料理の好き嫌い・得手不得手は母親の影響を受ける?
料理が好きな人・嫌いな人など、人によってさまざまですよね。しかし料理が好き、または嫌いになったのはなぜでしょう。もしかして実の母親からの影響が関係しているものなのでしょうか?
『私は料理が大嫌いで、母親は料理をしない人だった。料理が好きな人・嫌いな人、あなたのお母さんはどうだった?』
料理だけに限らず、親から影響を受けていることって何かとあるものですよね。投稿者さんは、料理の好き嫌いが影響を受けているのではないかと考えたようです。料理に対して母親からの影響はあるのか、または影響を受けないのか、ママたちに聞いてみました。
選択肢は4つ。ママたちはどれを選ぶ?
投稿者さんの質問を元に、ママたちの回答を4つのパターンにわけてみました。
・母:しない・嫌い/私:しない・嫌い
・母:しない・嫌い/私:する・好き
・母:する・好き/私:しない・嫌い
・母:する・好き/私:する・好き
これら4つのパターンからママたちの声を拾っていくと、思わぬ結果になったのです。
料理の好き嫌い・得手不得手は親からの影響を受けない
『母は好きだったと思うな。いろいろと手作りしてくれていた。ハンバーグ、コロッケ、クリームシチュー。おいしかったなあ。私は料理嫌い。時間もないから1から手作りなんてほとんどしない。息子たちごめん』
『母は料理が上手だった。器用で何でも作ってくれたよ。和洋中の料理やパン、焼き菓子やケーキ、お正月のお節やお餅も雑煮もおいしかった。私は料理下手で不器用。見た目も悪い。要はセンスがないんだと思っている。どうして母に似なかったんだろう』
『うちの母親は専業主婦で完璧主義。そのせいか料理もお菓子もめちゃくちゃ上手だった。母親が作ったもので不味かったものはなかったなあ。でも子どもの私にも同じレベルを求めてきたことが苦痛で仕方がなかった。おかげで大人になってからは自分で料理することを考えることも嫌なレベルに。今は自分の子どもがいるから毎日作っているけど、料理なんて大嫌いだから本当はしたくない』
ママたちの声のなかで最も多かったのは、「母:する・好き/私:しない・嫌い」のパターンでした。親子で好き・得意などが一致するパターンが多いのかと思っていたのですが、このような結果に少し驚いてしまいました。
でもよく考えてみると、母と娘、同じ家族であっても別の人間ですから、得意不得意・好き嫌いが同じでなくてもおかしくはないですよね。
親子だからもちろん影響を受けることも
『私は料理好き。母親も上手だった。小さい頃からよく手伝ったなぁ。母親から習った料理が今、よくわが家の食卓に並ぶ。私にとって料理はストレス解消にもなっている』
『母も私も料理は得意。私は料理を好きだと思うけど、母が料理を好きかどうかはわからないなあ』
2番目に多かったのは「母:する・好き/私:する・好き」の一致しているパターンでした。
1番多い回答と相反する結果となりました。結局の所、遺伝や影響は関係ないようであるということなのでしょうか? さらに、料理をする・得意でも好きかどうかわからないと言った選択肢も出てきたため、さらに複雑化していきそうですね……。
残り2つの選択肢はほぼ同率
母親が「料理はしない・苦手(不得手)」をベースとする2つの選択肢はほぼ同率・同票な結果となりました。こちらもそれぞれのママたちの声を見てみましょう。
「母:しない・嫌い/私:しない・嫌い」のパターン
『うちの母は、料理自体は作っていた。でも嫌いなのか面倒だったのか、私に料理させるようになった。おかげで私は料理が嫌いになったよ』
『母親は料理が大っ嫌いだったけど、毎日料理はしてくれたよ。父が母の手料理が大好きで、外食も惣菜も嫌な人だったから、毎日文句を言いながらも作ってくれていた。おいしいから私も母の手料理が大好き。でもずっと「料理なんか作りたくない」って母に言われ続けたし、手伝いも強制的にやらされていたから私は料理嫌いになった』
『父が料理人で母の料理にダメ出しばかりするので母は料理が大嫌いだったみたい。ちなみに私も料理は大嫌い。夕飯のメニューを考えるだけでイライラする』
母が料理を「しない・嫌い」な場合、状況によってはかなりの影響を受けてしまうのかもしれないという結果になりましたね。母親から繰り返し「料理は嫌い」と聞き続けていると、無意識に苦手意識が芽生えてしまうこともあるのかもしれませんね。
「母:しない・嫌い/私:する・好き」のパターン
『母は料理が下手な人だった。だから「おいしいものが食べたい!」って思って小学校4年生から自分で作りはじめた。そうしたら私は料理が大好きになっていた』
『私は料理嫌いじゃないし、家族にも「ご飯がおいしい」と言ってもらっている。でも母の料理はマズすぎてご飯の時間が楽しくなかった。だから自分でいろいろなジャンルの料理教室に通って勉強した。母の料理センスがないのは仕方がないけど、学ぶ努力をしない人だったから反面教師にしていたよ』
母親が料理をしない……ではなく、料理が下手な場合、子どもが頑張って料理上手になるパターンが目立ちました。
料理に対する意識は母親からの影響だけではない
『私は料理が大好き! 惣菜はほぼ買わないし、基本何でも作る。母は料理が好きでも嫌いでもなさそうだけど、お総菜もほどよく買っていた気がする。私は濃い味が好きだし、母は薄味が好きなところとかも違うから、料理の点では全然似ていないと思う』
明らかに母親の行動や言動、料理に対する向き合い方などに影響を受けていると感じる声もありましたが、最も多かった声は母親の影響は受けていないというものでした。この結果を皆さんはどう思われますか?
最終的に料理をしたい・したくない、好き・嫌いと感じることは、母親からの影響だけではなく今置かれている現状が強く影響している可能性もありますよね。
一方で母親の影響があるという声もあったように、料理を介して母親が自分にどのような態度だったのかを思い出してみると、今の自分はなぜ料理が好きなのか、嫌いなのかという原因が見えてくるのではないでしょうか。ご紹介したママたちの声は、料理に対してわが子にどう向き合ってほしいかを考えるきっかけにもなるかもしれませんね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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