コロナ禍で子連れでのおでかけや移動先の意識が変わった!今ママが求めるベビーカーとは
外出自粛や人混みを避ける傾向から、子どもを連れたおでかけにもいろいろと考えることが増えましたよね。「遠くに旅行に行きたいけど近場で済ませよう」「荷物は最小限にしよう」など、子連れのおでかけに関する悩みは以前よりも少し変化したと思います。
ドイツ生まれのベビー用品ブランド「サイベックス」ではこのたび、1歳半から3歳の子どもを持つママ500名を対象に調査を実施。今回はその調査結果から、アフターコロナ時代における子連れのおでかけ事情に迫ります。
大都市圏では自転車を使う頻度が増えたママが半数以上!
調査ではまず「新型コロナ感染拡大以降、移動手段やおでかけ先に変化はあった?」という質問がありました。すると85%ものママが「あった」と回答。
詳しく掘り下げると、「近くのおでかけ(近距離行動)が増えた」(89%)、「公共交通機関を使う機会が減った」(69%)、「自家用車を使う機会が増えた」(61%)、「自転車を使う機会が増えた」(32%)といった回答が得られました。
地方では自家用車を持っている人は少なくありませんが、特に大都市圏において自転車はママにとって必須アイテムかもしれません。今回の調査でも全体では32%でしたが、東京都在住のママでは55%、大阪府在住のママでは57%とそれぞれ半数以上が「自転車を使う機会が増えた」と回答しています。
コロナ禍の運動不足やストレス発散に自転車を多用するママも
なぜ東京や大阪に住むママは自転車を使う頻度が増えたのでしょうか。理由について詳しく聞いてみると、
『歩くと遠い、でも車やバスなどを使うほどでもない距離のおでかけに便利(32歳)』
『公共交通機関と違って3密(密閉、密集、密接)を避けられる(37歳)』
『バスなどは子どもがいろいろなところを触ってしまうため、感染リスクがあるが、自転車であればそれを避けられる(41歳)』
『ステイホームによる運動不足の解消になる(38歳)』
『自粛生活のストレスから、自転車移動することで子どもが喜ぶ(34歳)』
といった理由がありました。感染症対策だけでなく、運動不足やストレス解消に自転車を使うママは少なくないようです。コロナ禍における子育て世帯の新しい生活様式において、ますます自転車のニーズは増えていくのかもしれませんね。
子どもの感染症対策のためにもベビーカーを使う頻度は増加
一方で、子連れの徒歩移動に欠かせないのがベビーカーです。調査では、コロナ禍におけるベビーカーに求めることへの変化もうかがえる結果に。
『自転車移動が増えたがベビーカーも使いたいので、カゴに入るベビーカーがあると嬉しい(37歳)』
『素早く買い物を済ませたいので、狭いところも動きやすいといい(29歳)』
『今までは子どもを歩かせていたお店も、最近はあちこち触らせないためベビーカーに乗せたままなので、小回りがきく方がいい(37歳)』
『まとめ買いをする機会が増えたので、荷物が入れやすい収納スペースがついていると便利だと感じた(35歳)』
自転車を使う頻度が増えたことで、自転車のカゴに入れることができるコンパクトさをベビーカーに求めるママは多いようです。また、外出先における子どもの感染症対策のためにもベビーカー滞在時間を増やしたいと考えるママも。その結果、小回りの利きやすさや買った物をしっかり収納できるスペースの確保が必須項目となっているのかもしれませんね。
自転車のカゴに入るベビーカーが日本初上陸
こうした移動手段やベビーカーに求めるニーズの変化に伴い、新たなベビーカーも登場しています。11月6日にはブランド史上最小サイズのストローラー「CYBEX LIBELLE(サイベックス リベル)」が日本に初上陸。折り畳むと自転車のカゴにスッポリ入るだけでなく、飛行機での機内持ち込みサイズ未満になってくれるベビーカーです。
またショッピングバスケットも大容量なので、買い物にも便利。シート幅と背もたれの高さは4歳頃まで使え、体重22キロまでOKなのでセカンドベビーカーを探しているママにとってもピッタリかもしれませんね。
今回の調査では、新型コロナウイルスがママと子どものおでかけ事情にも大きな変化をもたらしていることがわかりました。感染症対策や移動手段に応じて新たなベビーカーを探しているという人は、各メーカーをチェックしてみてはいかがでしょうか。
調査対象:1歳半~3歳の子どもを持つ母親500名 ※子どもの年齢で均等割付
調査期間:2020年10月1日~2日
調査方法:インターネット調査
文・AKI 編集・山内ウェンディ