金しないと仲間に入れないって話していたよ。それでも課金禁止のおうちの子は、仲間に入れてもらえなくて毎日寂しそうにしているって。親は子どものそういう状況をわかっているのかな。なんでもかんでも禁止にすればいいものではないと思う』

ゲーム課金をしていないと遊んでもらえない、仲間に入れてもらえない。だから課金をして欲しい。しかし本当に課金しなければ遊べないゲームばかりなのでしょうか?

『お小遣いの範囲内なら課金は自由にしていいと言ってあるけど、「課金してまでゲームしたくない」と言って無課金の範囲で遊んでいるよ』

『うちの子は小6。課金勢がうらやましいみたいだけど、課金していない同士で仲よくチームを組んで遊んでいるよ』

自分が遊んでいるキャラクターのコスチュームや、キャラクターの動きや感情を表現できる「エモート」、強い武器や限定デザインのカードなどが課金することで手に入ります。なかには、スキップチケットなどと呼ばれるゲームの進行を早めるものや、キャラクターを成長させるためのアイテムが購入できることもあります。

しかしあくまでも課金すればできることが増えるという話であって、課金しなければ遊べないわけではないんですよね。だからお子さんたちは自分たちなりに考えて、課金しない子だけで遊ぶなど工夫をこらしているのでしょう。

ゲーム課金もお金の勉強。親子でマネーリテラシーを高めよう

「○○を持っていないと一緒に遊んでもらえない」など子どもたちの複雑な人間関係は、内容は変われど本質は今も昔もあまり変わりませんね。だからといって、子どもが仲間はずれにされると可哀想とか、いじめられてはいけないからと無条件に課金してしまうことはいかがなものでしょう。

『課金できるゲームって、いかに課金せずに進められるかも含めて楽しむものだと思っている』

筆者の高校生になる子どもも、課金ができるゲームをいくつかやっています。やはり課金をしたいものなのかと聞いてみたところ、「課金までしてやりたいこともない」「課金しなくても十分楽しめる」と話していました。このような声もありますので、必ずしも課金をしなければ遊べないゲームばかりではないようですね。

ゲーム課金を許容するかしないか、するなら条件やルールはどうするか、各ご家庭によって結論はさまざまかと思います。意外に「自分のお金でならいいよ」と言えば引き下がるお子さんもいるかもしれませんよね。ゲーム課金もお金の勉強の1つとして考え、許容する・しないに関わらず、親子で一度話し合ってみてもいいかもしれませんね。

文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:<ママ友と育児価値観のズレ>「子どもに甘いママ」と「子どもに厳しいママ」極端すぎる【前編まんが】

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