休み時間に友だちとは遊ばず1人で過ごすわが子にモヤモヤ。親としてできることはある?
わが子が学校で誰と遊んでいるのか、親としては気になるところですよね。会話の中で友だちの名前が出たり、放課後一緒に遊ぶメンバーを耳にしたりと、友だちとの様子が想像つけばいいのですが、子どもの口から友だちの名前が出ないとなるとちょっとだけ不安に感じてしまうものかもしれません。小3の女の子のママから、こんなお悩みが届きました。
『うちの娘は休み時間に1人で過ごしているそうなのです。昼休みなどの長い休みのときは室内派の子たちと一緒に過ごしているみたいですが、短い休み時間などはトイレなどに行く以外は1人で席にいるそうで、誰とも喋ったりしていないとのこと。休み時間を過ごす子たちともべったりした関係ではなく、同じ室内にいるから一緒にいるという感じ。他のクラスメイトが外遊びなどワイワイやっている話を聞くと、モヤモヤがすごいです』
投稿者さんの娘さんのクラスでは、現在休み時間にみんなで鬼ごっこをするのがブームなのだとか。しかし娘さんは一切その輪に入らず、教室内で過ごしているようです。いじめとまではいかないものの、クラスで浮いているのではないか……と心配している様子が伺えます。このお悩みについて、1人で過ごすことが好きなお子さんをお持ちのママたちからコメントが届きました。
うちの子も1人で過ごしています
投稿者さんの心配する声に共感するように、ママたちがコメントを寄せてくれました。
『うちの長女も同じような感じです。小4になって友だちと過ごすようになってホッとしていたけど、最近はまた1人でいるみたい。ませている子が多く、合う子がいないみたい。私もモヤモヤします。でも本人は学校を嫌がっていないから様子見です』
『娘も「学校には友だちがいない」と言っていました。最初は投稿者さんのように気にしていましたけど、誰かひとりに固執するより浅く広くでいいのかなと思っています』
『うちの子は小1の女の子です。同じですー。心配して先生に聞いたら、「集団行動やお友だちと仲良く遊ぶことはできているので気にしなくて大丈夫です」って言われました。他の子たちが友だちとワイワイ遊んでいる話しを聞くと羨ましく思いますけどね……』
『うちの小3の娘も同じような感じの子なので、とても共感します。休み時間は周り子と話したり、折り紙交換したり、絵を描いたりしているみたい。でも特別仲良しな子はいないようです。個人面談に聞いたら「いつも1人でいるわけじゃなくて友だちとも過ごしています」と言っていたので、孤立しているわけでもないみたい』
『うちの子も1人でいたいときや友だちと一緒がいいときで過ごし方が違うみたい。全く問題視していません。自分のペースを大事にできていていいことだと思いますよ!』
外で遊ぶ子たちと教室に1人でいるわが子を比べてしまい、モヤモヤした気持ちを抱えてい投稿者さん。「その気持ちよくわかります」としたうえで、どこか吹っ切れた様子のママたちもいました。どうやら個人面談などで、担任の先生に学校での様子を聞いているようですね。お子さんの口から「1人」と聞くと、親としてはドキっとしてしまいますよね。しかし、1人でいることもあれば友だちと過ごすこともあるという状況をお子さんがママに上手く説明できなかっただけという可能性も考えられます。「1人」という言葉だけにとらわれてしまうのではなく、まずは学校での様子を知ることをからはじめてみてはいかがでしょうか。
大事なのは子どもの気持ち。1人でいることが心地いい場合も
お子さんはなぜ1人でいるのかも考えてみましょう。もしかしたらお子さんなりの理由があるのかもしれませんよ。
『1人が平気っていうか、別にそれについて何も思わない子もいるんだよ。みんなの輪に入りたいのに入らないなら問題だけど、気ままに1人だったりそのときにいる人と必要なだけ話したり、そういう子もいるよ』
『お子さんがそれで悩んだり、学校に行きたくないって言ったりしたら先生に相談した方がいいけど、群れないのもその子の個性なんじゃないかな?』
『内気でおとなしい子は、1人で過ごすことも多いよね。でもそれが悪いわけではない。逆に1人で過ごせるって強みになることもある。親は見守って認めてあげてください』
『私が小学生のとき、そういう子がいた。別にみんなから嫌われているとかではなくて、いつも席で本を読んだり絵を書いたりしていた。学校ではあまり話したり遊んだりしなかったけど、学校のあとたまに遊んだりしていた。今アラフォーだけど、今でも仲良し(笑)。当時を振り返って「みんなで鬼ごっことかワイワイするのが単純に好きじゃなかった」って言っていたよ』
友人関係に限らず、親は自分自身の経験から子どもに助言することがあるでしょう。もしママ自身が学生時代にお友だちとたくさん遊んでいたのなら、1人でいるわが子のことが心配になってしまうかもしれませんね。しかしお子さんは1人になってしまったのではなく、1人を選んでいる可能性も考えられます。親子の会話の中から、お子さんの本当の気持ちを知れたらいいですね。もしお子さんが1人を選んでいるのなら、心配するのではなく見守りながら認めてあげることが大事ですね。
お子さんとの会話の中に答えがあるのかも
友だちと遊んでいる様子がなく、心配になってしまうのは親心でしょう。その心配を押しつけすぎてもいけませんが、楽観的に捉えすぎるのもよくありません。お子さんの様子をちゃんと見てあげてほしいというコメントも届きました。
『子どものことじゃなく私自信の経験の話をします。私も親には、学校では読書していて1人遊びが好きな風を装っていたけど、本当はいじめられていた。クラスのリーダーみたいなのに目をつけられ、ポツンだったんだよね。ちょっとだけ、しっかり見ていてあげたほうがいいと思います』
『うちも低学年のときは1人行動が目立っていたけど、小4になって友だちと過ごせるようになった。それはいいんだけど、今度は逆に執着されて息苦しいみたい。1人の方がマイペースに過ごせてよかったのかなと思っているよ』
親に「1人で過ごすのが好き」と言いながら、本当はいじめられていたと話すママも。もしわが子が同じような立場だったらと思うと、心苦しくなってしまいますね。一方で友だちと遊ぶようになってから悩みが増えてしまったお子さんも。ママたちの経験談からは、1人でいることも友だちといることも、どちらも親にとって不安のタネが潜んでいるということがわかりました。
私たちが親としてできることは、まず子どもの話をよく聞くことでしょうか。そこにちょっとの引っかかりがあるのでしたら担任の先生に話を聞く。お子さんが1人でいるのか、1人になってしまったのかを見極めることが重要なのかもしれません。学校に行くことを嫌がっていないかなど、学校へ向かう様子なども伺いながら子どもの交友関係を見守っていきたいですね。
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ イラスト・春野さくら
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