【後編】中学3年生の息子が友人に何度も怪我をさせられる!被害届を出したら学校を休むようになったけれど……なんとその理由は!?
わが子をいじめて怪我をさせた同級生が、学校を休んでいることに違和感を覚えた相談者さん。不安を解消するためにも弁護士へ相談に行くことを決めたようです。
相談者さんは不安な気持ちを解消するために弁護士さんのところへ
相談者さんはママスタコミュニティのみなさんのアドバイスどおり、不安な気持ちを解消するためにも、そしてもしものときのためにも弁護士さんへ相談に行ったようです。
『弁護士さんのところへ行ってきました。アドバイス通りに書面でまとめた物を持参したところ、とてもスムーズに面談することができました。弁護士さんからは「相手の親も反省していないみたいだし、被害届も出しているのであれば、民事の方から慰謝料請求するのも効果的だ」とアドバイスも頂きました。たまたま入っていた保険に弁護士特約がついていたので、費用もそちらでまかなえ、損害賠償を請求できそうです』
弁護士さんからはさまざまな有益なアドバイスをもらうことができ、なおかつAに損害賠償を請求することも決めたとのこと。
『弁護士さんとの面談についてですが、わずかですが損害賠償を請求することになりました。今日契約してきました』
子ども同士の出来事だったとしても、相手に怪我をさせたのだから何か償いをするべきでしょう。けれど素人目線ではAに対してどんなことを求めればいいか分からないところもあります。弁護士さんに相談をすれば、「どういったことを求めるのが適切か」教えてもらえるので、今回相談者さんが行動したことはよい結果につながったのではないでしょうか。
結局、学校を休んでいたのは反省のポーズだった可能性大
後日談として……Aが学校を休んでいたのは “反省のポーズ”だったことがわかりました。じつは相談者さんは、トラブルがあった次の日にはすでに警察署へ被害届を出していたようです。
『怪我をしたのが木曜日で警察には金曜日に行って被害届を出してきました。13歳なので正確には被害届にはならないそうですが、それに準ずる届出を提出してきました』
警察が事情聴取を行うと、Aの親は「うちの子は学校に行けないくらい反省しています」と言ったとのこと。
『被害届に準ずる届出を出してから1週間ほど後、警察から連絡が来ました。
相手の親と本人を呼び出して事情聴取をしたそうです。本人は今回の件は認めていますが、今までのことは覚えていないと言っているそうです。親は「うちの子は学校に行けないくらい反省しています」と言っていたのと、以前の暴力に関しても「あそこのうちが大袈裟なんです。子ども同士の事は子ども同士に任せておけばいいのに」と言っていたそうで、うちの子に対して「申し訳ない事をした」とかはあまり思っていない感じが伝わってきたそうです。今後は、13歳なので家庭裁判所への呼び出しはなく、児童相談所が介入し、相手の子と親の指導を定期的に行っていくということでした』
Aの親が“相談者さんに対して”反省のポーズを見せたかったのか、それとも“警察や児童相談所”に対して見せたかったのかは定かではありません。しかし心配していたような裁判沙汰になることもなさそうなので、相談者さんもホッとできたのではないでしょうか。
相談者さんは、同じ同級生に子どもが何度も怪我をさせられてるにもかかわらず、注意をするだけで長いあいだ我慢をしてきました。きっとそれは「Aが変わってくれる」、「Aの親がきちんとしつけてくれる」と信じていたから。しかし相談者さんの思いとは裏腹に、またしても裏切られる結果となってしまいました。今回相談者さんが被害届を出し、損害賠償を請求したことで、AにもAの親にも「暴力は悪いことだ」ということを理解してもらえるとよいですね。きっと弁護士に相談をしたことで、今後Aからの報復に関しての不安な気持ちも少なくなったのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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