2020/11/15

【後編】「子どもを実家に泊まらせるな！」両親と同居中の弟から怒りのLINE

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「もう実家に子どもを泊めるな」と怒りのLINEを送ってきた弟。きっと義妹が言わせているのだと思います。子どもの夜泣きが辛いのはわかるのですが、全部私の子どものせいにされることに納得ができません。それにしても、義妹はなぜそんなに怒っているのか……。状況がよくわからないので母に聞いてみることにしました。

実家の母に電話。詳しい話を聞いてみた

どうやら私の子どもが「◯◯くん（弟夫婦の子）が夜中泣くから、うるさくて眠れなかった」と義妹に言ったのだそうです。その一言が義妹の気に障ったようで、義妹は弟に当たり散らし手に負えない状況に。その日、弟は会社を休んでまで義妹をなだめる必要があったのだそう。それでも義妹の怒りはおさまらず「お姉さんの子どもたちは、もうこの家に来て欲しくない」と両親にも言い放ち、とうとう私の父を怒らせてしまいました。

みんなでワイワイ集まれる家にしたかった父は、娘である私や、孫である子どもたちに「実家にこないで欲しい」と言ってしまった義妹が許せなかったのでしょう。父と義妹は対立し、どうやら実家の雰囲気は最悪な様子。母もどうしたらいいのかわからないと言っていました。

弟からのLINEをもらって、私は義妹に謝る気持ちにはなれずにいましたが、母の話を聞くうちに、うちの子どもが「夜泣きがうるさい」と義妹に言ってしまったことは謝るべきかなと思い始めました。子育てに奮闘している日々のなかで、そんなことを言われたら私だってカチンときますし、「あなたのせいでしょ！」と思ってしまうのは仕方ないような気がしてきたのです。

実家で同居しているきょうだいに気を遣うべき？

そういえば以前ママ友がこんなことを言っていたのを思い出します。

『うちは兄夫婦が両親と同居してくれているから、帰るのは盆正月だけ。それも日帰り！』

『同居しているなら、お盆とお正月だけに挨拶に行くかな。子どもたちだけ泊まらせるような迷惑なことはしない』

『実家に兄夫婦が同居してるけれど、泊まったこともないし、子どもだけで泊まらせたことなんてない。絶対にお嫁さんに負担が掛かるのがわかるから。行くのは盆正月のみ。昼ごはん、夜ごはんは一緒に食べても日帰りだよ』

自分のきょうだい夫婦が実家に同居している場合には、頻繁に実家に帰ったりしないようなのです。子どもだけで泊まらせるなんて言語道断！　そう言われたようで、そのとき私は自分の行動を考え直そうと思ったことを思い出しました。その一方で、実家は私が生まれた家だし、両親を喜ばせるために帰ってもいいじゃない！　という気持ちもあったのも正直なところ。そう思ってしまうのは、私の甘えなのでしょうか。

もし自分が義妹の立場だったら……

さらに別のママ友からも、私が頻繁に実家に帰ることを話したら、こんなことを言われました。

『もしあなたが旦那さんの実家に同居していて、旦那さんに姉か妹がいたとして、その子どもたちが月に何回も泊まりにきたら嫌じゃない？』

今になってこの言葉を思い出して、私はハッとしました。確かに私が義妹の立場だったら、すごく嫌です。義姉の子どもが月に何回も泊まりにきて、ご飯も食べてお風呂も入っていく。例え義母が面倒を見るとしても、やっぱり気を遣います。そしてその気遣いがストレスになって、何かのきっかけで爆発するでしょう。今回の義妹のように私も怒り狂うと思います。義妹の立場になって考えてみて初めて、私や子どもがしていたことがどれだけ義妹の負担になっていたのかがわかりました。

実家であって実家でない。もう一度考えてみたいこと

今さらかもしれませんが、自分の実家とはいえ、今は弟夫婦が両親とともに住んでいるのだから、もう「私が生まれた家」という考えを持ってはいけないのかもしれません。今回義妹の怒りは、私の子どもが言った言葉が気に入らなかっただけではなくて、これまで私や子どもたちがしてきたこと全部への怒りなのだと。私が実家に帰ってご飯を食べたりするのを見て、「もうあなたの実家じゃないんだよ！」と思っていたのかもしれません。

そんな義妹の気持ちに気づくこともなく、当たり前のように実家に帰っていた私は、義妹からすればストレスでしかなかったのでしょう。これからは義妹の気持ちをもっと考えないといけないと思いました。みんなでワイワイ楽しく過ごしたいと願う父とも一緒に考えてみたいです。

両親にとって大切な「家」であるように、義妹にとっても大切な「家」なのだから。そこに住まう家族がそれぞれに心地よく過ごせるにはどうすればよいのか、まずはそこが重要ですよね。そのうえで、私たち家族と実家との関わり方も、あらためて考えていきたいと思っているところです。……と、その前に私にはやることがあります。まずは今から義妹に謝らなければ。

※このエピソードはママスタコミュニティへの投稿を参考にしています。

文・こもも