子どもの学歴は高卒でもいい?最終学歴についてママたちの本音は
子どもの進路について考えたとき、子どもの希望を尊重してあげたいと考える反面、ムリをせず身の丈にあった進路を選択してもいいのでは? と考えることもあるのではないでしょうか。
『子ども2人とも高卒でもいいかなぁって考えはじめた。田舎だし、ムリして進学しなくてもいいよね?』
勉強に対する意欲を見せてくれないわが子。投稿者さんは勉強をする気がないのであれば、志望校は決まっていてもムリをして大学にまで行かなくてもいいのでは? と考えたようです。
大卒から高卒でもいいかなと考えた経緯
『レベルの低い大学に行くぐらいなら働いて欲しい。都会の大学へ行ったら地元には帰ってこないしねぇ。地元で働いて地元で結婚してくれることが理想かな。田舎には学歴不問の求人がたくさんあるし、どこも人手不足だから選り好みしなければ仕事なんていくらでもあるじゃん』
子どもを大学に行かせるつもりで準備をしてきた投稿者さん。しかしお子さんがあまりにも学習意欲を見せないことから、このままでは志望校への合格は難しいだろうと考えはじめたのだそうです。旦那さんも、名前の通った大学でなければ行く意味はないと話しているようで、それならば高卒でもいいのではないかという答えに行き着いたのだとか。
進路を決めるのは誰?
『子どもがそれでいいのなら』
『子どもに決めさせなさいよ』
『子どもの意思はどこに行ったの?』
投稿者さんが投げかけた問いかけに対し、「子どもの意見次第では?」といった声が寄せられました。最終決断を出すのは親なのか子どもなのか、各ご家庭により違いがあるでしょう。しかし進路決定をするためには、お子さんの意見を聞いておく必要があるのかもしれません。成績などの関係で志望校が難しいと考えるのであれば、学校の担任や進路指導担当の先生を交えて、あらためて今後の進路について話し合うことも必要かもしれません。
最終学歴についてどう思う?ママたちの声は
最終学歴が高卒でいいかどうかの答えを出すことはできませんが、ママたちが思うことや、経験してきたことなど、「最終学歴について」のさまざまな声を見てみましょう。
大学進学だけが正解というわけではない
『いいんじゃない? うちの子はまだ2年後だけど、遊びに大学に行くくらいなら就職して欲しいと思っている』
『子どもさんがよければいいと思うよ。大学に行くことだけが偉い訳じゃないし。今は会社も若い子が欲しいとかあるみたいだしね』
大学に行くことだけが人生ではない。大学に行けば偉いというわけではないという声には一理あるかもしれません。大学は目的を持って学ぶ意志がある人の行く場所だと考えるとすれば、みんなが進学するから大学に行くという考えには違和感をもつかもしれませんね。大学進学だけが正解と考えず、子ども自身にあった進路選択を考えてみてもよさそうです。
大学には学び以外に得られるものがたくさんある
『大学時代って楽しかったわ。子どもにも同じ経験をして欲しい』
『大学に行くとより専門的なことが学べますよね。高校のときとは違った仲間ができたり、ゼミで教授と仲良くなれたり。バイトや合コン、朝までオールとか。そういうことって、大学のときにしかできない体験だと思うし、自分を見つめる時間であったり、人脈を築けるときだったりすると思うんです。私は電車で都内の大学に行って、より世界が広がってよかったなと思っていますよ』
専門的な学びに加え、多くの人との出会い、体験などが大学に行くことで得られると話すママたち。人との出会いは人生の宝となることもありますよね。大学生活のなかでさまざまな体験をすることで視野を広げ、可能性を広げるため、大学生活を送って欲しいと考えることは親心とも言えそうです。
現実的な格差についても考える
『何だかんだ言っても、学歴がないと就職とかアルバイトとか、応募資格すら貰えないところもあるし。一度社会に出てからまた学生に戻るのは本当に大変だから。知識・資格・経験は荷物にならないから頑張って欲しい』
『高卒と大卒だと給料も残業代も違う会社とかあるよ。大卒の方が高卒と比べると待遇がいい。同じ仕事内容なんだけど』
『うちの子も最初は就職希望だった。でも結局大学進学をすることにしたよ。本人の希望職種が高卒でも入れるけれど、給与が大卒と全然違うし、もし転職したいとなったときにいい求人は大卒を求められるものが多いから』
『うちの上の子は高卒でしばらく働いたけれど、やりたいことがあるって言って仕事を辞め、自分でお金を貯めて1年ほど海外留学に行っていました。帰国していざ働こうとしたら、高卒だと仕事がなかなかない。仕方なくとりあえずバイトをしているけど……。正社員になりたくても、短大卒か大卒しか雇っていないってさ。そういうこともあるよ』
必ずしも大卒でなければならないという訳ではありませんが、給与や残業代、手当などの収入格差があるというケースも珍しくはないようです。住んでいる地域や業種・職種でも違いがあるかもしれないため、就職情報などを実際に確認してから判断してもよさそうです。
学歴はあくまでも肩書。正解を求めず子どもの行く末を見守ろう
『うちは子どもが大学に行きたいと言ったら行かせるし、高校を出て働きたいと言えばそれでいい。大学へ行かなきゃ絶対ダメだとは思っていない。勉強ができることより、人としてまともになって欲しい。人を見下したりバカにしたりしない、思いやりのある子になって欲しいと思っている』
『大卒が完璧なわけじゃないよ。ただの学歴だもん。運転免許を持っていても運転が下手な人がいるのと大して変わらないよ』
学歴はあくまでも肩書と考える意見もありました。現実的な最終学歴による格差の問題や、大学に行っても中退したり何も得ずに卒業してしまったりするなどの問題もあり得ます。どちらが正解かを考え出すとキリがありませんよね。
高卒・大卒、どちらがいいかを考える前に、まずはお子さんの気持ちを確認し、最大限のサポートをしてみてはいかがでしょう? その結果でまたサポートの仕方も変化していくはずですよね。どのような最終学歴になっても、お子さんが選んでお子さんが挑んだ道。後悔するかもしれないのであれば、自分で選んだほうが価値も意味もあると考えられるかもしれません。
最終学歴の正解はきっと人それぞれ。大切なのは選んだ道を歩む子どもたちがどのように生きていくかではないでしょうか。私たち親にできることは、そのときにできるサポートをしながらその行く末を見守ることだけかもしれませんね。
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