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お子さんに将来の夢はありますか?「夢を見つけられる子がうらやましい」と思うママはどうする?

070_教育・習い事_みとうさゆ

子どもの頃「これになりたい!」と夢みるような職業があった人もいるかもしれませんね。先生や保育士さん、花屋さんにパン屋さん、はたまたスポーツ選手やアイドルまで……。ただ自分の子が何の夢も持っておらず、心配しているママもいるようです。

『お子さんは小さい頃に夢を見つけられましたか?  フィギュア選手とか空手の選手とかアイドルとか、警察官になりたいとか医者になりたいとか。その人の軸になるような夢を見つけられる子がうらやましいです。習い事やいろんなところに連れて行ったり動物も飼ったりしてるけど、なかなか』

将来の夢を持っている子がうらやましいと語るママ。今はお子さんに習い事やお出かけ、動物の飼育などさまざまな経験をさせるようにしているそうです。子どもが何か興味を持つものに出会えればいいなと、積極的にきっかけを与えようとしているのですね。ママたちからはどんな回答が寄せられたのでしょう?

お子さんはどんな夢を持っていますか?

小さい頃からなりたいものがあったお子さんは、街中で見かけるような身近な職業に憧れていたそうです。普段から実際に目にしている分、大人になって働いている自分がイメージしやすいのかもしれませんね。

『「寿司屋になる!」って言ってたよ。小1』

『うちは1年生で「医者になりたい」って言ってる。5歳から言ってる。本気なのかな?』

『末っ子が4歳で「看護師になりたい!」と言ってから、中学生の今も変わらない。身内が看護師してて、その話を聞いてなりたいと思ったみたい』

『幼稚園児のときは「電車の運転手」、その後は人の役に立てる仕事。「研究者になりたい」ってさ』

ただ小さい頃の夢は、成長につれて変わるのも珍しくないよう。子どもたちの口からは、次々といろいろな職業が飛び出してきます。

『息子は動物カメラマンだそうで、世界中を飛び回るのかーって寂しく思ってます。でも最近は夫の影響で「ものづくりがいい」って言いだした』

『下の子は中学生からずっと保安系(警察消防など)に興味あったけど、高校生の今になってバンドマンって言い出して、私は困ってる……』

『うちは小さい頃はいろいろ変わったよ。ケーキ屋さん、花屋さん、幼稚園の先生、恐竜の研究者、獣医さん、小学校の先生』

なりたいものが多すぎて、聞くたびに夢がころころ変わるお子さんも。憧れの職業がたくさんあるとは将来に希望が満ちあふれていて頼もしい限りです。

なんて可愛いの!子どもらしい夢も

幼い頃には「何にでもなれる」と思うあまり、ママの想像もつかないような斜め上の発言が飛び出してくることも。

『3歳息子は「おかかおにぎりになりたい」って言ってる』

『「あと5年で大根になりたい」と切々と夢を語られたばかり。どうなることやら……。その後「5年以内に大根になるんでしょ?」って聞いたら、「大根は目がないから、てんとう虫にする」って』

『警察官って娘は言ってる。「悪い人を捕まえる。ママも捕まえる」って』

『幼稚園の頃はやっぱり人魚姫とかシンデレラになりたいって言ってましたよ』

『うちの子は幼稚園の頃はブドウになりたかったみたい。で小学校に入りいい先生2人に出会い、自分もこういう先生になりたいと思い教育学部に入り教員になった』

おにぎりやブドウに、ママを捕まえる警察官! 思い返すたびについ顔がほころんでしまうような微笑ましさです。幼児期にしか聞けないような可愛らしい発言は、今だけと思ってぜひ記憶に残しておきましょう。

現実的に将来の職業を考えはじめています

子どもが中学や高校に入り、現実的に進路を考えはじめてから夢が定まったというケースもありました。なりたい仕事に就くために資格を取ったり試験勉強をしたりと、将来を考えて動きはじめる時期が来るのですね。

『小学生の頃から図書館司書になりたいって言ってて、中学でも言ってて高校でも言ってて、今年司書免許を取れる大学を受けました』

『うち、表向きはサッカー選手。本心は安定一番の公務員。労基署、税務署、市役所、県職、裁判所事務官を受験するらしいよ、大卒程度で』

『そんな大層な夢じゃないけど公務員目指してる。すごく裕福になれるわけじゃないけどまあまあ安定してるから。勉強そこそこ頑張ってるけど「なりたいものがない」って言われたから公務員(市役所勤務)勧めたらその気になってる、息子』

『うちの子は幼稚園の頃から「ピアノの先生になりたい」ってずっと言ってたんだけど、中学生になって大好きな音楽を職業にするのは無理だと感じてあきらめた。違うことに興味を持ちはじめて、それに向けて高校も専門学科を受験するよ』

夢を持っていなくても大丈夫!

質問したママは「子どもがなかなか夢を見つけられない」と焦っている様子。そのため習い事をいろいろと体験させたり、さまざまな場所へお出かけしたりして子どもの興味を探っているようです。しかしママたちからは「夢がなくても問題ない」という励ましも寄せられていました。

『夢がないとだめなの?』

『小さい頃から夢を見つけてそれを叶える人なんて一握りだと思う』

『夢なんてなくても、今、楽しいなら明日に希望があるからいいんじゃない? 軸になるようなっていうけど、大人になってから軸に気付くものだと思うよ』

『小さいときに見つけられなかった。高校生になりやっと自分と向き合い、自分ができること、やりたいことを見つけて目標を持ちました』

たとえ小さい頃に夢を見つけられなかったとしても、成長すれば現実的に将来を考えはじめるものでしょう。目の前の道をひたすらに歩いているうちに、自分にぴったりな天職と思えるものが見つかるかもしれません。ぜひ「これになりたい」という希望が自然に芽生えるまで、子ども自身のタイミングをゆったりと待ってあげてくださいね。

文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ イラスト・水戸さゆこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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