2021/02/19

【前編】子どもの頃の母親の言動が納得できない。思い出すと切ないこと

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子どもの頃は母親と距離感が近く、一緒に過ごす時間が長い場合が多く、楽しい思い出、嬉しい思い出、逆に辛い思い出や悲しい思い出などたくさんの「母親との思い出」のあるママも少なくないかもしれません。ママスタコミュニティのあるママも、母親との出来事を思い出すことがあるそうです。

『ごく普通の家庭で育って、今でも母親と仲がいい。でも子ども時代を思い出して、｢あれは八つ当たりだったよな｣｢なんであんなことを言われなきゃいけなかったんだ｣とやるせない気持ちになることがある。本当に何気ないこともよく覚えていて、傷ついたよなぁと泣いてしまうこともある。みんな、そんなものなのかな？　毒親は当たり前に憎いだろうけれど、普通のお母さんに育てられて、今でも関係が良好な人でも、お母さんに対して許せていないこととかある？』

母親が自分にしたことや投げかけてきた言葉のいくつかがずっと心の中に残っているそうです。ふとした瞬間にそれらを思い出しては時おり涙するという投稿者さん。まるで映画のシーンのように鮮明に覚えていることもあるのかもしれませんね。他のママたちの中にも、投稿者さんと同じように切ない思い出を抱えている人もいるようです。

母親にされたこと、今でも忘れない

『母が一番の親友だと思っているくらいに仲がいいし、生まれ変わってもまた母の子として産まれたい。でも中学生の頃に、私の目の前で兄に「〇〇（私のこと）は、いなくなればいいのに」と言った。なぜその言葉を言われたのかは覚えていないけれど、そのときの母の声を鮮明に憶えている。思い出すだけで胸が苦しくなるし、親として、人として、最低な言葉だと思う』

『親が離婚したのは仕方ないとして、小4くらいのときに再婚するであろう相手と会っていて、連絡なしに夜帰ってこなかったことがあった。きょうだいもいないし連絡もないから、不安すぎて親戚のおばさんに電話した。今自分が親になって、そんなことをするなんて信じられないと改めて思った』

ちょっと息苦しくなってしまうような母親にまつわる記憶があるというママたちからの声がいくつか届きました。中でも存在を否定されるような言葉や、子どもの存在をないがしろにするかのようなふるまいをされたというエピソードには、胸が痛みます……。

許せないというレベルではないけれど……

『食事前に兄や弟は手伝わないのに、末っ子の私だけ手伝っていた。だから文句を言ったらビンタされたことがあったわ。許せないまではいかないけれど、いまだに納得いっていない』

『許せないまではないけれど、母親がすごくバイタリティーがあって、なんでもテキパキこなしてしまう。でも自分ができることをできない人が信じられない人。私は小さい頃から友達と喧嘩をするとしばらく落ち込んだり、失恋して栄養失調で入院したりするネガティブさがある。それが母には理解できない。友達なんか他にいるじゃん！　とか、結婚していた訳じゃないんだからさっさと忘れなさい、みっともない！　と言われてきた』

『お母さんは大好きだけれど、小学生の頃に母の日にカーネーションをあげたら、少し枯れてたのか「これ枯れている！　子どもだから花屋にいいように見られたんだわ」と言われてショックだった。それから30過ぎになるまで母の日にあげるのをやめてしまった。30過ぎてから母親のありがたみもわかるから、また贈るようにしてるけれど』

きょうだい差別や親の価値観の押し付けなどといったことは、今の時代であれば子育ての際に気をつけることとして挙がりそうなものですが、もしかするとママたちが子どものころはそこまで問題視されていなかったのかもしれませんね。むしろ「親が言うことやすることは絶対」とされがちだった時代という可能性もあり、子どもながらに我慢していたなんて人もいるのではないでしょうか。一方で大人になり、母親の気持ちが理解できるようになると、そう腹も立たないという人もいるようですね。