<私はモンペ?>「違うクラスに出来ませんか……」娘のクラス替えに口出しするママ【後編】まんが
前回からの続き。2年生になってから同じクラスになった娘とマリコちゃん。マリコちゃんは毎日「あの子と遊んじゃダメ」「明日の休み時間はこの遊びをして」「手紙の返事は絶対書いてきて」など、命令めいた口調で娘に言うようです。その話を聞いているうちに、だんだんと腹が立ってきました。娘は親の目から見ても、素直でいつも笑っている優しい子です。でもマリコちゃんの話をするとき、最近は表情が険しくなります。私は「マリコちゃんは娘にあんまりいい影響与えないときもあるな……」と正直思ってしまいました。
面談が終盤に差しかかり、 先生に「他に何かありますか?」と言われ、思わず……。
娘とマリコちゃんとのエピソードを話すと、先生は「言ってもらって助かりました。クラス替えについて絶対のお約束はできませんが、配慮はします」と答えてくださいました。娘の言うことが100%正しいとは思いませんし、低学年同士のことなので、何か深刻な問題があるわけではないとは思っています。
以前、入学前に「クラス替えに口出しする親がいる」というのを聞いたとき、「そんな人いるの!?」と驚いた記憶がありました。それなのに、「まさか自分がそれをいう立場になるなんて……」と自分でも驚いています。わが子が当事者にならないとわからない気持ちがあるものだと思いました。いまだに「私はモンペ(モンスターペアレンツ)と先生に思われる? 言うべきではなかったか?」という自分もいる一方で、「言っておけばよかった」と後から思うくらいなら、「言って良かった」と思う自分もいます。正解はわかりません。娘は新クラスではマリコちゃんと離れ、新しい仲間たちと楽しい学校生活を送っているようです。
子どもにとって、様々な価値観を持つ子との関わりも大切な学びだと思います。しかし1人の子に振り回されて学校生活が楽しめないくらいなら、まずは先生が学校に話してみて、都度、解決策を見出すのもひとつかと思いました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・松本うち 編集・荻野実紀子