最近の子どもはお菓子を食べない?「食べる派・食べない派」それぞれの実態とは
幼稚園や学校から子どもが帰ってくると「まずはおやつの時間」というご家庭は珍しくないでしょう。お昼の時間が早かったり、給食やお弁当の量が少なかったりと理由はさまざまでしょうが「お腹がペコペコ!」で帰宅するお子さんもいますよね。そんなおやつの時間に皆さんはどんなものを用意していますか? 「おやつ=お菓子」と考えがちですが、ママスタコミュニティにはこんな投稿が寄せられました。
『最近の子どもって、お菓子をあんまり食べなくないですか? みなさんのお子さん達はどうですか?』
投稿者さんのお子さんはお菓子をあまり好まないのでしょうか。それとも、周りにそういうお子さんが多いのでしょうか……。この投稿だけでは詳しいことは分かりませんが「もしかして、最近の子どもはお菓子を食べない?」という疑問を抱いているようです。この投稿を受けて、ママたちからそれぞれのご家庭の実情が報告されました。
お菓子よりもご飯や果物が好き!
『果物が好きだから、お菓子はあまり食べないかもね』
『確かにうちの4歳はほぼフルーツ。お菓子はあんまり食べないから買ってない』
『うち、おやつは塩むすびをよく食べる。お菓子は食べない』
投稿者さんの「もしかして……」の予想はズバリ的中、お菓子を食べないお子さんは存在するようですね。このタイプのお子さんは「おやつ」を食べないのではなく「お菓子」を食べない派のよう。間食はお菓子ではなく果物やおにぎりで済ませるという、ある意味健全な食生活をしています。「食べないのだから、お菓子は買わない&用意しない」というコメントにも納得です。
おやつ抜き、少量でも満足する子どもたち
「お菓子は食べるけれど、それほど執着しない」という子どもたちもいるようです。
『食べる? って聞くと食べることもあるけれど、自分から食べたいって言うのは月に1~2回くらい。お菓子に興味がないみたいで、一緒に買い物に行っても私が促さない限り、お菓子売り場には行かない』
小さな子どもと一緒の買い物では、お菓子売り場の前で「買って買って」攻撃に頭を悩ませるママも少なくないでしょう。そんなママたちからすると「親が促さないかぎり、お菓子売り場に興味がない」というのは羨ましいかぎりかもしれませんね。けれど、どうやらお菓子要求で騒がないのは、ママが「きちんとしつけている」からではなく、単にお菓子に興味がないだけかもしれません。
『うちの小1男子もそんなに食べない。誰かに「あげるよ~」って言われても、いらなければ断るし、習い事のあとのお菓子交換にも参加しない』
習い事でのお菓子交換や、子どもが集まる公園などでのお菓子交換はよく見かける光景です。そんななかでも「食べたくなければ断る」「お菓子交換には参加しない」という潔いお子さんもいますよね。
『うちの子だけかと思ってたら、みんなもそうなんですね。小2男子、チロルチョコ1個や飴1個で満足してる』
『年長だけど少しで満足するね。ジュースがあっても飲まないから賞味期限切れで破棄することになるし、買わなくなった』
『あまり食べない。周りで食べていてもがっついたりしない』
お菓子欲求の少ないお子さんにとっては、周囲が食べていようが、その場で食べられないことがあろうが、さほど気にならないことなのでしょう。「がっついたりしない」というように、お菓子に執着することもなさそうです。
お菓子よりも優先したいことがある!
「お菓子よりも優先したいことがある」という理由で食べないお子さんもいるようです。
『出せば食べるけど出さなきゃ何も言わない。それより早く宿題やってゲームの時間を確保するのに必死』
『お菓子よりゲームやスマホ優先』
寸暇を惜しんで「ゲーム」や「スマホ」がしたいのでしょうか。その姿が健全か? と問われると迷ってしまうところでもありますが……。
いやいや、お菓子大好き!ですよ
もちろん、お菓子を食べないお子さんばかりではありません。「我が家の子どもはお菓子大好きです!」というコメントを寄せたママたちもいます。
『小5の女の子だけど、学校から帰ってきたら「ただいま」を言う前に「お腹すいた! おやつ食べよ~」だよ』
『毎日学校から帰ってきたら食べてるよ』
『食べるよ~。おやつ楽しみに小学校から走って帰ってくる(笑)』
おやつを楽しみに走って帰ってくるお子さん、「ただいま」より前に「おやつ食べよ」というお子さん等々、子どもらしい光景が目に浮かぶようです。
『お菓子大好きだよ~! 手作りのお菓子が好きみたい』
ママ手作りのお菓子は格別の美味しさなのかもしれませんね。
個人差が大きいよう
『息子は幼少期からお菓子はほとんど食べない。娘はなんでも大好き』
『うちの長男がそんな感じ。チョコしか食べない。いつも数を決めて食べてる。次男は何でも食べるけどね。兄弟でこんなに違うんだって思う』
『上は全然食べないけど、下はすごい食べるし執着心が半端ない』
『上はあれば食べる。真ん中はほぼ食べない。下はよく食べる』
どうやら同じ家庭のなかでも、お子さんによってお菓子に対する「熱量」は違うようですね。投稿者さんは「最近の子どもは……」と一括りにしていますが、やはりそこは個人差が大きいようです。
「お菓子」は食事に差し障りのないように大人が工夫を
お菓子は大人にとっても楽しく美味しい魅惑的なものでしょう。食べすぎることがなければ、心も体も満たされる「ご褒美」にもなり得ます。ただし、
『年中児の娘はお菓子大好き! ご飯食べずにお菓子を食べたいとばっかり言ってる』
というお子さんのように、お菓子が大好きなあまり食事を疎かにしてしまう、ということは避けたいところです。
筆者にも経験がありますが、子どもはどんなに「お菓子は食事に影響しない程度の量にしようね」と言い聞かせても、食べたいだけ食べてしまうことが少なくありません。本人は「調整したつもり」なのかもしれませんが、小さな子どもは自分の満腹量も分かりませんし、食事の分だけ胃袋を空けておこう、などとは考えられないものです。そう思うと、お菓子を与える大人側が食べさせる量を調整する必要があると感じます。「もっともっと」の要求には「ご飯が全部食べられたら、食後に食べようね」と声をかけることで、お菓子の食べ過ぎを防ぐこともできるでしょう。
お菓子の好きなお子さんも、そうでないお子さんも、適した時間に適度な量を食べて「おやつ」の時間を楽しめると良いですね。
文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・マメ美
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