【後編】義母と実母のバトル勃発!義母は実母を非常識と言うけれど……
義母と実母のバトルが勃発! お互いの子どものことや孫のことを巡って、譲り合うことができないようです。義母と実母のバトル、ほかのご家庭ではどうなのでしょうか?
義母VS実母のバトルどう思う?
『わかるわ。どうして男側の親は上から目線なんだろうね。旦那と結婚したけれど義親の娘になった訳ではないし、他人なんだからそこをわきまえろという感じだわ』
『そこまで言い返すほどのこと? 上手くやっていけばいいのに。この一言だけでこんな嫌みな返しをするのは怖いわ』
多くのママが似たような経験をしているようですね。たしかに義母の言い分が上から目線に見えてしまう場面もあるかもしれません。いっぽうの実母に対しても「そんなにむきになって言い返さなくてもいいじゃない」と娘からは見えてしまうことも。客観的に見ると「どっちもどっち」ということでしょうか。いずれにしても、義母と実母のバトルが起きるのには、どういった背景があるのか気になるところです。
どうしてこんなバトルになるのだろう
実母は義母のことが苦手……!?
『ママのお母さんは、義母のこと(もしくは旦那さんのこと)を最初から気に入らない何かがあったの? そうでなければ義母の「いいお嫁さんが~」は「いい人と結婚できて~」という意味だと思うし、そんな「嫁!」「婿!」なんて深い意味はないと思うから、「ありがとうございます~、こちらこそ~」で済む話だと思うんだけれど』
義母の「良いお嫁さんが来てくれて嬉しいわぁ」というセリフ。実母は「お嫁さん」という表現に着目してしまい、悪い意味で受け止めてしまったようですが、違う受け止め方をすれば「息子はいい人と結婚ができてよかった」と解釈をすることもできます。そうであれば実母も悪い気はしなかったでしょう。悪いように捉えてしまった背景には、もともと義母に対してライバル心があったり、苦手意識があったのかもしれません。
お互いに負けず嫌い
『ママのお母さんはわが娘の立場よりも、自分の負けず嫌いが発動したんだね。うちの母親もこういう所がある』
『いちいち反論するママの親は面倒くさいね。大人なら流すよ』
実母も義母も、お互いに負けず嫌いな性格だと考えることもできそうです。そのため義母から「嫁」と言われたから、実母としては「婿」と言ってしまったとも考えられます。また孫に関しても、それぞれが「うちの孫」という意識が強くて、相手の孫だと認めたくない気持ちもあるのでしょう。相手への反抗心などもあったのかもしれませんね。
愛情が深いからこそのトラブルなのかも
『うちの親なら、腹いせに娘が嫌がらせをされたら嫌だから、そんなことは言わない』
『結婚したのだから、親との縁は絶対切れないでしょ? いつまでも幼稚な考えをしないで、どうやったら上手く行くかを考えた方がいい。向こうも考えてるかもしれないし。これから切れない仲になるんだから、お互いに歩み寄ろう』
今回の義母と実母のトラブル。その背景には「うちの子」「うちの孫」といった、義母と実母の所有欲が見え隠れするような気もします。大切に育てたわが子が、相手の家の「嫁」になったことに寂しさを感じている可能性もありますよね。また祖父母にとって孫は特別可愛い存在でしょうから「うちの孫」と呼びたい気持ちも理解できます。
そういった意味では、義母も実母も子どもへの愛情、そして孫への愛情が深いのではないでしょうか。だからこその所有欲へと繋がるわけですが、そうではなく「大切な家族が増えた」と思ってくれたら、ママとしてはうれしいですよね。義母と実母の関わりは今後も続きます。お互いの意地や負けん気によって言い争いをして関係を悪化させるのではなく、ママやパパが間に立って、義母と実母のクッションになるのはどうでしょうか。お互いの母親の意向を聞きつつも、「それはこんな考え方もできますよね」など、違う考え方もできることを少しずつ伝えていけるといいのかもしれませんね。