子ども同士のトラブルで謝罪の際に渡された「お詫びの品」。受け取るor受け取らない、そのワケは?
子ども同士のトラブルは、どれだけ大人が目を光らせていても起こってしまうもの。起きてしまったことは仕方がないことですから、繰り返さないようにきちんと対処をしなければいけませんよね。繰り返さないように反省をするためには、まずは謝ることが大切ではないでしょうか。
『子どものトラブルがあったとき、お詫びの品物って受け取りますか?』
子ども同士で解決できればいいのですが、状況によっては相手の方が家まで謝罪に来られることもあるでしょう。そのようなとき、「お詫びの気持ち」として相手の方が「お詫びの品」を持参されたら、皆さんはどのように対応しますか?
持参されたお詫びの品、どう対応する?
『幼稚園や学校内でケンカをして相手から手が出たり、なんらかの理由でわが子の私物を壊されたりなどして起こったトラブル。先生を介して解決している場合でも、口頭での謝罪以外に何かしらのお詫びをされる親御さんも多いと思います。
皆さんは、相手の親がお詫びを持って来られたら受け取りますか? 実際に経験された方はどのように対応されましたか?』
子ども同士のトラブルが起こり、謝罪に来られた保護者からのお詫びの品を受け取るかどうか。お詫びの品を受け取る立場になってみて、はじめて気づくこともあるのかもしれませんね。もし自分が同じ立場になったらどうするのか。ママたちの声を参考にしながら一緒に考えてみてください。
お詫びの品は受け取らない
ママたちから寄せられた声には「受け取る」という声が目立ちました。しかしあえて「受け取らない」と答えたママの声から先に紹介しましょう。
『今は連絡先を教えていいか先生から聞かれるよね? そのときに、「子ども同士のことなので、子どもがお互いに謝って仲直りをしたならそれでいいです。相手の方には謝罪は結構ですから、これからも仲よくしてやってくださいと伝えてください」と、謝罪自体を私は断る』
『うちの子がケガをして手術と入院をするハメになったことがあるけど、故意じゃなかったからお断りしたよ~。親子ともども大好きなお友だちだったし、申し訳ないくらい謝ってくれたから。いつうちが逆の立場になるかもわからないしね』
トラブルが起こった際、両方の保護者に連絡はするものの、保護者同士が直接連絡を取り合わないケースもあるようです。個人情報の取り扱いに細心の注意を払うようになっているからもあるのでしょう。先生を介したやりとりで済むのであれば、必要以上の謝罪を辞退することで問題解決を長引かせずに済むとも考えられそうです。
相手のお子さんやご家族との関係性、トラブルの大小によっても、お詫びの品を受け取るほどではないと考え辞退するケースもあるのかもしれませんね。
ムダにしてはいけないから受け取る
『品物とかを持って来たってことはもう買っちゃっているってことだし、断ったところでムダになるだけかなと思うので、とりあえず受け取る』
『謝罪があれば基本的にはもう気にしないけど、相手がわざわざ持ってきたのなら受け取るよ。逆にこちらが悪い場合、謝罪で解決していても、とりあえず菓子折りは持って行くようにはしている』
『菓子折りを渡されたとき、「いらない」って言ったけど、わざわざ買ってきてくれたものだからと思いなおして受け取った』
お詫びの品をと持参された場合、お断りはするものの最終的には受け取ると答えたママたち。受け取る理由には、わざわざ用意してくれたものを突き返すようなことはしたくないという思いが込められているのでしょう。
ママ自身がお詫びの品を持参する立場になったときのことを考えると、おのずと「受け取る」という選択肢を選ぶのかもしれませんね。
受け取る=許容することになるから
『金銭以外なら受け取る。受け取ることも優しさかなと思うから』
『「拒否=許さない」ってことになると思うから受け取る』
『渡したことも受け取ったこともあるけれど、渡す側になると受け取ってもらえないと悲しいから受け取る。渡した相手は、「お互い様だから気にしないで~」って笑っていたんだけど、やっぱり「受け取らない」=「許せない」のイメージがあるしね』
「自分がお詫びの品を持参する立場になったとき」のことを想像するという声から、さらに発展したママたちの声。お詫びの品を受け取らないと、相手を許さないことになってしまうので受け取るほうがいいのではないかと考えているようです。お詫びの品を受け取ることは「許容」を意味し、相手の人への配慮になるのかもしれませんね。
『逆に絶対に許すつもりがないなら、お菓子の1つだろうが受け取らない』
ママのこの言葉にはギクリとさせられる反面、本当に許せないのであれば、お詫びの品どころか謝罪すら受けたくないと思うこともあるだろうなと考えさせられました。
お詫びの品を受け取るかどうかは、許せるか・許せないかが大きく影響してくるのかもしれませんね。
許せるなら遠慮せず受け取ることも優しさかもしれない
『お互い様で解決済みなら、自分だったらいいですよっていう意味で受け取らないなと思っていた。でもいざ自分が謝罪する立場になったとき、「こんなことをして貰わなくていいんだけど、せっかくだから頂きます。有難うございます」って言ってもらったときは涙が出た』
たとえ受け取ってもらえなかったとしても、せめてもの気持ちとして持参されるお詫びの品。しかし本当に受け取って貰えなかったら、相手の保護者さんは相当落ち込んでしまうかもしれませんね。
もし問題が解決できる・許せるのであれば、遠慮したり頑なに断ったりせず、思い切って受け取ってあげることも優しさなのかもしれませんね。人と人は許し許され生きていくのだと、わが子に教えるチャンスにもなるかもしれませんよ。
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