<他人に楽をさせたくない主義>【後編】旦那から「俺の仕事と同等の価値がある家事をしろ」と言われた
前回からの続き。専業主婦の投稿者さんは「自分が働いているのと同等の価値のある家事をしろ」と旦那さんから指示されてしまいます。「どの程度の家事をしたらいいのかわからない」と途方に暮れる投稿者さんに、ママたちからはさまざまなアドバイスが集まりました。その中には、「投稿者さんが家庭を預かっているからこそ仕事ができていることをわかっていない」「今以上に投稿者さんが家事を頑張ったとしても、旦那さんが認めるとは限らない」という冷静な意見がありました。もし家事を頑張っても現状維持どころか、現状未満の事態になるのは目に見えています。ママたちが寄せてくれたアドバイスの中に、投稿者さんは使えそうな一手はあるのでしょうか?
むしろ手抜きの家事をしてみる!
『手抜き家事で「同等だ」と主張すればいいよ』
『いつもよりも手抜きの家事でいいんじゃない? 文句を言われたら「あなたと同等の価値がある家事をしてるよ?」と言い返せばいいんだし。「あなたも外で働いているのはこれくらいでしょ?」という意味で』
『ホコリまみれで病気にならない程度の掃除と、お腹を壊さない程度の食事、清潔感を保てている程度の洗濯をするくらいでいいかと思う』
どの程度家事を頑張れば……と首をかしげる投稿者さんに、「むしろ今よりも手抜きをして、同等の価値だと主張してみては?」とユーモアたっぷりのアイディアが寄せられました。「旦那さんの仕事と同等の価値がある家事」が、今よりも念入りな家事とは限りません。旦那さんから文句を言われたら「これくらいが妥当でしょ?」ときっぱり返してみたら、もう無茶な要求をしてこないかもしれませんね。
仕事と同じなら、主婦業にも休みを!
『「え? 定時を過ぎたら家事をやめていいってこと? オッケー、じゃあ17時にあがりまーす」って言ってやりなよ。「土日も休みだねー」って』
『「外で働いている間は同等の価値のある家事をやれ」というのはわかった。完璧には難しいけれど、時給換算して平均的な値段で考えましょう。仕事が終わったら時間外だから、あとは自分のことは自分でしてもらおう。休みの日は同じようにダラダラしてもいいってことだよね? 祝日、年末年始、GW、お盆とかの長期休みもあっていいのね。義両親との付き合いは同等の価値には含まれないので時間外手当てをもらって』
『となると旦那さんの夕飯やお風呂は、自分でやってもらうしかないね』
定時やお休みの日がある仕事とは違い、家事は朝早くから夜遅くまで続き、お休みできる日はないと言っても過言ではありません。また突発的に家事は発生します。もしも本当に仕事と家事を同等に捉えて決められた時間や曜日にしか家事をしなかったら、今のような心地よい生活を保つのは難しいはず。「あなたが休んでいるときは私も休んでいいのね?」と詰め寄ったら、旦那さんはタジタジになってしまうかもしれませんね。
同等の価値なら、家事を時給換算してみる
『家事全般を全部時給換算して表にして、旦那さんに渡したらいいと思うよ』
『家事代行サービスの料金を調べてみたら? 旦那さんの給与は時給換算でいくらなのかな?』
『家事代行サービスの勤務時間が1日10時間として、それなりのお給料をもらえるんだよね? 旦那さんの収入を超えちゃうかもね!』
ネットなどで家事代行サービスの料金を調べて、旦那さんのお給料と照らし合わせてそれに対応するだけの家事をしてみては……とのアドバイスも飛び出したようです。もしも旦那さんの言う「同等の価値」が金銭的な価値を示しているのであれば、とても効果的な方法に思えますね。わかりやすく表にして見せたら納得せざるを得ないでしょう。
それでもダメなら!最終手段は……
『「うるさい」のひと言でよくない?』
『「え? 同等の給料は誰がくれるの?」』
『「あなたの手取りの半分の仕事量じゃないと割に合わないよね? 家事を分担している訳じゃないんだからそうじゃないと理屈に合わないよね? それで半分の手取りを全部支給されるなら、半分の仕事量をこなせばいいんだよね」』
どんな主張をしても旦那さんが納得しない場合には、最終手段としてキッパリと言い返すのもひとつの手でしょう。もしも旦那さんの主張をすべて飲んでしまったら、今後は投稿者さんに不利になることも出てくるかもしれません。夫婦の平等性を保つためにもしっかりとした話し合いが必要なのではないでしょうか。
旦那さんから思わぬことを言われて戸惑ってしまった投稿者さん。突然「仕事に見合うだけの家事を」と言われたら驚いてしまいますね。旦那さんが聞く耳を持ってくれるなら、まずは「同等の価値とはどういう意味か」ということを、旦那さんとよく話し合う必要があるのではないでしょうか。旦那さんがいう「同等」が時間のことなら、休みの日や夜間の家事分担を決めるべきでしょう。金銭的なことを言っているのなら、時給換算したものを提示したりどのレベルまで家事を行うことがいくらくらいの価値なのかをすり合わせたりする必要がありそうです。
「ほかの家族に楽をさせたくない」という思考を持つ人に、お互いに納得できる点を見つけることの大切さをなんとか伝えたいものですね。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・白目向き子
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- 俺が外で働いてるのと同等の価値がある家事をやれ。