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【後編】中高一貫校に通う娘の基礎的学習がついてない!振り返りをしたいママVS授業を進めたい塾

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中高一貫校に通う中3の娘さんが勉強についていけていない、どうも基礎的なことを理解できていないようだという投稿者さん。塾の先生に基礎を振り返る学習をしたいと相談してみましたが、塾の先生は首を縦に振りません。投稿者さんと先生の意見が合わずに平行線のままの可能性もあります。

塾と考えが合わないママ。どうすればいい?

おなじ塾内の違う先生に相談をする

お子さんが通っている塾に、担当以外の先生がいるならば、そういった先生方や塾長に相談してみるのも手ではないでしょうか。例えば別の先生が担当するクラスへの変更を相談することもできますよね。いろいろな先生の意見を聞くこともできますし、ママが話しやすい先生の方が悩みを打ち明けやすいということもあるでしょう。

今の塾をやめて個別指導や家庭教師に変えてみる

『塾じゃなくて家庭教師にしたら? 家庭教師にして、基礎から教えてほしいと言えばやってくれるよ』

今は小規模とはいえ複数名で授業を受けるスタイルの塾に通っているようです。そうではなくて、個別学習の塾や家庭教師に変えることを考えてみてもいいのかもしれません。いずれもお子さんの学力や希望に合わせて教えてほしいという相談がしやすいのではないでしょうか? また1対1での学習なので、わからないところがあれば、お子さん自身もその場で先生に質問しやすいメリットがありそうです。お子さんと話し合ってみて、より学習しやすそうな方法を選べていけたらいいですよね。無料体験などがあれば、まずはそれで試し、相性診断するのがおすすめです。

内部進学に強い塾を選ぶ

中高一貫校に通っているという投稿者さんのお子さんの場合、このままでは上の高校への内部進学が危ぶまれるという心配もあるのかもしれません。いくら一貫校とはいえ、全員が無条件に高校に進学できるわけではないとしている学校もあることでしょう。学校が定める基準に達していない生徒については、外部の学校への転学を勧められるという話も耳にしたことがあります。そのため、もしかすると、いわゆる高校受験をする中学生のための塾ではなく、中高一貫校に通う学生のための授業を展開する塾を選んだ方がうまくいくのではないでしょうか。中学の時点で高校の内容を学ぶことがあるなど、学習過程に学校ごとの特色があるようですから、できればお子さんが通っている一貫校の補習型を掲げる塾を探してみましょう(学校の近隣などにありませんか? )。お子さんの状況に合わせたカリキュラムを組んでもらえるかもしれません。筆者の家の近くにも中高一貫校対策を謳い、専用のクラスを設けている塾があります。塾の看板に「中高一貫クラス」と書かれていたりしますし、親同士の話で評判などを聞いてもいいのではないでしょうか。

相性に不安があったり、効果が得られていない感じがするのなら、転塾といった思い切りも必要では?

『入学時小学校で英検準2級あたりを取っている子もいれば、うちの子みたいに英検を受けないまま入学した子もいる状態でした。でも先生が「英語の基礎から教えます」とおっしゃってくれていたので安心していましたが、つまづいてばかりだったような気がします。もっと早くから立ち止まって長い休みのときに最初から学べば良かったと思っています。長い休みも大量の課題が出て、それをこなすのにいっぱいいっぱいでした。中1くらいの簡単なところも馬鹿にしないでやらせようと思います。どのあたりでつまづいているのか発見したいです』

投稿者さんは塾の先生に頼るばかりではいけないと思ったのでしょう、中学1年生の内容から復習していくことにしたようです。投稿者さんが教えてあげるのか、それ以外の方法をとるのかはわかりませんが、今の状況を見過ごすことはできないという判断をしたのでしょう。1年生まで戻れば学習内容も今よりは易しくなるでしょうし、丁寧に学び直すことで、そのうちに学びのリズムをつかむことができるといいですよね。優しい問題とはいえ、「できる」「わかる」成功体験が、お子さんは自信に繋がり、その後の学ぶ意欲へと転じていくことを祈ります。

子どもが通う塾(時にそれは習い事も同じですが)と子どもの相性に多少なりとも疑問が生じるということは、ママなら誰にでも経験があるように思います。そんなとき、お世話になった先生の顔が浮かんでしまい、迷いながらもずるずると転塾などの策を講じられない人もいることでしょう。投稿者さんのように先生に相談を持ち掛けることが出来たとしても、その後すぐに思い切れないというケースもあるのでは? でも、どんなに優しい先生、小さい頃から長く見ていただいている先生だとしても、月謝を払って子供を通わせるわけですから、効果が得られないように感じるならば、どこかで決断しなければいけないのかもしれません。ピアニストになれなくても、日々の練習は怠るようでも、レッスンの日にピアノに触れ、音になじむことを目的としているといったケースであれば、上手になることが目的ではありませんから、通っているピアノ教室をやめる必要はないのかもしれません。でも、理解できない授業が目の前で繰り広げられる塾に通い続けるというのはどうでしょう? 投稿者さんがお子さんの理解力の遅れなどを見逃さず、塾の先生の方針に「NO!」を下したのはきっと正解だったと思いますよ。

文・こもも  編集・blackcat イラスト・Ponko

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