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【後編】何もしてもらえない「母の日」が虚しい。切なさの矛先は子ども?旦那?

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母の日に感謝の言葉ひとつも貰うことができないママたちから、切ない叫びが寄せられました。子どもは自分が育てたようにしか育たない……とは言っても、「いつもありがとう」の一言くらい言えないものかとママたち。するとその怒りの矛先は、次第に旦那さんへと向けられます。あれ? 旦那さんは「夫」であってママたちの「母」ではないはずだけど……? 果たして旦那さんの役割とは?

「母の日」に対する子どもの対応は旦那さんの影響大……?

『こういうのは、旦那が子どもに言わないと子どもはわからないよね~』

『旦那の役割が大きいよね。子ども小さくても、旦那さんが一緒にお花やら買ってくるうちの子どもは、大きくなってもちゃんとプレゼントをしているような気がする』

『本当にそれ! まだ6歳だからしょうがないけど、「母の日知ってる?」って聞いてもハテナだったわ』

「母の日」とは「お母さんに感謝を伝える日」です。小さい子どもは「母の日」と言われてもピンとこないでしょう。大人がしていることの背中を見て、子どもは覚えていきます。前編で「子どもは育てたようにしか育たない」とありましたが、母の日にお母さんに感謝を示すことを「教える」のは、旦那さんの役割なのかもしれません。

『ホントだよね。とはいえ旦那に「子どもたちに母の日をお祝いするよう言って!」なんて伝えるのも情けなくなってくる』

旦那さんが自分で気がついて行動してくれるのが一番ですが……。それができるか否かは、選んだ「旦那さん」次第というところでしょうか。

『子どもが将来奥さんにこんな感じにならなきゃいいなと思うばかり』

とくに息子さんをお持ちのママたちは、将来お嫁さんに同じ思いを味わわせないように、伝えるべきところはしっかりと伝えていこうと自身を振り返ります。

『気の利かない旦那、こんな調子なら隠し事もできないだろうと前向きに思うことにした』

「気が利かない」も、ある意味「信頼」に繋がるのかもしれない……と、思うようにしましょうか。

ところで「父の日」や「こどもの日」は……?

一方で、こんなコメントがありました。

『父の日に子どもと一緒に旦那に何かしてあげていたとしても、母の日に何もしないの? 子どもや旦那は』

「母の日」に何もしてもらえないと嘆くママたちは、父の日やこどもの日にはどうしているか? と、あるママが疑問に持ちます。それに対し、ママたちは……

『お父さんありがとうって手紙書くように言って、家でステーキとか作るよ』

『毎年父の日を子どもたちと一緒に大切に過ごしているのに、母の日にありがとうの一言すらないなんて、子育てと旦那の選び方を失敗していると思うわ』

『旦那が何もしないのは別に良いけど、毎年父の日の献立を気にしてるのは腹立つ。母の日に何もしないのになんで父の日に期待をしているんだ? 母の日はなんかモヤモヤする』

「父の日」はそれなりに感謝の気持ちを示しているママのコメントが多く、ますます「してもらうだけ」の旦那さんに一言申したい気分になりますね。

『そうなるよね。この悔しい気持ちのまま父の日なんてできないわ。こうやって冷めていくのかな』

『だから父の日もなんもしない(笑)』

父の日よりも母の日の方が先にある分、自分がしてもらえなかったことは、相手にも素直にしてあげられなくなる気持ちも分かります。それを「心が狭い」と言われてしまうと、なにも言い返せないのですが……。

こうなったら自分のご機嫌は自分でとろう!母の日は何して過ごす?

『はい。今やけ酒飲んでる』

『自分で買ったよ、エプロン(泣)』

『なにもないから、1人で回転寿司に行ってきた』

『カードで勝手に好きなものを買ってます。SELF母の日』

『誰も何もしてくれないから自分で花を買って飾って癒されていたら、「それいくらしたの?」って旦那と子どもに聞かれてイラついた。綺麗だね~じゃなくて値段。しかも「高いね、肉買えばいいのに」って言われたし。何もしないんだから黙ってて!』

誰かに感謝されることを期待していると、それが叶わなかった分イライラも積もります。だったら自分の機嫌は自分でとった方が良い! と潔いママたちのコメントに、なんだか救われる気がしますね。SELF母の日……に、家族が気づいてくれることが一番なのですが(涙)。

虚しいけれど……いま一番大事なことってなんだろう?

『母の日、父の日、敬老の日、大人の誕生日など? キリがないからやらないよ!』

 『母の日なんて、ビジネスだからなくてもいいんだよ。大事なのは日ごろ』

いろいろ思うところはあるにしても、「母の日」「父の日」といった記念日はあくまでも「キッカケ」であり、本当に大切なことは目の前にある……というごもっともなコメントが届きます。

『私は、とにかく家族が元気で朝起きて普通に笑ったり話したりしているだけで、十分母の日のありがたい気持ちになります』

『私も! 母の日なんもない~と落ち込んだけど、3歳の娘の横顔を見て「可愛すぎてこの子がいて幸せ!」と思っていたところ(笑)』

『実母に愚痴ったら「子どもたちが元気なんでしょ? それが一番の孝行、母の日に子どもたちの笑顔に囲まれて幸せよ。私は今ひとり身だしそれをより強く感じる」って言われて、反省しながら電話を切った』

『そんなふうに思えたら、本当に特別なモノはいらないよね。当たり前のことになってる平凡な毎日って、本当にかけがえのない日々なんだよね。これからも1日1日大切に、家族と過ごそう!』

前向きに気持ちを切り替えることはなかなか難しそうですが……。しかし情勢が不安定な現代だからこそ、家族が元気でいてくれる毎日に目を向けると、ありがたみを感じることができますね。

世のお母さんたち、いつもお疲れ様です!

『母の日スルーはうちだけかと思ってたけど、なんか救われた』

『世の中のお母さん! いつもご苦労様』

『ここのコメント読んで救われたわー。ここにいる母のみなさま本当にお疲れ様!』

母親業は、毎日が目まぐるしく大変です。そのなかでも特に報われない気持ちになってしまうのは「やっていることを当たり前と思われてしまう」ことではないでしょうか。しかし見方を変えれば、家族が元気で過ごせる毎日を「当たり前」に思ってしまう自分もまた、家族の考え方と似ている部分があるのかもしれません。

“当たり前”を過信しない」。母の日、父の日に限らず、生きていくうえで大切なことなのだな……と考えさせられた投稿でした。最後に、こんなほっこりするコメントを。

『私「今日何の日か知ってる?」
子「ハハの日!」
私「知ってたんか」
子「しっかり磨いた!」
たしかに毎食後、歯磨きしてた……。なんでやねん!』

やはり小さな子どもにはしっかりと「母の日」を教えておく必要がありそうですね(笑)。

 

文・渡辺多絵 編集・しらたまよ イラスト・めい

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