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子どもを褒めすぎるとかえって自己肯定感が育たないのでは?懸念があるママへのアドバイス

子育ては本当に難しいですよね。正解がない中で、ひとりの人間を育てていかなくてはいけないのだから。まじめな人ほどあれこれと悩みすぎて、気づくと子育ての大きな壁にぶつかっていたりします。あるママから、正解がない中での答え合わせのような問いかけが届いています。

『「褒めないと子どもの自己肯定感が育たない」っていうけれど、本当は逆では? と思います。褒められると子どもの自己肯定感が育たないと思う。せっかく自分の力で何かをやろうとしても、親が褒めると子どもは心を折ってしまって、挑戦そのものをやめてしまう。それを続けると自分は何をやってもダメなんだって思うようになりますよね?』

子どもを褒めすぎるとかえって自己肯定感が育たないのでは?懸念があるママへのアドバイス1
「褒めると逆に自己肯定感が育たないのではないか」。この意見に、さまざまなコメントが寄せられていたのでご紹介します。

「褒めて伸ばす」とは言うけれど、褒めすぎには不安を感じる?

「褒めて伸ばす」という言葉がありますが、褒めることだけが本当にいいことなの? と不安になるママがいました。

『私も過剰に褒めるのは害だと思う』

『褒められるのは、「私はこう思わなきゃ、こうしなきゃ」ってプレッシャーになるよね』

『難しいよね。認められすぎると否定されたときに折れるし』

『自己肯定感は褒めたときに伸びる。耐ストレスとか、根性は叱られたときに伸びる。両方必要なんだよ』

『認められまくって育った場合、社会に出てからの弊害もあるよね。「なんで認めてもらえないの……」って思うこともあるかも』

自分の経験から、褒めることの大切さを伝える声も

幸せに生きていくためには、ありのままの自分を認めることがとても大切です。その自己肯定感を高めるためには「褒める」というのは必要不可欠だという声も。

『普通に否定され続けて、肯定感低いよ』

『褒められることがなくて、「私なんて……」って思うようになった。子どもの頃は弟の方は褒められてたし、怒られなかったから親は私を出来損ないだと思ってて、ずっと私が生まれてこなきゃよかったんだろうなとまで思ってたわ』

『褒められずに育ってきて、自己肯定感が低いです』

『私なんて褒められて育ってこなかったから、2歳の娘に「じょうーずー」って褒められても嬉しいんだけど(笑)』

『子どもの同級生で意地悪な子がいるんだけど、その子頑張ってるのに親に褒めてもらえないみたい。もっと上を目指せみたいに言われてるよ』

「褒める=おだてる」になったら、褒め方を見直すとき

子どもを褒めすぎるとかえって自己肯定感が育たないのでは?懸念があるママへのアドバイス2
「褒める」というのはどういうことなのでしょうか。相談者がいう「褒める」は、もしかしたら違う言葉で表現できるものなのかも。

『うまくいかないのなら、褒めるタイミングが悪いとか褒め方が下手なんじゃない?』

『褒められると承認欲求が満たされる、認めてもらえた自分は正しいんだと満足感を得る、自分自身への肯定だよ』

『自己肯定感を育てる“褒める”は、“認める”だよ』

『度が過ぎた称賛は、それはもう認めではなくて“おだて”』

最後のアドバイスの中にあった「褒める」「おだてる」は、似ているけど全く違うということ。これは筆者も、とてもハッとさせられるものがありました。似ているけれど、「褒める」と「おだてる」の意味は全く違います。まさに、子育ての難しさが表れている部分ですよね。これもまた、正解のない子育てのひとつの意見です。

みなさんは、褒めることは自己肯定感を育てると思いますか? 育たないと思いますか?

文・鈴木じゅん子 編集・しらたまよ イラスト・なかやまねこ

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