【前編:渡る育児は鬼きたる!?8】男子3人育児!「複雑な母心!意外に優秀次男」編 #最強ママ
前回からの続き。前回は「何ごとにもマイペース! な長男」と、「エネルギッシュ! だけどやっぱり甘えん坊の三男」を紹介しました。最後は三兄弟の「真ん中」である次男についてお話しします。次男は三兄弟のなかで一番しっかりしています。(上と下のことで日々バタバタしているから、よりそう感じるのかもしれません)
「あぁ……もうこんな時期か……」 来週はキョウイチの二分の一成人式です。恐らく三兄弟のなかで一番「要領がいい」次男キョウイチ。長男といるときは「弟」になり、三男といるときは「兄」になる。その時々で変わる自分の立場とうまく付き合いながら、要領が良くなっていったんだろうな……と、思います。
長男のときははじめての子育てということもあり、たくさんの想い出が蘇ってきて号泣してしまったけど、次男のときはどうだろうなー……。上と下に比べれば、そんなに手がかからなかったしな~……泣くことはないだろうな! そんな風に思っていました。
背筋をピンと伸ばしながら入場していくキョウイチを見て「大きくなったな……」と思わず声が漏れます。ひとりひとり発表していく将来の夢を聞きながら、次男の昔の想い出が蘇ります。
キョウイチは本当に「手がかからなかった」のかな? 「手をかけてあげられなかった」だけじゃなかったかな。「しっかりしている」んじゃなくて、「しっかりせざるを得なかった」だけなんじゃないかな……。2歳差の「男児3人育児」は毎日が戦争で「もっとこうしてあげればよかった」とあとになって思うことがたくさんある。毎日がいっぱいいっぱいで、自分の力量のなさを突き付けられることだっていっぱいある。(ダメな母親だなって思うことだって……)思わず暗い気持ちになってしまっていると、キョウイチの順番がまわってきました。キョウイチがマイクを持ち、そしてスピーチが始まります――。