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<宝くじが当たっても?>【後編】貯金がいくらあったら専業主婦になれる?働くママのリアルな答えとは

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前回からの続き。「貯金額がいくらあったら安心して専業主婦になれますか?」ややデリケートな話が、今回の話題です。ママたちからは「子どもたちの学費として1,200万円くらいは必要」「これから働く分の給料と退職金で2億円」など具体的な回答が寄せられました。なかなかシビアな金額をあげた方もいて、ママたちのお金に対する真剣さを感じられますね。実際に目標金額を貯め終わり、専業主婦になったママたちもいるようですよ。

専業主婦になるかどうかは貯金の金額では決められない

さて貯金の目標に対して具体的な金額があげられるなか、「貯金の金額では専業主婦になるかどうかを決められない」と話すママたちも現れました。

『貯金の金額ではその決断って決まらないような……。やっぱり年収次第かな。うちは子どもはひとりなので、旦那の月の手取りが50万円くらいあれば専業主婦でも安心と思えるかな』

『貯蓄より、支出がどれくらいかが重要。要するに固定費が大きいかどうかだよね。住宅ローンはいくらか、車は何台持っているかとか』

『貯金の額じゃない気がする。年収との兼ね合いにもよるよね。貯金だけでは判断できない』

ママたちがライフスタイルを変えるときに貯金よりも重視するべきと考えたのは「年収と支出」でした。もちろん貯金がたくさんあるのはいいことです。しかし実際に毎月どれだけ収入があるか、またそれをどれだけ使うのかというバランスがとても大切だと考えられているようですね。毎月家計から出ていく固定費が大きければ大きいほど、貯金に手をつけるタイミングが早くなるのは明らかです。「目標金額が貯まったから仕事を辞めよう」とすぐに決断するのではなく、一度年収と支出を見直してから考えるのがいいかもしれませんね。

貯金額と専業主婦になるかどうかは関係ない?

「仕事を辞めて専業主婦になるかどうか」と「いくら貯金できているか」は関係がないと話すママたちもいたようです。

『専業主婦になるために貯金しているわけじゃないからなぁ。子どもは6歳と4歳。習い事もしているし、これからどんどんお金が出ていくから貯められるときにたくさん貯めておきたいかな。大した額は稼いでいないし、専業主婦と変わらないんだろうけれどね。ないよりはあったほうがいいかなって思って働いている』

『子どもは2人、年収は1,500万円。いくらあっても働いているかなぁ。うちは自営業で年に半年しか働かなくて、今も半年は遊んでいるから働いておかないと不安……』

『子どもが小さいなら考えられるけれど、塾や受験のことを考えるといくらあっても無理かな。子どもが独立したら考えられるかな』

『お金はいくらあっても天井がないですからね。1億円あれば「2億円あったらな~」、2億円あれば「3億円かな~」とかね』

「子どもにいくらかかるかわからないから専業主婦になるつもりはない」「お金はいくらあっても足りないくらいだから働いていたい」と話すママたち。育ち盛りのお子さんがいるご家庭ならば、「できるだけお金を用意しておきたい」というのは当然の親心かもしれませんね。なかには「自営業で不安定だから仕事を辞める予定はない」と話す方もいました。みなさんそれぞれの事情から、貯金額に関係なく働くことを決意しているようです。

仕事が好きだから働いていたい!

ママたちからは「純粋に仕事が好きだから、貯金額に関係なく働いていたい」との回答も寄せられました。

『たとえ宝くじで10億円が当たってもパートを続けるよ。これはこれで楽しいんだ。仕事も周りの人も好きなの』

『何億円貯まっても専業主婦にはならない。仕事が好きだし夢があるから。きっと夢を叶えても次から次へと夢が出てくるから、続けられる限りは一生仕事する』

『うちは旦那の年収が800万円、私は400万円くらい。高校生の子どもが1人。首都圏在住だと周りにもバリバリ働いている人が多いし、私は旦那が年収1,000万になったとしてもずっと働き続ける。仕事が好きだしね』

どんなにお金を稼いだとしても、たとえ宝くじが当たって億万長者になったとしてもお仕事を辞めるつもりはないと語ったママたち。その背景にはお仕事が好きだったり、叶えたい夢があったりとポジティブな事情がありました。このママたちにとって、仕事は「お金を稼ぐ手段」ではなく「自分の生活を充実させるためのもの」なのでしょう。日々前向きな気持ちで働いている様子が文面越しにも伝わってきますね。ママたちにとっての「仕事のやりがい」は、文字通りお金では買えない充実感があるのかもしれません。

投稿者さんから投げられた「安心して専業主婦になれる貯金額はいくらですか?」との質問。ママたちからは具体的な回答も寄せられ、いろいろな価値観や背景が見えてくるかのようでした。貯金はもちろん年収や支出、置かれている環境などを鑑みながら、自分に合ったライフスタイルの選択をしたいですね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美

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