中学生の三者面談、友達関係は子どもが同席していると聞きにくい。みんなはどうしている?
先生と保護者がお子さんの日ごろの生活や学習について話し合いや情報交換をする個人面談。先生と保護者に加えて、お子さんも参加する“三者面談”が行われる学校もありますね。ママスタコミュニティに三者面談の悩みが投稿されました。
『中学生になると面談で先生からの話は、勉強のことばかりになりますよね。親としては友達関係のことも聞きたいと思うのですが、子どもが同席していると聞きにくいですよね? 勉強以外の学校生活について聞きたいときは、みなさんどうしていますか?』
この相談にさまざまなコメントが寄せられています。
うちも同じ!子どもの学校での様子を知りたいけれど聞きにくい
『うちは中2。去年も今年も三者面談で勉強以外の話は出ない。親としても子どもが隣にいるんだもん、聞きにくいよね。うちの場合は、子どもと先生が各教科の話をして、私はずっと聞いているだけ。最後に先生から「お母様から何かありますか?」って聞いてくる。そうしたらさ「特にないです」って答えるしかないよね?』
筆者にも中学生の息子がいるので“本人がいるときに聞きにくい話題がある”と感じるママの気持ち、よくわかります。子どもが小さかったころは「ママ聞いて! 聞いて!」と煩わしいくらい喋ってきた学校や友達との今日のできごと。年齢が上がってくると口数が減り、思春期になれば親が聞いても答えないこともありますよね。子どもが話してくれないなら、先生に聞くしかない。でも子どもが親に話さないことは、子どもにとって“親に触れてほしくない話題かもしれない”と思うと、先生に聞くことさえ悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
もう中学生。聞かなくても大丈夫だよ
いっぽう学校での友達関係について、先生にわざわざ聞かなくても大丈夫とコメントするママもいます。
『中1のときは少し聞いてみたよ。でも先生もあんまり把握していなかった。子どももクラスより部活中心だったし、部活に仲の良い友達がいたからね。“友達がいない”とか“イジメがある”とか心配なことがないなら、放っておいても大丈夫そうだよ』
『小学校みたいに1日中担任がクラスの子どもたちと過ごすわけじゃないからね。教科ごとに先生が変わるしね。子どもの様子を見ていて特に問題がなければ、放っておいたらどう?』
わざわざ聞かないと答えるママたちは、中学生はもう小さな子どもではないと考えているからのようですね。たしかに親や先生を頼らなくても、子ども自身の力でトラブルを解決できることも、小学生のころよりはずっと増えていることでしょう。子どもが話したくない学校生活や友達関係のことならば、親として敢えて聞かないことも親子の程よい距離感として大切なのかもしれないですね。
でもやっぱり心配。先生と親だけの面談もできる?
いっぽうで、子どもの様子を身近で見ているなかで、やはり気になることがあったり放っておけない場合もあるかもしれません。学校や先生によっては、先生と親だけの二者面談を行なっている場合や、三者面談の最後に子どもだけ退席させて先生と親だけの時間を設ける場合もあるようです。ただ三者面談のみが行われる学校ならば、こんな方法はどうかとの提案もありました。
『もしイジメとか深刻な悩みなら、子どもに聞かれないように学校に電話して、二者面談の場を作ってもらったらいいよ』
『学年が上がるごとに面談は成績とか進路の話が中心になっちゃうよね。生活面とか友達関係とか、子どもに聞かれたくない話なら、その場では聞かなくていいよ。あとから電話で「三者面談では話せませんでしたが、友達関係のことで相談があります。お話の時間を取っていただけないでしょうか」って話してアポを取ったらどうかな』
三者面談はこれまで通りにおこなって、別途に二者面談をしてもらうよう親の側からアプローチしてはどうかとのアドバイスが複数寄せられています。もしかしたら担任の先生も、あらかじめ親御さんが希望している相談内容がわかっていれば、教科担当や部活の顧問の先生と相談して、より詳しい情報を集めておいてくれるかもしれませんよね。
聞きにくい話題を聞くかどうかは、冷静に考えてから
子ども本人が同席している面談で、ママが聞きにくいと感じる話題は、子どもにとっても親に知られたくない話題かもしれません。子どもの気持ちを汲み取って“聞かない”選択もアリではないでしょうか。まずはお子さんの普段の様子をよく見て「先生に聞くほど深刻なこと? それとも自分が心配しすぎてる?」とママが冷静に考えてみてもよいかもしれません。そのうえで必要だとママが判断した場合は、学校へ個別のアプローチをしてみるとよさそうです。
文・間宮陽子 編集・Natsu
- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 中学生以上の懇談会のことで質問です