<元カノ婚約指輪を使い回し>結婚8年目の真実「2番目に好きな女と結婚できた、幸せ」【後編まんが】
前回からの続き。これは数年前の出来事です。私たち夫婦は現在結婚8年目。夫婦ゲンカもなく、平和で幸せな毎日が続いていました。しかし一昨日、元カノのために買った婚約指輪で私にプロポーズしてきたことが発覚。しばらく家庭内別居を続けていたある日、旦那が高額の現金を渡してきました。
明け方、薬と酒を大量に飲み自分で呼んだ救急車で運ばれたのです。
救急隊員に抱えられた旦那には意識がありました。旦那はスマホを放すまいと握っていましたがムリやり奪い取りました。まったく旦那のことを心配に思わない自分に、旦那への気持ちが冷めきっていることを確信しました。私は、勢いで奪ったスマホをすみずみまで見てやりました。
元カノとプロポーズ以来、連絡はとっていないと言っていたけど、年に数回定期的にやりとりしているではありませんか。それに絶交を約束していたはずの親友とは、変わらずやりとりしていて、「まあなんとかやり過ごすわ。心配かけてスマン」などと書いています……。反省の色などどこにもありません。
私は旦那のスマホの内容を見て、怒りが決心に変わりました。
嘘で塗り固められた信用できない人と、この先夫婦として家族として一緒に暮らすことなど絶対にムリです。過去は変えられない、未来もわからない、今が平穏ならそれでいいという意見もわからなくありません。でもそう簡単には気持ちを割り切ることはできませんでした。人としての尊厳が保てないくらい、傷つけられました。
病院から旦那は今日中に帰ると連絡がありました。
「私は迎えに行けないので旦那はタクシーに乗せてください」とお願いし、その電話で自分のためのタクシーを呼びました。
荷物をまとめ、息子の通う幼稚園に寄って、このまま実家に身を寄せます。
旦那と過ごした約10年間は、私にとって本当に穏やかで幸せな時間でした。つらいことや悲しいことがあっても、旦那といるから頑張れたし心強かった……。
でも、私の10年はなんだったのでしょうか。過ぎた時間は帰ってきません。いまは息子の存在が唯一の救いとなるような気がしています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・ちょもす 編集・横内みか