<不思議な話>亡くなった大ばあちゃんがお盆に出る理由は?いくつになっても息子が心配【後編まんが】
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味が分からない、そんな体験を……。今回はわが家の親戚の家に起こった、不思議な現象をお話ししたいと思います。
親戚A家は、元々4世代同居の大家族。100歳超えの大ばあちゃんを筆頭に、息子夫婦、孫夫婦、ひ孫2人が暮らしていました。しかし大ばあちゃんが老衰のため103歳でこの世を去りました。それから毎年、この世を去ったはずなの大ばあちゃんが……お盆になると縁側に座っていたということを20年も経った今、教えてもらいました。
なぜ帰ってきていたのか……大ばあちゃんが現れた理由は「病弱だった息子を心配した母の愛」だったというのです。うちの母も親戚も、そう考えて納得している様子。しかし私には、もうひとつ気になることがありました。
実はヨシエおばさんがお盆に不思議な体験をしたのは、大ばあちゃんの件だけではないそうです。母が聞いた話によると……。
ある年のお盆、「涼しいうちにお墓参りを済ませておこう」と朝一番で墓地を訪れたヨシエおばさん。すると墓地の入り口で、帰ろうとする初老の夫婦とすれ違ったそうです。
ヨシエおばさんがすれ違ったご夫婦は、本当にお墓参りに来た人だったのでしょうか。ご先祖様の霊が、あの世から地上に戻ってくると言われるお盆。私たちには見えないだけで、実はご先祖様たちは、それぞれの思いを胸にこの世のあちこちにいらっしゃるのかもしれません。あなたは、お盆に不思議な体験をしたことはありませんか?
脚本・千永美 作画・ちょもす 編集・横内みか
【つぎ】の記事:【第一夜】わたしを睨むおばさん。あなたは誰……? #身の毛もよだつ恐怖の体験
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