テストで何点だと叱る?叱るのは無意味?ママたちの”基準”とは
給料や体重など、ママたちがどうしても気になる数字がありますよね。わが子のテストの点数も、そのひとつかもしれません。高い点数であれば安心し、低い点数ならばがっかりしてしまうのが一般的でしょうが、その境目はどこなのでしょうか?
小学生と中学生では、叱る”基準”となる点数に開きが!
最初にママスタコミュニティのトピックにあがったのは、こんな質問でした。
『みんなは子どもがテストで何点を取ったら、叱りますか?』
その子が生まれ持った学習能力や、家庭の教育方針によって違ってきそうですよね。このトピックに回答コメントをくれたのは、多くが小学生と中学生のママでした。
『うちは小学生だけど、80点台だと「なんでこんな点数?」って言っちゃうかな。すぐ解き直しをさせる。これが一番大事だと思う』
『小学5年生で75点を取ってきたときは、本人がショックを受けてたから何も言えなかった。小学生のうちは、だいたい100点か90点くらいが平均じゃないの?』
『80点以下なら叱るよ。小学生だから100点は当たり前。計算ミスや「とめ・はね・はらい」などの見直しをしなかったせいでマイナスになるぶんも含めて、「80点は取りなさい」と言っている。それ以下は努力不足』
家庭によって「90点以下」「70点以下」と違いはありましたが、多かったのは「80点以下」。ママたちのなかには、小学生のテストはまだそれほど難しくないという認識があるようです。
『中学生なら50点以下は「ちょっと…」って言うかな。1桁はさすがに叱るわ』
『80点台でも叱るよ。中学生のテストなんて、ちゃんとやれば点数が取れるものばかりなんだから。90点台が取れないのは、理解するまでの勉強をしていないだけ。だから「もったいない!」と言って怒る』
『小学校は80点以上、中学校は70点以上、高校は進路によるけど、卒業できたらいいかな』
成長とともに学力差が開いてくるせいでしょうか? 中学生の場合は、家庭によって基準となる点数に開きがありました。
多数派だったのは「叱らない」ママたち。ただ内心では……?
具体的な点数をあげてくれたママたちもいましたが、実は多数派だったのが「叱らない」「怒らない」という声。とはいえ、内心では何かしら思うことがあるようです。
点数によっては「あきれる」
『中学3年生の2学期のテストで数学20点を取ってきたときは、あきれたけど叱らなかった。叱ったからって、点数が上がるわけじゃない』
『叱らないけど「あーあ」という気持ちは、顔に出ていると思う。うちの子は勉強が不得意だから70点とか取ってくるけど、叱らない。復習させるだけ』
叱らなくても、残念な気持ちが態度に出てしまうことはありそうです。
また100点満点で1桁など極端に点数が低い場合は、「あきれる」を超えて笑ってしまうママも……。
『中学生の息子、叱らない。この前9点を取ってきたときは、あきれて笑ったわ』
『叱らない。ひどい点数を取ってきたとき、笑ってしまった』
何かあった?「心配する」
『中学1年生。何点でも叱らないけど、80点以下だと「体調悪かったのかな」と心配になりそう』
『叱りはしないと思うけど、あまりに点数が低かったらびっくりするし心配するよ』
普段はそこそこできる子であれば、こうした反応になってしまいそうですね。
「叱らない」のではなく「叱れない」
『私も勉強ができなかったから、「私に似たんだ。ごめんね」って思っている。息子は当時の私より100倍努力しているから、何点取ってきても叱れないよ』
『叱らない。赤点でも、0点でも叱らないよ。私だって子どものころ、同じように勉強ができなかったからね』
自分自身があまり勉強が得意でなかったママは、どんな点数を取ってきても叱ることができないようです。
叱ったところで点数は上がらない。考えたいのはその先
内心ではいろいろ思っていても「叱らない」ママたちには、ちゃんとした理由があります。
『子どもの意識を変えるための方法は、”叱る”じゃないんだよね。自分自身が「悔しい」と思うことが一番』
『叱ったって意味がない。「わからないところがわかって、よかったね」と言っている。一緒にテスト直しをやって、ドリルの復習をするだけ。叱ったことで、勉強を嫌いになってほしくない』
『叱らない。うちは中学生だけど、やることをやって悪い点数なら余計に叱らない。なーんにもしないで悪ければ、それは当然の結果だから本人が一番わかってるだろうし。自分で気づいて、次につなげていくことが成長』
「うちの子は叱られると気合が入って勉強する」というコメントも、ごくわずかですがありました。ただ多くのママたちは、叱ることが勉強のやる気に直結するとは考えていないようです。たしかに勉強をするのは、「ママに叱られたくないから」が理由ではないですよね。
『点数が悪くても叱らないよ。ただ勉強していないのなら、その過程で注意はする。勉強をしても点数が悪かったのなら勉強法を変えるか、子どもに合う塾を探す』
『何点でも怒らない。点数で叱っても勉強嫌いになるだけで、マイナスにしかならない。点数の悪さを本人も気にしているのなら、一緒にできないところをやったりはする。でも本人が気にしていないのなら何もしない。やる気がないのに勉強を教えても、覚えないもの』
点数が低かったのであれば、どうすれば上がるのかを考える。テストの点数は”叱る”判断材料ではなく、次につなげるための目安と考えたほうがよさそうですね。
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