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<お小遣いが足りないと言われたら>【後編】高校生、バイト禁止。不足分の追加をやめるための意識改革

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前回からの続き。高校2年生のお子さんに、毎月お小遣いを5,000円渡している投稿者さん。しかし毎月足りなくなってしまい、追加のお金を渡すことが頻繁にあるそうです。

気がつけば、今月は追加で渡したお金がなんと10,000円にもなってしまったのだとか。それでもまだ足りないと訴えかけてくるお子さんに投稿者さんも困惑の色が隠せません。このような状況をなんとかするべく、投稿者さんはママたちに5択で質問を投げかけました。

・お小遣いを10,000円にして追加を減らす(27%)
・1カ月の収支を記録し把握させる(27%)
・お小遣いを10,000円以上にする(0%)
・足りない分はバイトをさせる(0%)
・その他(46%)

5つの選択肢がありましたが、「その他」に意見が集中。いずれの意見でも、足りないから与えるのではなく、あるお金でやりくりすることの大切さが語られていました。

『お小遣いが足りなくなれば、言えばもらえる』

そのように思ってしまっている可能性があるわが子。このままでは将来が心配になりそうです。わが子のお金に対する意識改革をおこなうためにはどうすればいいのか、ママたちの声を元に考えてみましょう!

同じ高校生のお子さんをもつママからの声

『うちも高2の女の子だけど、月5,000円でやりくりをしているよ。お年玉はほぼ使わず年始に貯蓄。たまに祖父母からお小遣いをもらうこともあり。服や学校で必要なものは買うけど、友だちと遊ぶ・ご飯・彼や友だちへのプレゼントとかは、お小遣いを貯めてやりくりをしている。ごくたまに化粧品を買ってあげることもあるけど、1,000円程度のものだよ』

『うちの子も高2だけど、お小遣いは月5,000円。遊びに行くときの交通費と食費は家から出すけど、それ以外はお小遣いでやりくりさせている』

投稿者さんのお子さんと同じく、高校2年生になるお子さんをもつママたちからも声が寄せられました。みなさん、毎月5,000円程度でやりくりさせているようですね。

楽しいことやお付き合いなどもあると思いますが、決められた金額のなかでやりくりすることを覚えさせるためには、決めた金額以上を渡さないことが大切なのかもしれません。

頑張り次第で追加ボーナスあり!もいいかも

『テストの成績次第で臨時ボーナスありにしている。あまりよくないことなのかもしれないけど、うちの子はこれが一番勉強するから』

『テストで順位が上がったらプラス3,000円出すとかそんな感じでやっています。来年からは年俸制にしてみようかなと旦那と相談中です。1年間で10万くらいとお年玉だけでやりくりさせたい』

『バイトができないから、代わりに家の手伝いでお小遣いをプラスしてあげている。労働しなければお金はもらえないと教えればいいよ』

足りなくなれば言えばもらえるという子どもの考えを打破するためには、追加が必要ならそれなりの対価を求める方法はいかがでしょう?

勉強を頑張って結果を出せば臨時ボーナスがもらえるとなれば、勉強に対するモチベーションもアップしそうですよね。バイトができないなら家事を手伝うなどの労働を対価にしてもらう方法もよさそうです!

お小遣い以外で負担する内容を決めておく

『遊ぶときの交通費や食事代はお小遣いから出させて、学校関連や部活帰りのコンビニは臨時で渡しています。お年玉は私が預かり、金額の大きいものが欲しいときは相談を受けて渡しています』

毎月のお小遣い以外に、その都度渡すお金にもルール決めをしてはいかがでしょう。ママの声にもあるように、学校関係や部活帰りの飲食などは家から負担してあげてもいいかもしれませんね。衣類や美容室代などの身だしなみに関するものも出してあげてもよさそうです。

しかし趣味の買い物や遊びに行く際の交通費、好きな人とすごすための外食費などは、個人的なことですので、自分のお小遣いのなかから出してもらえばいいのではないでしょうか。

高額なものの場合、すぐにお金を渡すのではなく、家が負担するのか自分でお小遣いを貯めて買うのかを親子で話し合ってみてから決めてもよさそうです。

「足りないから渡す」はやめよう。親の意識改革も子どものためになる

子どもにお金の大切さや使い方を教えるために、ママたちは現状維持の金額のお小遣いでやりくりすることを提案しているのではないでしょうか。

まずは親側の「足りないと言われたら渡す」という意識改革からはじめてみませんか? 「足りないから渡す」ではなく、「なぜ足りなくなったの?」と確認し、一緒に考えることが今は必要かもしれませんね。

子どもたちからすると面倒くさいと思われるかもしれません。しかし今からお金としっかり向き合い、考える習慣をつけておくことは、将来的に考えても損はありません! お金の知識をもち、その知識をうまく活用するためにも、家庭でマネーリテラシーを身につけられるといいですね。

文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・善哉あん

【つぎ】の記事:<お金がない、が口癖のママ友>【前編】お下がりの約束をしたら「お金が浮いたから車を買った」らしい

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