金賞を取った息子は放置され、赤ちゃんばかり……。寂しそうだけど、仕方がない？
今回ママスタコミュニティにはいとこの誕生により、わが子が寂しい思いをしているとの投稿が寄せられました。
『小学4年生になったうちの息子。弟夫婦に赤ちゃんが産まれてから、少し寂しい思いをしているらしい。私の両親からしたら私の息子が初孫で、弟夫婦の子どもが2人目の孫になります。実家で弟家族と両親、私たち家族でお昼を食べたときの話です。息子は自分の描いた絵が市のコンテストで金賞をとったと、おばあちゃん（私の実母）に伝えるのを楽しみにしていました。息子がおばあちゃんに「僕の描いた絵が金賞を取ったんだ！」と伝えたところ、「あらそう～、すごいわね」と言っただけで、すぐ赤ちゃんに夢中になってしまったそう。「スマホの画面に絵の写真も用意していたけど、見せられなくて残念」と。かくいう私も正直、赤ちゃんに夢中になっていて息子が寂しい思いをしたのには気づかず……。もちろん息子には私からフォローをしたけど、もう仕方がないよね？ 久しぶりの赤ちゃんって、やっぱりフィーバーになってしまうし。息子も「赤ちゃんってかわいい」と言っているけど、寂しく感じたらしい』
「自分の絵が金賞を取った」とおばあちゃんに報告するのを楽しみにしていた投稿者さんの息子さん。しかしその場にいた大人は赤ちゃんに夢中で、息子さんは寂しい思いをしたのですね。わが子には悪いことをしたけれど、赤ちゃんはかわいいし、みんなが夢中になってしまうのは仕方がないよね？ と問いかける投稿者さん。この投稿に対してママスタコミュニティのママたちからは、どのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
赤ちゃんのかわいさには誰も勝てない
まず寄せられたのは、赤ちゃんのかわいさに対するママたちの白旗コメントでした。
『仕方ないよ。赤ちゃんのかわいさは特別』
『そりゃあ、小さい子のほうがかわいいから仕方ないよね』
『赤ちゃんのパワーってすごいよね。みんな夢中になるもの。こればかりは仕方がないよ』
『仕方がないね。息子さんにも夢中になってくれたときがあったわけだし、順送りだよ』
赤ちゃんのかわいさには誰もが夢中になる、とママたち。小さいだけでも十二分にかわいいのに、抱っこされている姿やスヤスヤ眠る姿もなんとも愛らしいもの。ママたちに限らず、大人が目をハートにして赤ちゃんを見つめる光景が目に浮かぶようですね。赤ちゃんの時期はあっという間に過ぎてしまうので、その間だけのかわいさが尊さをより引き立てているのかもしれません。ママたちのいうとおり、赤ちゃんのかわいさに誰もが夢中になってしまうのは仕方のないことなのでしょうか？
投稿者さんにできることはなかったの？
赤ちゃんのかわいさの前には、誰もが夢中になるのは仕方がないことだとしましょう。しかし投稿者さんまでもが、赤ちゃんに夢中になってしまったことに対してコメントが集まりました。
『投稿者さんまで赤ちゃんに夢中になっていないで、自分の子どもを中心にしたら？』
『赤ちゃんをかわいがるなら投稿者さんの息子さんも一緒に、とか。自然と誰かが気を配るべきだと思うけど』
投稿者さんの息子さんには今回、おばあちゃんに賞を取った報告したいとの明確な目的がありました。そのためにスマホに絵の画像まで用意していたのです。となれば投稿者さんは、息子さんの意向を把握していた可能性もあります。自分が赤ちゃんに夢中になるよりも先に、息子さんの気持ちを優先してあげてもよかったかもしれませんね。
『実母なら経緯を説明して、あらためて写真を見せて褒めてもらうのはどうかな？ みんなが赤ちゃんに夢中になるのもわかるけど「小学生だからガマン」とか「仕方がない」とかじゃないよ。金賞なんてすごいことじゃん！ これからの意欲にもつながるだろうし、寂しい思いをしたならなおさら、褒めてあげて』
『実母なら相談したらいいのに。寂しがっているから、少しかまってあげてって。おばあちゃんだって初孫はかわいいだろうし、そう言われたら頭の隅に入れておいてくれるでしょう』
赤ちゃんのかわいさを前に、つい息子さんの意向を二の次にしてしまった相談者さん。義母に対して何かをお願いするのは気をつかいますが、実母になら気兼ねなく希望を伝えやすいですよね。「そういえばこの前、実家に行ったとき息子がね……」と事情を話せば、実母も息子さんの快挙を喜んでくれるのではないでしょうか。
息子さんの人生勉強になったのでは？
赤ちゃんのかわいさには何者も敵わないとはいえ、投稿者さんは息子さんに寂しい思いをさせてしまったと反省したようです。いっぽう今回のできごとは、息子さんにどのような影響を与えるのでしょうか。
『初孫なら今までさんざんかわいがられただろうから、むしろここらへんで現実を教えるいい機会』
『いやいや、小学生ならガマンでしょ。今までひとり占めしてきたんだから。「昔はあなたもこうだったんだよ」って一緒にかわいがるしかない』
『投稿者さんの息子さんは、赤ちゃんをかわいいって言っているんだし、その場でふてくされていたわけでもなさそうだし。わがままでも幼くもないと思うよ。大人だってある感情だよ』
『ちょっとわかるな。仕方ないんだけど寂しいよね。だけどいい経験になると思うよ』
『金賞おめでとう。誰も悪くないんだけど、息子さんは小学4年生まで愛情も注目もひとり占めだったから、余計にショックだったかもしれないね。息子さんも仕方がないことだって頭ではきちんと理解しているだろうし、投稿者さん夫婦にたくさんフォローしてもらっているから大丈夫だよ。今度、弟さん夫婦の赤ちゃんと重ならないタイミングで、おばあちゃんに金賞の絵をじっくり見てもらう時間が作れるといいね』
息子さんは初孫として生まれ、今まで両親のみならず祖父母からの愛情も一身に受けてきたのでしょうね。生まれたいとこに注目が集まったことへの戸惑いや、自分が取った賞に対して祖母の反応が薄かったことも拍車をかけたのかもしれません。自分への注目が薄れていくことは、大人であっても寂しさを感じるもの。今回のことで息子さんは人生における勉強をした、と前向きに捉えてもいいのではないでしょうか。
投稿者さんは息子さんが寂しい思いをしたことに気づいてフォローをしているようですし、賞について実母に伝える機会は今後もありそうです。「かわいがられている赤ちゃんを見ると、あなたが生まれたときのことを思い出すよ」と、投稿者さん自身の気持ちをそのまま伝えてみてはいかがでしょうか。家族や親戚みんなにかわいがられている赤ちゃんを見て、自分が同じように愛されてきたことを息子さんが理解できれば、今回の寂しさは和らいでいくかもしれません。すばらしい賞を受賞できたと褒め、息子さんが前向きに物事を受け止められるよう寄り添ってあげてくださいね。
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