【前編】成績の悪いわが子を愛せない人は3割?ママたちの本音が炸裂した、調査結果発表
わが子の成績で悩むママは少なくないでしょう。まったく勉強ができないのであればもちろん、よほど優秀な子でもなければ「もっと成績を上げられないのかな?」など、あれこれ考えることはありそうです。
先日ママスタコミュニティにアップされたのは、わが子の成績に関するアンケート調査結果でした。「成績の悪いわが子を、心から愛することができる?」という調査だったのですが、回答をくれたママたちのうち30%近くが「愛せない」を選ぶという結果に……。
「きれいごと抜きの本音で言えば、愛せない」が3割近く
たくさんのママたちが参加する、ママスタコミュニティ。当然ながらわが子の成績がよいママも、そうではないママもいるでしょう。このアンケートは「実際はお子さんの成績がよい方は、想像でご回答ください」という注釈つき。さらに「きれいごとは抜きで、本音でご回答を」というものでした。
回答は「愛せる」「愛せない」の二択でしたが、結果は「愛せる」が約71%、「愛せない」が約29%。わが子は無条件でかわいいもの……ではないママが、3割近くいるわけです。
当たり前のように「愛せる」を選んだママは、この結果に驚きが隠せません。
『成績ひとつで愛せない人がいることに驚く』
『子どもを愛せない理由が「勉強ができないから」という意味がわからないよ』
『え、わが子でしょ? 成績によって愛情が変わるの?』
そもそもこの投稿自体を疑問視する声もありました。
『子どもが「料理が下手なお母さんを好きになれる?」とアンケートを取っている様子を想像してみればいいよ。みんな完璧じゃないんだから』
『わが子が生まれる前は「健康であればいい」と思っていたはずなのにね。人間って愚かだと思う。次から次へと求めたがる(私も含め)』
アンケート自体はたしかにやや過激なものですが、もしかすると投稿者さんはわが子の成績が悪いことに悩んでいるのかも? 「もうこの子をかわいいと思えない」という状況まで、追い詰められている可能性もあります。
「勉強ができないなんて恥ずかしい」?それぞれの価値観
「愛せない」と回答した、3割近くのママたち。その理由はなんでしょうか?
子どもの将来が不安、愛より辛さが勝る
『将来を考えたら絶望しそう』
『ある程度勉強ができないと、社会に出たときに困るから。職種にもよるだろうけど、国内で働くならとくに国語はマスト』
『働くことを考えると、将来的にかなり深刻な問題になりそう』
『わが子のことかと思った。正直、毎日辛いよ。私も夫も大卒だけど、わが子は高卒になれるかすら微妙』
成績は悪いよりもよいほうが、将来的な選択肢は広がりそうです。つい心配してしまう親心には、共感できるママが多いのではないでしょうか? とはいえ今現在、仕事で充実した毎日を過ごしている人たち全員の成績がよかったかは……わかりません。
親に守られすぎているような……
『お金は十分にかけている。それでもイヤなこと(勉強)から逃げて、やらない。嘘をつく。いろいろ試したけど、もう無理。正直、愛せないよね。今は親に守られている年齢だからいいけど、勉強をしないのなら働くしかない。「働いて家を出て、自立してね」と言ってある。将来入れるのが最低レベルの高校だったら、卒業後は本当に家から追い出す。お金の援助はしない』
『実際のわが子は中高一貫校受験も、大学受験も難なくこなせた。だから想像は難しいけど……。「愛せない」というよりも、「私の声はこの子に届いていないんだな」と残念に感じると思う』
親は必死で頑張っているのに、子どもにまったく響かない。想像するだけでモヤモヤしそうな状況ですが、それがとくに勉強となるとなおさらのようです。
親として恥ずかしくなってしまう
『成績が平均ラインの悪さなら、まだ愛せる。平均以下なら愛せない。本当の落ちこぼれだと、親がどんなに苦労したとしてもすべて親のせいにされるだろうし』
『かなりできないのなら、赤っ恥だろうね。子どもの成績が著しく悪いのは、いじめっ子の親並みに恥ずかしいだろうなと思う』
『自分も夫も学生時代の成績が悪かったら、「遺伝だね」で流せるだろうけど。でもそうではないので、愛せないと思う』
こればかりはそれぞれの家庭の価値観です。成績がよいことを何より重要視しているのであれば、こうした考え方になるのかもしれません。
愛してはいるけれど……「心の底からすべて」となると自信はない
なかには悩みつつ「愛せない」を選択したママたちもいます。
『わが子としてかわいく思う気持ちはあっても、心の底からすべてが好きとは思えないんじゃないかな。もちろん成績がすべてではないし、人間性のほうが重要だとは思うけど』
『だいたいは愛せると思うけど、心からとなると自信がない』
『きれいごと抜きで回答するのなら、無理。成績が悪いということは、努力せずにイヤなことから逃げ続けている子だと思う。だから、無理』
『ごめん、息子!』
成績のことだけに限らず、「心の底からわが子を丸ごとすべて愛しているか?」と聞かれ、自信を持って「イエス」と答えられるママはどれだけいるでしょう? 口答えをされたり思うように動いてくれなかったりで、「ムッ」とする瞬間は多くのママにありそうです。しかしすべてをひっくるめて、「それでもやっぱり愛している」と感じるのがわが子……。悩みながら「愛せない」を選んだママたちの葛藤が感じられます。
さて、一方の「愛せる」を選んだママたちの意見はどうでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ イラスト・Ponko
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