【前編】立ち合い出産をした旦那が、突然吐いた!呆れるやら情けないやら……
子どもを出産するとき、「立ち合い出産」を旦那さんに経験してもらう夫婦は少なくありません。きっと旦那さんも、「わが子の誕生の瞬間をママと一緒に喜びたい!」と思っているのでしょうけれど、出産の瞬間というのはあまりに壮絶なことから、旦那さんがちょっと刺激的に感じてしまう場合も。
『旦那が出産に立ち合いました。赤ちゃんの頭が出たとき旦那が吐きました。情けなくて痛くて辛かった』
今回ママスタコミュニティに投稿してくれたママは、大事なわが子の出産の瞬間にとんでもないことを起こしてしまいました。正確には旦那さんが起こしたことになりますが、子どもが出てきてくれた喜ばしい瞬間に旦那さんに吐かれたことは、投稿者さんにとっても「情けなくて辛い」大失態だったのかもしれませんね。意外にもそんな旦那さんに、ママたちからは多くの同情の声がありました。
旦那さんが吐いてしまうのは「わからなくもない」
『我々は赤ちゃんが出てくる瞬間を見ないしね。男性には刺激が強いのもわかる』
『旦那さんを責めちゃダメだよ。淡々とお産をしてくれる先生や看護師さんたちも研修時は慣れない光景に何度も気分を悪くしている』
『4人産んだ私だって他の母親の出産シーンは無理だし、男性なら余計無理だろうな』
『男の人って案外ナイーブなんだよ』
立ち合いながら堪えきれず吐いてしまった旦那さんに、「仕方ないよ」と同情する声は少なくありませんでした。自身で出産を経験しているママたちだって、他のママの出産シーンを見るのは無理だと感じてしまうことが多いです。筆者も出産を経験していますが、他の人の出産に立ち合えるかと聞かれたら……ちょっと自信がありません。
上には上がいる!困った旦那さんエピソード
『うちの旦那は気絶したよ。看護師さんたち、旦那までお世話になりすみません……』
『うちの旦那はフラッと倒れたよ。大量の血がダメだったらしい』
『うちの旦那は吐く直前だった。1人目は胎盤を床に落とした光景で、うっ! となったらしい。それがトラウマで、2人目のときは点滴を何度か失敗されて私の腕から血が出ている時点でしゃがみこんでいた』
『うちは顔面蒼白で震えていた(笑)。頭側にいればいいのに股の方で吸引分娩を全部見ていた!』
『私の旦那は、私が必死にいきんでいる顔が面白かったみたい。でも笑ってはいけない場所だから、奥歯を噛み締めながら笑いを必死にこらえて震えてたよ』
せっかくの立ち合い出産をしても気絶をしてしまったり、吐きそうになったり、顔面蒼白で震えていたり……。その一方で、妻の必死な姿に笑いたくなるのをこらえるために震えている旦那さんも。同じ男性でも人それぞれ出産に対してのイメージや、立ち会ううえでの覚悟などが違っていることから、このように反応の差がでてくるのかもしれませんね。ちなみに筆者の夫も出産に立ち会いました。さいわい吐くことも倒れることもなく、最後まで付き添ってくれました。ただ「もう少し! もう少し!」と、大騒ぎはしていましたね(笑)。
あらかじめ旦那さんに指導してくれる病院も
『うちの子は3人とも違う産院で立ち会い出産をしたけれど、どの病院も出てくるところが絶対旦那に見えないようにしてくれた』
『私が産んだところでは出てくる方は見えないようにしていたよ。夫は私の頭の所から頑張れー!と言っていた』
『私が産んだ産院は「旦那さんは立ち会い出産しましょう!! 立ち合ってこそ父親としての自覚が出ます!!」と保健師さんは立ち合いを推進していた。でもその産院では、倒れた旦那、見ていられなくて泣き出した旦那、長くてキレ出した出した旦那、煙草を吸いに行かせてくれと分娩室を出たがった旦那などなど、役に立たないどころか迷惑をかけた旦那さんたちの実例をたくさん話してくれたよ。旦那さんは強い覚悟を持って最後まで立ち合ってくださいとの話だったけれど、産院からしたら邪魔な旦那が多いんだよ』
『うちも去年出産。立ち合い希望で一緒に説明を聞きましたが、看護師さんや助産師さんから「私たちは奥さんと生まれてくる子どもにつきっきりで、他のことにまで手が回りません。旦那さんは自分のことはご自身で調節して休憩や食事をしたり、トイレに行ったりしてください」とキッパリ言われた。そのおかげもあったのか、幸いなことに最初から最後までそばにいて、生まれた瞬間も直接見ることができました』
ママが出産をしているときに、旦那さんも気分を悪くして倒れてしまうと、旦那さんのケアまで必要になってしまいます。これは出産に集中したい病院側からすれば少し迷惑な話ですよね。だからこそ病院では前もって立ち合い出産について説明をし、旦那さんに心がけてほしいことや気をつけてほしいことを伝えてくれる場合が多いです。筆者も改めて夫に立ち合い出産のときのことを聞いてみました。すると私の横に立とうとしたときにやはり看護師さんに、「それより先はちょっと」ととめられたそうです。きっと「頭の方にいないと大変なことになることもある」という病院側の経験から、配慮してくれたのかもしれませんね。
立ち合い出産のときの旦那さんの心得!
北海道深川市の「イクメン始めませんか? 出産編」に、このような文章がありました。
『出産にあたってのパパの心得
・出産に立ち会わない場合も、陣痛室でママに付き添うことができる病院や産院は多くあります。分娩室へ入るまでの長い時間、ママを励ます役割はとても大切です。
・陣痛中は、あたたかく声をかけ、ママがリラックスした気分で過ごせるようにしましょう。また、腰が痛むことも多いので、腰をさすったり、指圧をすることも効果的です。
・出産に立ち会う場合は、一緒に分娩室に入り、助産師や医師の指示どおりに
“いきみ”ができるよう、ママをリードして励ましましょう。
・赤ちゃんが生まれたら、一生懸命がんばったママに感謝やねぎらいの言葉をたっぷり伝えましょう。』
もしかしたら病院でも、こういった心得を教えてもらえることが多いのかもしれません。立ち合い出産をする旦那さんも、助産師や看護師、医師など出産にかかわるスタッフに迷惑をかけないようにしながら、ママへの励ましをしていきたいところですよね。今旦那さんのことを不安に思っているプレママさんがいたら、ぜひこの素敵な心得、教えてあげてみてはいかがでしょうか。
旦那さんの立ち合いを希望するママが多くいる一方で、「立ち合い出産はちょっと……」と拒むママも少なくないようです。その理由は……!?
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- 立ち会い出産させたら旦那が吐いた。