ピアノの習い事、子どもにいつまで続けさせる?迷ったときに考えたいこととは
子どもの習い事について、始めることを悩む場合もあれば「いつ辞めるか」を悩む場合もあるでしょう。あるママがママスタコミュニティに「ピアノの習い事をいつまで続けさせるか」の相談を寄せていました。
『そろそろ塾も視野に入れていて、趣味程度だしピアノ(辞めても)いいかなと思っているんだけど、皆さんどんな感じですか?』
アンケート形式で投稿されたこのトピックに、ママたちからはさまざまな考えが寄せられています。
小学5年~6年・中学1年~2年ごろに辞めたor辞めさせるつもり
僅差ではありますが、最も得票数が多かったのは「小学5年~6年」と「中学1年~2年」でした。
小学5年~6年
『塾やらスポーツやらの習い事が増えて忙しくなったから辞めた』
『小学5年~6年ぐらいで辞めさせようと思う。今のところピアノが楽しいらしいので継続中』
『勉強に重きを置く前に辞めた。正直、ピアノ何かの役にたったかな……? と疑問』
『私は小学校卒業と同時に辞めた。娘はわからない。本人に決めさせようと思っている』
小学校高学年ともなると、塾に通い出す子もいるでしょう。また数年間ピアノのレッスンを続けている場合、「ピアノを弾くこと」との相性もわかってくるころではないでしょうか。ピアノは、レッスンの時間だけ真面目にやっていれば上達するものではありません。自宅で練習する時間が必要ですよね。自宅での練習が負担にならず楽しめるかも「レッスンを続けるかどうか」の判断材料にできそうです。
中学1年~2年
『自分自身、理由は覚えていないけど、レッスンの時間になっても行きたくなくて、時々ずる休みするようになった。中学1年の頃。ちょうど塾通いも始めるタイミングで辞めました』
『クラブが忙しくなったから仕方なく辞めた』
『私は嫌で嫌でしょうがなかったのに、先生が家の向かいだったから辞めたいと言えず。年子の姉が受験を理由に中学3年になるときに辞めたので、「あ、私もそうしよう」と明るい未来が見えたのをよく覚えている』
『1人目、年中から始めて中学2年になったときに辞めた。2人目、年中から始めて中学2年まではやらせる予定』
『コンクールのために頑張っていた部分が大きいけど、最近は新型コロナウイルスで映像審査が多いからモチベーションが下がっている。音楽大学を目指しているわけじゃないから、中学になって部活を始めたら難しいかなと思っている』
中学生ともなると学校の部活動で忙しくなってきますね。「ピアノを弾くことが好きかどうか」を子ども自身がしっかり自覚できる年齢でもあります。子ども自身が「辞めたい」あるいは「続けたい」と言い出すかもしれません。受験や進学に関係なく、世界的な感染症のまん延によりピアノへの情熱が薄れるパターンもあるようです。
中学3年から高校1年ごろに辞めた。理由は?
『小学1年から中学3年まで。高校進学を機に辞めた』
『4歳から習ってて、中学卒業と同時に辞めた』
『娘の話だけど、中学3年の11月まで。合唱コンクールが11月にあったし、そこからは受験勉強ラストスパートだし、ちょうどそこが区切りだから辞めると前から話し合っていた』
『私のことだけど、高校生になってからバイトしたくて辞めたかな! あと遊ぶの楽しくてピアノが面倒になって辞めちゃった』
義務教育が終わる中学3年ごろは、「受験のため」に習い事を辞める子どもが少なくないのでしょう。受験を乗り越えて高校生になったとき、やりたいことが出てきたために辞めるパターンもありました。子どもの世界が新たに広がったときは、今まで手にしていたものを整理するタイミングなのかもしれません。
辞める・続ける、それぞれの理由とは
ここからは「その他」で投票したママたちのコメントを紹介します。
『ピアノが好きで、弾いている時間が良いストレス発散になっていた。レッスンは週1回だったけど、自主練ってことで毎日1時間は弾いていたよ。おかげで受験のストレスも抱えることなく、大学受験まで突破できた。ただピアノ習って良かったって言えることは、趣味としてのストレス発散以上のものがないのも事実』
『上の子たちは結婚したら辞めるって言っている。真ん中は一生続けるらしい。私は出産してから通えなくて辞めた。月1万円ちょっとでプロに個別レッスンしてもらえるなんて、コストパフォーマンスが良すぎる。発表会は本当に気持ちいい』
『私が、趣味程度だけど大人の今も弾いている。高校受験で中学2年の夏終わりくらいで辞めた。そのあと高校卒業後に別の先生について、5年やって引っ越しで辞めて、そこからは習っていない』
ピアノが好きなら、レッスンを続けることにこだわらなくてもよさそうです。また、たとえ一度レッスンを受けることを辞めても、自分のタイミングが整えばまたレッスンを始める選択もできますね。
ピアノを弾くことが好きなら「レッスン」にこだわる必要はない
子どもの人生にはピアノのレッスンよりも一時的に優先しなければいけない、勉強や受験というハードルがたびたび登場します。そのとき子どもに「ピアノを弾くことが好きかどうか」を聞いてみるのはいかがでしょうか。「好き」なら勉強や受験があり、一時的にレッスンを辞めても再開する選択肢がありますよね。残念ながら「ピアノを弾くことが好きではない」となったら、子ども本人とピアノとの相性が良くなかった、との判断になります。
趣味としてのピアノの楽しみ方も人それぞれです。たとえレッスンを辞めても、自宅にキーボードやピアノがあれば「演奏すること」は引き続き楽しめるでしょう。レッスンを続けることそのものにこだわる必要は、ないかもしれませんね。
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