【後編】「わが子の大事なペンを弁償してほしい」と怒るママ。中学生同士のトラブルだけれど……?
今回の相談者さんは、わが子が大事にしていたボールペンを学校でお友達に壊されてしまったそうです。また、相手からは謝罪の言葉どころか反省の色すら見ることかできなかったそうです。そのことから弁償を要求したいと考えた相談者さんに、「大事な物を学校にもっていかせたのは良くないことだ」という意見も寄せられました。
この機にトラブル回避の術を教えるという声も
「大事な物を学校にもっていかせるのは良くない」という声がある中ではありますが、やはり悪いのは物をとりあげて壊してしまったお友達にあるのではないでしょうか。しかし反省を促すためにも謝罪と弁償を要求したい相談者さんに、「待った!」の声が届いています。
『中1ならもうその程度のトラブルに親は首突っ込まないかな。勉強代だと思うわ。大事なものならなおさら、自分で管理するべきだし。相手の発言見ても幼いし常識が通用しなそうだから、トラブル回避のために理不尽なことも身を引くべきときがあると教えるわ』
『壊した子はもちろんだけれど、そういう子とその親って話通じないよ。関わるだけ嫌な思いをする。なんならその取っ組み合いの喧嘩で相談者さんの子に暴力振るわれたとか言い出す。うちならその子には近づくな、その子の前で大事なものは使わないようにしようって言う』
みなさんは、自分の子どもがお友達の大切なものを壊してしまったとしたらどうしますか? 保護者同士の連絡先が分からない場合、学校に弁償をしたい旨を伝える人が多いのではないでしょうか。しかし今回のお友達の保護者さんは、今のところ弁償をする気配がなさそうです。そういった価値観の保護者とトラブルを起こすのは、今後のためにもよくないのでは? と懸念する声もありました。
たとえば今回のことで相手が激高して「うちの子が面倒なことに巻き込まれた」などと主張をしてくるかもしれません。事実無根の噂を流される可能性だってあります。こういったトラブルを避けたいときには、「今回のことは目をつぶる」という選択もありなのかもしれませんよ。
弁償や謝罪を求めるのなら、先生にあいだに入ってもらって相談を
しかし泣き寝入りをするのは、やはり悔しいと感じる保護者の方もいることでしょう。少しでもトラブルを小さくしたいと思えば、保護者同士で連絡をとることは避け、学校にあいだに入ってもらうこととなるのではないでしょうか。学校側も学校内で起きたトラブルであれば真剣に取り合ってくれるはずです。
『先生に相談すると良いかもね。相手がよほどじゃなければ対応してくれるかな』
『大事というのであれば学校ではなく、家で使いましょう。学校なんて壊されたり、なくしたりする可能性はある。先生だって内心トラブルにならないように避けてほしいと思うよ』
たとえボールペン1つのことでも、大切に使っていた側からしてみればとても重大なことです。同じものを弁償してもらったからといって、完全に解決できるわけではありません。しかし少しばかりは気持ちが晴れることもあるでしょう。世の中は正論だけでは生きていけません。さまざまな価値観があることを知って、トラブルを避けていくのも子どものためにできること。まずは相談者さんとお子さんがどのようにしたいのかを話し合うことで、今後の対応を検討してみると良いのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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