子どもたちが家を出た後をイメージできる?寂しくて仕方がないというママへのアドバイス
子どもが就職・進学をして家を出ることになると、なんだか寂しい気持ちになってしまうこともありますよね。これまで生活を共にし、一緒にいるのが当たり前だったわが子がいなくなることで、ときには心にぽっかりと穴が開いたような状態になってしまうことだってあるでしょう。今回ママスタコミュニティへ投稿をくれたママも、子どもが家を出たときのことを考えながらさみしく思うことがあるようです。
『16歳の息子と12歳の娘がいる。息子が大学進学で家を出ていくとしたら、あと3年。娘も数年後はきっと同じく家を出る。残りの人生は、40年以上あるだろうから、さみしくて仕方ないと思う。子どもに手を焼く時期は、最高の時間なのかもしれない』
投稿者さんのお子さんは16歳と12歳。上の息子さんはそろそろ進路が具体的になるくらいの年齢、今のところ大学進学を考えているようなので、進学先によっては家を出ることになりそうです。下の娘さんも息子さん同様に、高校を卒業すれば家を出る可能性がでてきます。となれば子どもと一緒に生活できる時間は、もしかしたらあとわずかなのかもしれません。子どもの成長には嬉しさがある反面、いつか離れる日を思うと寂しさも少なからずあることでしょう。他のママたちのなかにもきっと、子どもを送り出した経験のあるママや、いずれ子どもが家を出ることをわかっているママもいるはず。一体どんな気持ちなのでしょうか?
子どもが家を出る。ママたちはどんな気持ち?
寂しい気持ちでいっぱい
『わかるよー。高校生と中3の子どもがいる。下の子の塾や部活の送迎などで忙しいけれど、これがなくなると寂しくなると思う。上の子が中学生のときも、部活の見学や塾への送迎などであんなに親の出番があったのに、高校生の今は親の出番がゼロ。世話も焼かせてもらえなくて寂しい。これで1人暮らしをするようになったらつらい』
『私も投稿者さんと同じ! 寂しい! 子離れができないので、大学は県内でとお願いしてるよ(笑)。娘も今のところは「市内から出ないよ」と言っているけれど、都会の素晴らしさを知って出ていくんだよ、きっと(涙)』
『自分の親が亡くなったとき、戸籍謄本を見て同じようなことを思ったわ。自分が子どもの立場でだけどれね。昭和◯年父と母が結婚して、2人の戸籍ができた。1年後姉が生まれて家族3人の戸籍に。その数年後私が生まれ家族は4人に。ときが流れ、平成◯年姉が結婚して除籍、戸籍は3人に。その数年後私が結婚して除籍、結婚当初と同じ父と母2人に……。このあたりでちょっと泣けた。そして3年前、父が亡くなり除籍。母がたった1人の戸籍になった。「同じような流れを私も辿るんだろうな」と思って切なくなったよ』
子どもが中高生の場合、部活や塾の送迎など、ママと子どもが関わる機会は多くあります。他にも食事の用意や掃除・洗濯など、子どものためにしていることもたくさんあるでしょう。今は「ちょっと大変だな」なんて感じることもあるのかもしれませんが、いずれなくなると思えば、その大変さは今しか味わえないこと。実は筆者も4月に息子が進学のため、家を出ていきました。生まれてからずっとそばにいたわが子が家からいなくなるということは、思いのほか寂しくなってしまうことなのだとそのとき感じました。
「自由な時間ができる」と前向きな意見も
『縛られない自由な時間ができて嬉しいけれどね』
『少し前までは「寂しいだろな……、つまらないだろうな……」と思っていた。でも「巣立った後、自分の好きなように生きられる」と思うと、少し楽しみになってきた。私はシングルなので、自分が生きていけるだけの稼ぎでいいし、仕事以外の時間は全て自分のため。趣味を見つけてハマろうが、ダラダラしようが好きにしていい。今は「映画三昧な余生を送りたい」という考えが少しあるよ。ちょっと楽しみ』
子どもが家を出るということは、「子育てが一段落した」と考えることもできます。子どもに費していた時間を自分の時間として使えるようになれば、趣味に使ったり、のんびりとすごしたり、きっと楽しみが増えますよね? そう考えると子どもが家を出るというのは、さみしいことばかりではないのかもしれませんね。
遠くから見守ってあげるのも愛情!ママたちからのアドバイス
『過保護すぎだよ』
『逆に家にずっといるのも心配でしょ? 子どもが50~60歳になって家にいたとして、それで投稿者さんも子どもも幸せなのかを考えてみたら? 本当に愛していたら、遠くから見守ってあげるのも愛情だよ』
なかには投稿者さんの考えを「少し過保護では?」と感じるママもいました。タイミングは違えど、いずれ子どもは自立をして旅立っていくもの。親の手を離れて自分の力で生きようとするのは、立派な成長の証ととらえることもできます。遠くから見守ってあげる愛情、そんなふうに考えると新しい親子のかたちが見つけやすいのかもしれませんね。
旦那さんと2人きりの生活を憂鬱に思うママ、楽しみにするママ
『旦那と2人なんて気分が悪すぎる』
『旦那と2人なんて地獄なんだけれど』
子どもたちが家を出てしまうと、旦那さんと2人きりになる人も多いのではないでしょうか? 子どもが離れること以上に、旦那さんと2人だけの生活を憂鬱に感じる意見もありました。筆者の知人にも、子どもが家を出て旦那さんと2人の生活が始まった人がいるのですが、家の中がびっくりするくらい静かになってしまったそうです。「今まで子どもがいたことで会話が生まれていたとことに気づかされた」と話していたのが印象的でした。会話がなく、なんとなく張り詰めた空気……できれば避けたいものですね。しかしその一方で、旦那さんとの2人だけの生活を楽しみにしていたり、すでにそんな日々を送っていたり、前向きな話もありました。
『子どもが巣立ったら旦那と旅行をする。楽しみだなー』
『うちはもう子どもたちが家を出たけれど、子育てをやり切ったから寂しさはないな。むしろ夫と2人でのんびりしてる今の生活が楽しいよ』
今までなかった2人ですごす時間がたくさん増えるので、旅行をしたり、食事をしたり、もしかしたら新婚のような生活ができるようになることもあるのかもしれませんね。
子どもが家から出るのは成長した証、決してさみしいことばかりではない!
『子どもが巣立つのは、立派に成長したということだし、嬉しいと思う。育児を頑張った証拠かなと思う』
今回ママたちからは共感やアドバイス、経験談などさまざまなコメントが寄せられました。筆者が考える「子どもが家を出る」ということは、ひとりで生活ができるくらいまで育ったことだと思っています。先ほど少しだけ家を出た息子の話をしましたが、見送ってから筆者は「子育てが一段落した」と安堵したところがありました。最初はやはり「食事は大丈夫なのか」「やりくりはできているのか」など、心配が尽きませんでした。しかし子どもはいざ1人ですごすとなれば、それなりにきちんと生活ができていくものなのです。一方親である筆者は、作った料理を1人分余らせてしまうなど、子どもがいたときの生活が抜けない部分が多々ありました。洗濯物の量が目に見えて減ったり、お米の減りが遅くなるなど、さまざまな変化に気付き、さみしい気持ちを募らせることも……。
しかし今はそのような状況を乗り越え、「子どもも遠くで同じように毎日をすごしているだな」と応援する気持ちが芽生えてきました。投稿者さんが先々のことを寂しく思う気持ちは十分に理解できます。そして子離れには寂しさがあるのも事実です。しかし子どもが自立することを喜び、自分の自由な時間をどう楽しんでいくかを考えていくと、離れるまでの時間や離れてからの時間が、さみしいだけでない有意義なものになっていくのかもしれませんよ。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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