友だちは多ければ多いほうがいい?変化する人と人との関わり方について考える
突然ですが、友だちはいますか? たくさん友だちがいる人もいれば、まったくいない人もいることでしょう。多くても少なくても関係ないと思っているものの、もしかするとSNSなどを見て友達の数について考えることもあるかもしれません。
『友だちが多ければ多いほどいいみたいな風潮があるみたいだけど、みんなもそう思う?』
投稿者さんの投げかけた問いかけ。みなさんは友だちの人数についてどう思いますか? 多ければ多いほどいいのか、なかなか難しい問いかけですね。
人生最後の瞬間、どれだけ悲しんでくれる人がいるかって大切?
『人生最後のときに、どれだけ悲しんでくれる人がいるかとか、そんなことが大切なのかな?』
友だちの数が多いことや、自分の人生最後のときにどれだけの人が悲しんでくれるのか。誰しも一度は考えたことがあるのかもしれませんね。投稿者さんは考えているうちに、友だちの数について疑問を感じたようです。みなさんはどう思いますか?
友だちの数は多いほうがよい人生なの?
友だちが多いからといってよい人生になるかどうかはわからないでしょう。友だちがいないからといって悪い人生なわけでもないはずだからです。しかし実際には、友だちの数は人生になんらかの影響を与えるのでしょうか。ママたちの考えを聞いてみました。
友だちの数は関係ない
『思わない。友だちが多い=承認欲求って感じの人もいるしね』
『思わない。でも大人になっても友だちが多いことでマウントを取ろうとしてくる人っているよね。くだらないなと思っている』
『大人になったら友だちなんか必要ないと思う。今まで子どものためにママ友付き合いをしてきたけど、感染症の流行で会わなくなったらいなくても全然平気だった。むしろなんであんなムダな時間とメンタルを使ってきたんだろうって思う。旦那と子どもさえいてくれたら十分幸せなんだってわかったよ』
投稿者さんの問いかけに回答を寄せてくれたママたちのほとんどが、友だちの数は関係ないと答えていました。たくさんの友だちがいることよりも大切なことがあるのかもしれません。家族や自分を理解してくれる友だちなど、数ではなく、関わる密度や濃度が人生に大きな影響を与えるのかもしれません。
大勢の知り合いより少数の理解者
『友だちより家族かな。死ぬときも家族に看取られればそれでいい。子どもたちの友だちも、人数より気の合った友だちができればいいと思っている』
『大切に想ってくれる人がいるかどうか。つまり生きているときに利害関係とかじゃなく、本当に心の通いあえる人間関係があったかどうかってことじゃないかな』
『ただの友だちより信頼できる人が1人でもいるほうがいい』
大勢の友だちがいても、そのなかの何人が自分を心から理解してくれるのでしょう。もしかすると大勢の人が理解してくれることもあるかもしれませんが、実際は違うのかもしれません。だからママたちは大勢の知り合いがいることよりも、家族や少数の理解者を求めているのではないでしょうか。
多様性が求められる時代になっているからこそ変化する感覚
『友だちが多いほうがいいって風潮はなくなって欲しいよね。広く浅く付き合いたい人や狭く深く付き合いたい人。1人が好きな人。いろいろなのにね』
『友だちが多いほうがいいって思う時代は終わりつつある。生まれるときも死ぬときも1人なんだから』
最近さまざまな局面で多様性について考える機会が増えたと筆者は感じます。そのなかで、友だちとのかかわりかたへの考え方も変化していってもいいのかもしれません。
ひとりが好きな人もいれば、大勢が好きな人もいる。友だちの数だけがなにかを図る指針になってしまうことは危険かもしれません。余計な争いやマウントの取り合いが起こってしまう可能性も出てくるからです。人は人、自分は自分でいいのかもしれませんね。
人生の終わりにどう感じるかと友だちの数は関係ない
『人生最後のときに幸せだったなあって自分が思えたらいいや』
友だちの数が多いことと、人生最後のときに幸せだと思えるかどうかはまったくの別物のようですね。時代の流れとともに、個を大切にする風潮が生まれています。だからこそ友だちが多ければいいという風潮も、少しずつ変化しているのかもしれません。
大切なことは友だちの人数ではなく、「誰とどのように人生を送るか」だと考えてみるのはいかがでしょう。ひとりでも大勢でも、友だちでも家族でも、大切にしたい誰かがいる人生はきっと幸せなものかもしれませんね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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