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チュートリアル・福田充徳:第3回「これって子育て中のパパあるある!?」

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「パパに子どものお世話を頼むと、どこかちょっとずれてる」と思っているママは多いかもしれません。タレントとして、現在2歳になる男の子のパパとして、活躍しているチュートリアル・福田充徳さんも、時々奥さんからあることについて注意されることがあるのだとか。ほほえましい家族のエピソードについて、伺ってみました。

「子どもならではの感性」が楽しい

――お子さんとの生活を、とても楽しまれているようですね!

子どもは観察していると飽きないですね。先日も、どこかにぶつけたのか痛くて泣いていたんです。そのとき息子はママに「痛いの、痛いの、飛んでいけー」とやってもらっていたんです。それが気に入ったのか、気に入っているぬいぐるみを壁にガン!と投げつけてから、そばにかけよって「痛いの、痛いの、飛んでいけー」とやるんですよ。そんな息子の姿を見て「かわいいな」って思っていました(笑)。

ただ「痛いの、痛いの、飛んでいけー」ってやるだけじゃだめで、ちゃんと一度痛い目にあってからケアすることが大切(笑)。息子は2歳児なりに、ちゃんと考えているんですよね。ちゃんと一度ケガをするという段取りを踏まなくてはいけないんでしょうね。

子どもは何歳までカミナリを信じる?

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――子どもの物事の捉え方はおもしろいですよね。

最近、息子はカミナリが怖いらしいです。悪いことをしたらカミナリが鳴って、おへそを取られるという一連の流れがあるんですよ。「そのカミナリの存在をどうとらえてるんだろう」って思うと、不思議ですよね!

ちょうど保育園でカミナリさんの絵本を読んでもらったらしくて、「悪いことをしたらおへそがとられるんやで。ちゃんということ聞きや」って。そうすると「おへそを取らないでください」と言うんですよね。子どもはどのくらいの割合でカミナリを信じているのか、すごく不思議です。子どもって不思議ですよね。

作ったものを息子がおいしそうに食べてくれるのが嬉しい

――仕事を理由に育児をママに任せてしまう男性が多いなか、福田さんはかなり育児にかかわっている方だと思います。なぜそこまで育児に時間をかけられるのでしょうか?

なんですかね? 作ったご飯を子どもがおいしそうに食べてくれたり、自分がやったことで子どもが笑ってくれたりするのが嬉しいんですよね。

子どもを持つ前は、芸人仲間から育児の話を聞くと「おむつ替えたり、ご飯食べさせたり、大変そう。え、子どもが寝るまで抱っこしてなきゃいけないの? 自分、寝られへんやん」「めちゃくちゃめんどうくさい。そんなことまでやらなきゃいけないの?」と思うことがいっぱいあったんです。でも実際に子どもを持ってみて、息子にミルクを飲ませたり、自分が作ったごはんを食べてくれたりすると、すごく嬉しいんですよ。

パパあるある!?子どもに着せた洋服の組み合わせが……

――逆に育児で余計なことをして、奥さんに怒られたことはありますか?

いっぱいありますよ! 言い出したら切りがない(笑)。風呂上がりに奥さんに「子どもに洋服を着せて」と言われて、着せたんですよ。そしたら「なんでその組み合わせなの!?」と言われて。「だったら先に用意しとけや!」ってはらわた煮えくりかえってるんですけど、「あ、そやなぁ。組み合わせが変やったなぁ。替えないと」「そうか、そうか。昨日もこんな感じの服やったもんな」と言ってました(笑)。

――優しいですね(笑)

奥さんには気づかれていると思います。まったく顔に出てないってことはないでしょうから。「そんなところでケンカしてもなぁ」と思って、奥さんの言うとおりにしてました(笑)

うどんもごはんもパンも全部炭水化物!昼も夜も麺なのはNG?

――他には、奥さんにどんなことを言われるんですか?

今子どもが2歳で、もうすぐ3歳になります。これは最近のことなんですけど、夕方、子どもがお腹すいたというから、「何が食べたい?」といったら「麺、麺」と言ったんです。ラクだし、うどんを作ってあげたんですよ。そしたら嫁が「今日のお昼、保育園で麺だったのに」と言ってきたんです。

それで「だったら先に言えや! うどんもごはんもパンも全部炭水化物やろが。だいたい白米3回食う日もあるやろ!」と思ったんです。そうは思いつつもやっぱり「おお、そうやなぁ」って言って、「明日の朝はパンにして、お昼はご飯。夜はスパゲッティにしようか」と言うんです(笑)。

――「おお、そうやなぁ」って言えるのがすごいです(笑)

息子が一緒にいるから、そこで「別にええやろ!」ってキレてもなぁと思って、言いません。

母は強し。子どもが生まれてからの奥さんの変化

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――奥さんとは以前からそんな感じですか?

いえ、子どもができてからですね。お互いに「これはこうした方がいいのに」ということはあると思いますよ。でもそれを全部口に出すのも大変だし、と僕は思っています。結婚前はそんなに言われてなかったと思うんです。子どものこと以外では優しいですね。ただ、「子どものことはちゃんとやらないと」と思っているから、女性は気持ちが強くなるんじゃないでしょうかね。

子どもが生まれてからは、子ども中心の生活になりましたね。2人でどこか出掛けようという話になっても、「子どもも連れていきたいね」という話になり、結局みんなで出掛けています。子どもと一緒にいるのが楽しいんですよね。

(編集後記)
「子どもの服の組合せがおかしい」など、ママからしたら「パパ育児あるある」の話をしてくれました。それも、普段から子育てに大きくかかわっているからでしょう。さて、4回目は現在2歳になる福田さんの息子さんのおもしろエピソード、父親として注目してほしいところなどについて、語ってくれました。お楽しみに!

取材、文・間野由利子 編集・荻野実紀子

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