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<ダメママ?>【前編】朝起きられず布団からわが子を見送る毎日。朝食も準備できないくらい眠い

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みなさんは、きちんと睡眠がとれていますか? 子育てが始まってから自分のペースで眠ることができず、夜通しぐっすり眠ることを夢見るママもいることでしょう。今回ママスタコミュニティには、眠たくて眠たくて仕方がないママから、少し落ち込み気味な投稿が寄せられました。

『朝がすごく苦手なんです。小学生の子どもがいますが、子どもの朝ごはんの支度も見送りもできません。子どもは自分でちゃんと起きます。朝ごはんにパンを食べて、身支度や持参する水筒の準備もして登校します。そんな子どもを布団のなかから見送る日々。「このままではいけない」と早寝早起きをしてみましたが、結局2度寝、3度寝をしてしまい見送ることができませんでした。朝起きられない母親、どう思いますか?』

旦那さんは投稿者さんがぐっすり寝ている朝6時前には出勤してしまうそう。子どもの朝食の準備や見送りができない状況を知った旦那さんに叱られてしまったようです。

「頑張って起きようよ」厳しい意見が寄せられる

投稿者さんの朝の様子に、ママたちからは呆れた声が……。

『お子さんの朝ごはんの準備や見送りはできるようになろうよ』

『お子さんが忘れ物とかあったらどうするの? もう少し成長すれば、お弁当だって作らなきゃだよ?』

『せめて布団のなかからではなく、起きて見送りしてあげようよ。最悪朝ごはんの用意ができていなかったとしても、子どものそばにいてあげてほしい。子どもの気持ちは全然違うと思うよ』

『私も眠たいけれど、朝は頑張って起きるよ。お弁当や朝ごはん作ったり水筒の準備したり。あとは体操服や上履きなどのわかりやすいアイテムの忘れ物チェックまでやって見送る。お子さんはきっと寂しいと思うよ』

「きっとお子さんは寂しいよ」とママたち。限られた時間のなかで登校準備をしながらパンを食べ出発するであろうお子さん。パンだけではおなかが空いてしまうかもしれませんし、忘れ物も心配な年頃です。親の支えがまだまだ必要な時期でもありますよね。

子どもにもしものことがあったら……?

『窓からでもいいから見送りだけはやろうよ。ちゃんと見送りもしないで、もしも子どもが事故に巻き込まれて帰らぬ人になったとしたら後悔するでしょう? わたしの子どもは高校生だけど、姿が見えなくなるまで見届けないと気が済まない』

あまり考えたくはないのですが「あの会話が最後だった」と後悔したくないですよね。ママたちの「いってらっしゃい!」という言葉には「無事に帰宅できますように」という言葉も込められているのではないでしょうか。また子どものころの記憶を話してくれたママも。

『子どものころ、私が見えなくなるところまで母が見送ってくれていて嬉しかったのを覚えている。いつ振り返っても見守ってくれているという安心感があったから、私も子どもに同じように見送っている。些細なことかもしれないけれど、大切なことなんじゃないかな』

子どもながら見守られていた記憶がしっかりと残っていたようです。親となった今、改めて「あれもこれも親の愛情だったのか」と思うこと、ありますよね。

友達とのやりとりで世間との違いに気がつくのでは

『友達同士の会話で育った環境の違いに気づくかもね。友達からは「え、朝ごはん自分で準備しているの?」と。お子さんは「朝ごはん、お母さんが作ってくれるの?」と』

『大学生の息子の友達がうちに泊まりにきたとき、朝ごはんを出してあげたら感動された。お母さんに朝ごはんを作ってもらったことがなかったんだって』

自身のあたりまえが世の中のあたりまえではないことに気がついたとき、はたしてお子さんはどう感じるのでしょうか。

朝が苦手なママたちには、こんな理由が……

一方で投稿者さんと同じく、朝が苦手なママたちからの声も寄せられています。

『ずっと「朝が苦手」というわけではないんだけれど、うつ病になっちゃったときは全然起きられなかったなぁ。投稿者さんと同じく、子どもの朝ごはんも用意できず、見送りもできなかった。子どもが大人になってからうつ病だったことを明かしたら「早く言ってよ。あのときは最低な母親だと思っていた」と言われた』

体調が優れず、朝なにもできなかったというママも。お子さんなりに、他の家庭との違いを感じていたようです。

私の母が朝起きられない人でした

『うちの母がまさに投稿者さんと一緒だった。洗濯もしてもらえなかったから、今思うと毒親だったのかな。小学生のころから私も兄も、自分で朝ごはんを用意。母は布団のなかから「いってらっしゃい」だった。子どもながらに「専業主婦なのにだらしないし、どれだけ寝るんだよ」と思っていた。大人になった今、私も兄も母とは疎遠。仲良くないし関わりたくないと思っている』

『私の母はシングルマザー。私たち3姉妹を育てるために水商売の仕事をしていたんだけれど、夜中にお酒飲んで帰ってくるんだから朝なんて起きられないよね。私が登校するときも寝ていたよ。「危ないからガスコンロ使っちゃダメ」と言われていたから、レンジでチンしたソーセージとごはんを食べて登校していた。あとはお金をもらって近くのコンビニにパンを買いに行ったりしていた。高校では部活の朝練の前に、自分でお弁当を作ってから登校。大人になった今でもはっきり記憶に残っているよ。心のどこかで寂しかったからだと思う。夜は不在だし朝は起きてこないしさ』

「起きられない母」の子どもだったというママたち。ママにもさまざまな事情があったことと思いますが、子どもがどこか寂しい気持ちを抱いていたことは共通しているようです。自分の母を反面教師に、子育てに奮闘しているママの姿もありました。

子どもの友達の家でも

『うちの地域の中学は給食がないからお弁当。子どもの友達が毎日お弁当じゃなくてコンビニのパンなんだって。理由を聞いたら「母が朝起きない。代わりにお金を渡される」と言っていたみたい。成長期に毎日コンビニのパンだと、他人の私も心配になる』

「わが子の友達だからこそ、余計に心配になってしまう」とママ。お友達、お昼休みの時間が憂鬱でないといいのですが……。家庭環境もさまざまですが、朝が苦手なママは案外いるのかもしれませんね。しかしこのあと、ママと投稿者さんのやりとりで、驚きの事実が明かされることに……。

後編へ続く。

文・吉岡可奈 編集・Natsu イラスト・マメ美

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