【前編】「どうしたら声を荒げずに育児ができるの?」悩むママに考えてほしい2つのこと
急いでいるときや家事に追われているときに、お子さんがふざけてたり飲み物をこぼしたりしたら……。「急いでいるんだから早くして!」「何やっているの! もう!」とついつい声を荒げてしまいませんか? 愛するわが子に対して声を荒げてしまい、疲れ果てたママさんからこんな投稿が寄せられました。
『声を荒げずに育児ができるなんて……わたしには無理だ……』
相談者さんの言葉からは声を荒げてしまうことに罪悪感を持ちつつも、「そうでもしないとどうしようもない」という思いが伝わってきますね。世の中には、声を荒げることなく育児をしている人がいることでしょう。ですが一筋縄ではいかないお子さんを相手にすると、ママが苛立ちを感じることもあります。
「私も声を荒げてしまいます……」同じ悩みを持つママたち
ママスタコミュニティにも「私も声を荒げてしまいます……」と同感のコメントが寄せられました。
『無理無理。今、荒げちゃったわ(笑)。年少の娘が遊びながら食べていて、飲み物を床にこぼしたから』
『荒げるわ。今日も朝から荒げた。子育てに向いていなかったなとは思う』
『荒げますねぇ。静かに話しても聞きやしないし』
『分かるー! 毎日声を荒げている。私ってこんなに怒りっぽいのかって子どもを産んで気づいた。それまで大声で怒ったことない』
お子さんのしたことに対してイライラし、つい大声を出してしまう。優しく言っても子どもは言うことを聞かないからつい強い口調になってしまう……。好ましくないことだとは理解していながらも、ついついわが子に対して強く当たってしまうことにママさんたちは悩んでいる様子ですね。そうする方法しか思いつかないほど、つらい状況のなかで育児をしているのかもしれません。
ママなりに育児を頑張っている証拠
本気で怒るという行為にはなかなかのエネルギーを使いますよね。「それでも声を荒げるのは、育児をママさんなりに頑張っている証拠とも言えるのではないでしょうか。
『声を荒らげて叱ることができるのは、真面目でしっかりしたお母さんだからだと思うよ』
『むしろまったく荒げもしない育児のほうが怖くない? 怒らない育児ってやつ? 手を出すようなヒステリックな育児を推奨しているわけではないよ。子どもが危ないことをしたり、いけないことしたら叱るのは当たり前だし、日々の積み重ねのなかで声も態度も荒くなることだってあるでしょ。親だって人間なんだからさ。長い子育てのなかでまったく声を荒げない人のほうが何か怖い』
『先日のことだけれど、立体駐車場で子どもを叱っているママさんがいたの。怒鳴っていたけれどきちんと理由を言って、こういうとはダメなんだよって教えていた。頑張っているママさんだなと思ったよ』
きっとどのママさんも理不尽に怒鳴っているわけではないですよね。ついついお子さんに対して声を荒げてしまうのはわが子を幸せにしたいからなのではないでしょうか。声を荒げて怒っていたとしても、そこにはなにかしらの理由があるはず。ママさんがつい熱くなってしまうのは、「わが子の幸せが1番だから」と考えてもいいですね。
怒り方によっては悪い印象を持たれてしまう可能性も
「声を荒げているのは育児を頑張っている証拠だ」という声とは対照的なコメントも届きました。日常で見かけたこんな状況に引いた、というママさんの経験談。みなさんのお子さんへの怒り方は大丈夫ですか?
『昨日スーパーの駐輪場で女性の怒鳴り声が聞こえてきて、それがもう、チンピラみたいな物言いで引いた』
『たまに見るわ。言葉使いも最悪な人』
『外で大声出して怒っている人は引いちゃう。家で声を荒げるのは勝手にしたらいいけれど、キッズスペースとかでギャーギャーうるさい人いるよね……。引くくらい怒っている人もいるよね。あれは見ていて気分が悪くなるな』
人目のあるところでお子さんを怒鳴ったり注意していると、周りからは良い印象を持たれないようです。特にキツい口調や言葉を使っていると、聞いている側に恐怖を与えてしまうこともあるでしょう。「子どものためにならない叱り方なのではないか?」と考えるママさんもいるようです。大人であっても口汚くののしられたり、急に大声を出されたりしたら、“大声で怒鳴られた”という記憶しか残りませんよね。同様にお子さんも親の大声に驚いたり恐怖を感じたりするだけで、根本的な問題の改善にはつながっていないのかもしれませんね。では、声を荒げないで育児をするためにはどうしたらよいのでしょうか。
文・物江窓香 編集・子持ち鮎 イラスト・水戸さゆこ
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※【後編】「どうしたら声を荒げずに育児ができるの?」悩むママに考えてほしい2つのこと- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 声を荒げずに育児ができるなんて