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<死産の経験>死産した子が忘れられない。男の子が欲しいのに性別は女の子……【前編】

013_兄弟姉妹・一人っ子_なかやまねこ
「男の子がほしい」「女の子を育てたい」と望んでいたのに、希望通りの結果にならなくて落ち込んだことのあるママはいるでしょうか? 「子宝に恵まれただけでも幸せ」と頭でわかっていても、心にぽっかり穴が空いたような虚無感にかられることもあるようです。

『現在4人目妊娠中です。お腹の子は「女の子かな?」と言われています。男の子が欲しくてこの妊娠を最後と決めたので正直ショックでした。贅沢で高望みしていることはわかっていますが、それでも男の子が欲しい。理由は第一子の男の子を死産したからです。息子を忘れられないのです。もちろん娘たちはとても可愛いですし、元気に生まれて来てくれたことに感謝しています。でも心のどこかにポカンと空いた穴が埋まりません。お腹の中の子が失った息子ではないし、失った息子の代わりではありません。ただ「生きていたらこんな感じだったのかな?」と男の子を育てる経験をしたいのです。こんな風に思ってしまう自分がお腹の子に申し訳ない。「子どもは授かれただけで奇跡」という夫婦間の認識で、産み分けは行っていません。こんな男の子に対する気持ちにいつか折り合いがつけられる日が来るのでしょうか』

投稿者さんは死産を経験しています。その結果、死産した子どもと同じ男の子がほしくなり、男の子に固執してしまっている自分に悩んでいるようですね。投稿者さんは「息子さんの死を受け入れられていないこと」「男の子を諦めきれないこと」、二重に苦しめられているようにも見えます。このママのお悩みにママたちはどう答えたのでしょうか。

5人目に挑戦!夢破れたら孫に期待しよう

『5人目がんばれ! 4人目以降は5人も6人も大変さは変わらないみたいだよ。無理なら、孫に期待! 姉妹にはこれでもかってくらい男の子が産まれてくる傾向があるよ』

『多方面で余裕があるなら5人目を考えてみるのはいかがでしょうか? 抵抗があるかも知れませんが産み分けも取り入れつつ』

「余裕があれば5人目に挑戦してみては?」と激励するママもいました。男の子ほしさに5人目に挑戦するのは現実的ではないような気がしますが、5人目が無理なら「孫に期待する」といった声もありました。そうであれば2人姉妹でも3人でも4人でも、自分の夢を孫に託すことで折り合いをつけることができるかもしれませんよね。

孫に期待されて迷惑を被っているママもいる

『うちの義母なんて「男しか産んでないから孫は絶対女の子がいい!」と注文を付けてくるよ。さっさと諦めて』

逆に、男の子に執着した義母からプレッシャーを受けているママからは「執着心を捨てよ」といった声もありました。義母からのプレッシャーは受け入れ難いのかもしれませんね。ただ投稿者さんの場合、4人の実の娘さんを育てることになります。もし娘さんたちと良好な関係を築けた場合は、違う結果になるかもしれませんよね。ママのために「男の子を産んであげたいな」と思ってくれる娘さんもいるかもしれません。

性別の産み分け方法は100%ではない

『産み分けも100%じゃない』

『私も夫婦で1人目から女の子が欲しくて、1人目が男の子だったから2人目は産み分け。でも見事に失敗! 周りからは1人目頑張れって言われるけれど、夫が男の子の遺伝子しか持ってない気がしてきたし、女の子には縁がなかったと諦めるしかないなぁ。女の子2人の親になるのが夢だったけれど、こればっかりはね』

『私は逆に女の子が欲しかったけれど、兄弟になる予定です。産み分けもしましたが、男の子でした。1人目から女の子欲しかったです。女の子いるママがうらやましくてたまりません。姉妹とてもうらやましいです。3人目は考えていません。男の子の気しかしないからです。もうお腹も大きくなってきたのに、毎日毎日このコが女の子だったらどんなにHAPPYだったかと思う毎日です。なんで周りは女の子いるのに自分は無理だったんやろうと毎日思い、苦しいです』

男女の産み分け方を試して希望通りにならなかったママからも声が寄せられました。とくに最後のママは投稿者さん同様立ち直れていないようですね。もし投稿者さんが産み分けを試してうまくいかなかったら、もっと辛い心境になるかもしれませんよね。

さらに望み通りにならなかったママから続々と

『うちも3姉妹。元々女というのが苦手で男の子が欲しいと思っていたのに産まれなかった(もちろん娘たちは可愛がっているし大好きだけれど)。4人目チャレンジしたいけれど、金銭的には全然余裕ないから諦めるしかないんだよね。チャレンジすらできないから投稿者さんがうらやましい』

『うちは男の子が欲しかったけれど女の子。だからといって2人目チャレンジはしてない。最初から1人っ子でじっくり育てるつもりだったからね。端から見たら私は夢敗れ組だけれど産んでみたら女の子可愛いし、とくに我が子だから可愛いよ。気持ちの切り替えができるといいね』

同じく男の子が欲しかったママたちからも声が寄せられました。前者のママからは「4人目に挑戦できた投稿者さんがうらやましい」といった声が寄せられました。思い通りにならないからこそ執着してしまうことは往々にありそうです。さらに死産を経験されたママからはリアルな声が寄せられたので後編で紹介します。

後編に続く。

文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・なかやまねこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
男の子に対する執着心を何とかしたい