いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

【前編】義母からもらったお米が8年前に精米されたものだった!どうする!?

163_義父母(父母)_マメ美

あるママからママスタコミュニティに投稿がありました。かなり困っていて、かつ怒っています。何があったのでしょうか。

『さっき義母から電話があり「お米いる? 10kgあげる。取りにきて」っていうから、ラッキーと思って片道6km以上自転車でもらいにいきました(メインの車は主人が通勤に使用、軽は長男が使用)。スーパーで売っている袋に入った10kg(5kg×2袋)渡されたから、何で食べないんだろう? って不思議に思いながらもお礼を言って持って帰ってきたら……スーパーの外袋から出して米袋を見てみたら、書いてあったのは平成25年産の文字! めっちゃ古米じゃん』

投稿があったのは2021年2月。なんと義母がくれたのは、8年も前の平成25年(2013年)に精米した精白米だったのです!

あまりの古さに怒り心頭!

『チャーハンにしたら、おいしく食べられるのかな? 白米のままだとおいしくないよね? 捨てるのは気が引けるし。こんなに古いお米初めて。頭真っ白』

投稿者さんは初めての事態に混乱気味です。

『ダイエット中だし、往復12kmいい運動になったけど。なんかムカついてイヤミのひとつでも義母に言ってやりたい』

確かに! 自転車で往復12kmも漕いでもらってきたのが、おいしく食べられるかどうかわからないお米10kgとは……。困惑と怒りで頭がいっぱいになるでしょう。

投稿者さんに起こった事態に、ママスタコミュニティのママたちからコメントが寄せられました。

古すぎる!それは食べられないのでは?

『そんな古いお米まずくて食べられないよ』

『怖い怖い。絶対いらない。タダでもいらない。何年前だよ? いくら米の消費が激しくても、そんなん食べさせられないよね』

『うちも以前、古米をもらったことがあったけど、まずすぎて毎回ご飯の時間に悲しい気持ちになった』

『お腹こわしそう』

『私も古いお米もらって、開けたらびっしり緑カビが発生していたことある。気をつけて!』

8年前のお米について、ママたちからは一様に「まずい」「食べられない」とのコメントが寄せられました。8年も前のお米ではないかもしれませんが、古米を食べたことがあるママからは「ご飯がまずくて悲しい気持ちになった」とまで……。少なくとも8年も前のお米で楽しい食卓を囲むのは難しそうです。

8年前のお米は、食べられるのか

「おいしく食べること」は可能?

まずは「8年前のお米はおいしく食べられるのか」を調べました。農林水産省によると、もみの状態でしっかり低温保管すれば10年間はもつといわれているそうです。しかし精米したお米をおいしく食べられる期限は、精米後1ヶ月程度とのこと。投稿者さんが義母からもらったお米は、すでに8年が経過しています。「おいしく食べられる」期限をとうに過ぎていますね。少なくとも「おいしくいただける米ではない」と言えるのではないでしょうか。

備蓄米制度を参考に「食べられるか」を検討すると……

さらに気になるのは「8年前のお米はそもそも食べられるのか」という問題です。

日本には「備蓄米制度」というものがあります。備蓄米制度ができたきっかけは、1993年に米の収穫量が激減したことでした。あらゆるお店の店頭から国産米が消え、「平成の米騒動」などと騒がれたのを記憶している人もいるでしょう。政府はこの凶作をきっかけに1995年に備蓄米制度を作り、100万トンを適正備蓄水準としているそうです。また、5年持ち越したお米は飼料用などとして売却されるとのこと。

備蓄米の保管は、温度が15℃以下、湿度が60%から65%。米のおいしさを保つと同時に、害虫やカビの繁殖を防ぐための条件なのでしょう。この環境で保管されてこそ「食べられる」お米として国民に配布できるのかもしれません。

義母のお米は8年前に精米されたものですから、政府の備蓄米の条件よりも古いものです。しかも義母が8年間ずっと温度や湿度を細かく管理して保管していてくれた、とは思えませんよね。

……残念ながら、投稿者さんが義母からいただいたお米は「食べられる」とは言い難いでしょう。

そんな状態のお米をくれた義母に連絡をするとき、どんな伝え方をすればいいのか、という問題もあります。今後また食べられないようなものをいただかないためにも、クギは刺しておきたいところ。ママたちのアドバイスを見てみましょう。

【後編】へ続く。
文・しのむ 編集・千永美 イラスト・マメ美

しのむの記事一覧ページ

関連記事

【後編】義母からもらったお米が8年前に精米されたものだった!どうする!?
投稿者さんが義母からもらったのは、なんと8年も前のお米10kg! 悲しいことですが8年前に精米されたお米は食べられる状態ではなさそうです。義母には今後も同じことがないよう「食べられなかった」と...
いつも米ばかりくれる義母。消費しきれなくて困るママの本心は……
食べ盛りの子どもがいる家庭なら、いくらあっても困らないであろう「米」。ところが多すぎる米を持て余しているママもいるようです。 『米ばっかりくれる義母。もうすでに10kgが2袋あって、今日もくれる...
連載記事をイッキ読みしたい! に関する記事一覧
参考トピ (by ママスタコミュニティ
義母から古米