<学歴コンプレックス>高卒の義妹に勝つ!わが子の教育に全力を注ぐ【第1話まんが:私の気持ち】
数年前の話です。高卒の義妹(夫の弟の嫁)が「自分の娘を国立大学に入れたい」と言っています。面と向かってはいいませんが、高卒の親を持つ子どもは高卒が分相応だと、私は思っています。
勝てるところはひとつもない……と思いきや、唯一ありました。それは……学歴。私は四大卒なのです。
夫とその弟、そして義父は誰もが知る難関大学卒です。義母は有名女子大を出ています。つまり夫一家は全員よい学歴の持ち主なのです。(その中で私だけ頭のよくない大学……)ずっとコンプレックスを感じてきたけれど。でもまさか自分の経歴を誇れる日がやってくるとは。
「子どもの学力では負けない!」と決意した私は、息子が幼いうちからいろいろな習いごとをさせました。学習塾、英語教室、そろばん……週6日、とにかくギッチリと。
息子に「ここ、わからないんだけど……」と聞かれてもいまいち自信を持って教えてあげられません。でもこれだけお金をかけて、プロが組んだカリキュラムを必死にこなしているのだから、きっと大丈夫。息子は優秀な子に育つはず。がんばり屋の息子ですが、たまに目標を達成できないときがあります。
そんなときは「どうしてできないの! 努力が足りないのよ!」と発破をかけます。
息子は私にそう言われ、肩を落とし、言葉を失くしてしまいます。
「ちょっと厳しすぎやしないか。もっとあいつのペースでやらせてやればいいのに」と夫が横から口を挟みますが、私は聞く耳を持ちません。私と息子は「上」を目指すため、日々戦っているのです。その道がどれだけ困難でも、打ち勝たなくてはと思うのです。
息子が成長するにつれ、私の教育熱はどんどん高まっていきます。私はやがて、息子に中学受験をさせることを決めました。きっとメンタル面などのアドバイスはできると思うし、何より息子が一生懸命がんばれば必ず受かるはずです。絶対にいい中学に入って、優秀な成績のまま高校を卒業し、いい大学へ行ける! 高卒の義妹の子によい大学なんて絶対にムリです。最後に笑うのはわが家です……!
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・Ponko 編集・秋澄乃