＜義妹の不倫＞【後編】巻き込まれた私たち。義妹旦那はブチ切れ、旦那は頼りない。予想外の結末とは？
前回からの続き。義妹の不倫の口実に勝手に自分の名前が使われ、義妹の旦那さんにひどく怒られている相談者さん。無実を晴らすための対策を講じているところですが、ママスタコミュニティでは義妹旦那さんの対応や、相談者さんの旦那さんにも疑問の声があがっています。
そもそも義妹の旦那さんが相談者さんに怒るのが意味不明！
そもそもの話、相談者さんが協力していようが協力をしていまいが、責められるのは不倫をした義妹のはず。旦那さんが現実逃避をしたり怒りを誰かにぶつけたい気持ちもあるのでしょうが、無関係の相談者さんに怒るのはお門違いです。
『っていうか義妹旦那は何でそんなにあなたににブチ切れているの？ 自分の嫁と不倫相手にキレてよ』
『でもさ、もしグルだったとしても義妹が不倫していたことに変わらないんだからそこはどうでもよくない？ 義妹にブチ切れるのはわかるけれども』
自分を裏切った妻（義妹）の発言だけを信じて、相談者さんにブチ切れる義妹の旦那さんの姿は、第三者から見ると滑稽に映ってしまったりして……。
妻が事実無根の罪で責められているのに……いったい旦那は何をしているの？
自分が無実だとは分かっていても、興奮して口調も荒くなっている男性と対峙するのはなかなか怖いものですよね。「お前はバカか！」なんて罵られたら頭が真っ白になってしまうでしょうし、言い返してもしも暴力を振るわれたら……と考えると、自分を守りにくくなってしまいます。そんな状況の中、この話し合いに同席している相談者さんの旦那さんは何をしているのでしょうか。
『旦那さんが頼りにならないのはキツイね。「本当に接点がない」と旦那さんが言えばまだマシかもだけれど』
『旦那がオロオロっていうのはなんとも残念。実の妹の不始末ではあるけれど、妻が巻き込まれて怒鳴られているんだからなんかしてほしいよね……』
旦那さんはもしかしたら実の妹がしたことに罪悪感を覚えて、義妹旦那さんに強く出られないのかもしれません。しかし妹とはいえ、大人の既婚女性。責任の所在や罪悪感は置いておいて、ひどく責められている相談者さんと義妹旦那さんの間に入るべきなのではないでしょうか。
その後、相談者さんの無実は証明されたけれど……！？
じつは、旦那さんが相談者さんを庇わなかったのは「真相がわからなかったから」という理由があったようです。
『本当に旦那が頼りなさすぎて呆れてしまう。私は旦那と話したけれど、旦那曰く「どちらが正しいか判断できない、だから庇えない」と……。もう開いた口が塞がらないし腹が立って「私のことが信用できないのならこっちも離婚を視野に考えるわ」って言ったら、義母と旦那が重い腰を上げて義妹を叱責。さすがに義妹も口を開いたけれど、私を不倫相手に会う口実に使った理由はバレないと思ったからだと……ふざけんなよ！ って感じだわ』
相談者さんは「事実無根だ」とハッキリ言っているわけですし、やはり旦那さんにはその言い分を信じて味方になってほしいですよね。「不倫をしたのは妹なのだから、責める相手が違うだろ！」くらい言えるのならよかったですが、旦那さんはそうはしてくれませんでした。相談者さんが「離婚」を切り出したことでやっと重い腰をあげ、そしてトラブルは解決……ではありませんでした。
『私が巻き込まれた件は義妹自ら、私は関わってないと義妹旦那の両親に言ったみたいです。向こうの両親はそれを信じてくれたようで、その件に関しては向こうの両親から謝罪の電話がありました。その際、今後は義妹旦那とは会うつもりもないこととまた、家に来て騒ぐ事があれば法的手段も考えることは伝えました』
『私は離婚を視野に動くつもりです。今回の件でやっぱり旦那とは無理だと分かったので』
相談者さんが義妹の不倫に関わっていないことは義妹の口より証明されましたが……今回の件に巻き込まれた相談者さんは旦那さんへの愛情を失い、離婚をすることになりました。
今回の件、相談者さんは何も悪くありません。ただ巻き込まれてしまっただけ……。しかし義妹の不倫は、少なくとも2つの家庭を壊したのですね。いまさら遅いかもしれませんが、義妹さんには自身の罪深さをしっかりと認識してほしいですね。
文・物江窓香 編集・しらたまよ イラスト・Ponko
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