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カジサック第4回:「家族全員でYouTube出演。SNSとの向き合い方は?」

毎年10月19日は“イクメンの日”。毎年10月半ば頃に開催される「イクメン オブ ザ イヤー」では、その年に育児を楽しみ、頑張ったパパたちが部門別に表彰されます。「イクメン オブ ザ イヤー 2020 イクメン動画クリエイター部門」は子どもたちを含め家族全員でYouTubeに出演しているカジサックさん。
家族で出演するきっかけになったのは奥さんの一言だったそう。YouTubeに出るにあたり子どもたちにいったこと、仲良し夫婦の離婚の危機や思春期を迎えた長男との関係についても伺いました。
カジサック

キッカケは奥さんの一言。YouTube番組の内容転換へ

――2018年10月から「カジサック」の芸名でYouTubeチャンネル「カジサックの部屋」を開設しています。家族出演することになったきっかけは?

実はきっかけになったのは嫁さんなんですよ。あるとき嫁さんが「1日ママ体験をしてみたら?」という話をしてきたんです。最初に聞いたとき、それは自分のコンテンツに合わないと思って「やらない」といったんですよ。でもあとになって「やってもいないうちからだめだと決めつけるのはよくないな」と思い直し、嫁さんに「やってみるよ」と伝えたんです。

嫁さんは「おもしろいと思うよ」といってくれて。最初はそんな軽い感じだったんです。でも実際に作ってみたら予想以上にはねて、それから家族でやってみるのもいいかもしれないなと思い始めました。子どもたちも毎回「出たい、出たい」といっていたこともあり、「よし、じゃあやるか」ってなったんです。

コメント数でいうと、それまで僕が撮ったYouTube動画は、3000が高評価だとしたら低評価が6000つくような状態だったんですよ。でも嫁さん企画の動画を出してからコメントの数が逆転しました(笑)。

子どもはあくまでもお手伝い。タレントではない

――家族全員でYouTubeに出演していますが、出演するようになって変わったことはありますか?

YouTube出演にあたり、子どもには「あくまでもお手伝いであって、YouTubeに出ているからといって、お前たちが偉いわけでもないし、タレントでもない。それを忘れないように」ということは常に伝えています。

――奥さんも「ヨメサック」として登場していますが、何といっていますか?

嫁さんは一応出演していますが、あくまでも僕のサポートをしてくれているという立場で、自分は主婦だと考えています。

100万人達成。家族に伝えたい言葉は「ありがとう」と「ごめんな」

カジサック
――奥さんからいわれて嬉しかった言葉はなんですか?

いっぱいあります。最近1番嬉しかったのは、2019年7月に目標だったYouTubeの登録者数100万人を達成できたときのこと。「本当にお疲れ様。がんばっていたよね」と声をかけてくれたことです。「ありがとう!」と思うのと同時に「ごめん」と思いました。
というのも、宣言してから目標達成までに9カ月ほどかかったのですが、その間ずっとYouTubeのことばかりを考えていたんですよ。

僕はいろいろ思い悩んでしまう性格なので、家に帰る前に車の中で考えて、1度気持ちを切り替えてから自宅に帰っていたんです。それでもその9カ月間はそんな余裕すらなかった。家の中では嫁さんだけじゃなく、子どもたちにも気を使わせていたんじゃないかと思います。だから「ありがとう」と「ごめんな」と2ついいました。嫁さんは「大丈夫だよ」といってくれたのでそれも嬉しかったです。

親友の結婚式か次女の運動会かで離婚寸前までの話し合いに

――夫婦でケンカすることもあるかと思います。お互いに「もう嫌だ」と思うことはないのでしょうか? またそうなったときの対処法は?

ケンカをすることはほとんどないですが、1度もう別れようかと思ったところまでいったことがあります。

――どんなことでケンカになったんですか?

次女の幼稚園の運動会と、嫁さんの親友の結婚式が重なってしまったことがあったんです。結婚式は広島であるから、運動会に出られないといったんです。でも僕は年中さんの運動会は1回しかないし、子どもはママに来てほしいと泣いていたんです。
嫁さんからしたら、大親友の一生に1度の結婚式で、幼稚園の運動会は年少のときに見ているし、年長となる来年も見られる。しかも3人目の子どもということもあり、特別感は薄れてきていたと思うんです。

しかし子どもからしたら、1年にたった1回の運動会で、そのために毎日練習しているわけですよね。「ママにもパパにも見てほしい。なんで他の家のママは来てくれるのに、うちは来てくれないの?」と思うでしょ?

嫁さんは普段はそれほど強く自己主張しないんですけど、このときはもう子どもみたいになっちゃって。そのとき僕は嫁さんが結婚式に行くなら別れるといったんです。

結局彼女は結婚式に行くことになり、僕はもう帰ってこなくていいと思っていました。ただそうはいっても次女がかわいそう。だから僕の母親と彼女の両親を呼んで、みんなで盛り上げました。結婚式から帰ってきて、嫁さんは冷静になったんでしょうね。僕に何度も謝ってきました。たぶん嫁さんもそれまで何年も家事と育児にかかりっきりだったから、せめて結婚式の1日だけでも親友に会いたかったんでしょうね。それもあって爆発しちゃったんだと思います。

――このときは、お子さんたちは知らなかったんですか?

知っていますよ。「パパはもうママと別れるから」といったら、長男が号泣して、長女も泣き出し、当時1番下だった次男だけがニコニコしている。そんな感じでした。この出来事で子どもを不安にさせてしまったので、今は極力子どもの前ではケンカしないようにしています。

毎回、小さくても目標設定したほうが幸せを感じられる

カジサック
――Twitterで『人生は一回。この先も小さな事でいいから目標を作ってたくさん「幸せ」を感じたい』と書いていますが、カジサックさんにとっての幸せとは?

子どもがいて、嫁さんがいて、ご飯を食べながら「あーいま、幸せだな」と思える。ただ小さい目標設定はしたほうがいいと思うんです。たとえば「今日は早く帰って、子どもと一緒にご飯を食べよう」とか。それがないとただ単に生活しているだけになってしまうので。

僕が子どもの頃に両親が離婚しているから、両親がそろって家族団らんというのは記憶がないんですよ。母親が働いてくれていたから、なんとかやってこれました。

父親を知らないので自分の中で父親に関しての理想像はなにもないです。だからこそ自分が父親になったときに子どものことを大切にしてあげないと、と思っているんです。

長男は僕のことを憧れの対象として見てくれる

――家族みんなで一緒に過ごせるのは、子どもが小さいうちだけですもんね。思春期に入ってくると難しいところもありますよね。

長男は嫁さんに対して「うるさいな!」というなど、少し思春期になってきたなと思います。でも僕に対しては、そんなところは一切見せないんですよ。僕の番組を見てくれていることもあり、僕のことは憧れの対象と思ってくれているみたいです。子どもたちの誇りでいられるような父親でいたいと思います。
カジサック
(編集後記)
同性から、しかも息子から憧れる父親というのは世のパパたちの憧れなんじゃないでしょうか。それもずっと小さい頃から子どもたちと一緒に過ごす時間を大切にしてきたからでしょう。とっても心温まる家族の話を聞かせてくれたカジサックさんへのインタビューは今回が最終回。カジサックさんの家族についてさらに知りたい方は、ぜひYouTubeを見てくださいね。

取材、文・間野由利子 編集・北川麻耶

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