「なんでちゃんと座って食べられないの!?」2歳児を怒鳴ってしまった。食事の時間が憂鬱なママ……
「子どもに食事を与える」。何も知らない人がこの言葉だけを見ると、「親として当たり前のことで、ご飯を作って食べさせればいいだけじゃないの?」と思うことでしょう。「子どもに食事を与えることの難しさ」は、親になってみてはじめてわかる気持ちなのかもしれません。
『2歳4か月の男の子。ご飯を3口くらい食べたらもう椅子から下ります。そうならないように何度もいろんな方法をやってみたけれど、毎食そうなります。今日の朝も、ソーセージだけ食べて、パンや野菜は残して脱走。食べないと栄養にならないから、いつも結局は追いかけ回して、誤魔化しながら食べさせています。
今も、また同じことの繰り返しだったので、とうとう怒ってしまった。怒鳴って無理やり座らせようとしたり、スプーンを口に持っていったり、怖がって泣いているのに、椅子を蹴ってしまい、そのまま放置して今は寝室に逃げています。もう、虐待かな。限界かも』
2歳4か月のお子さんとのことで、イヤイヤ期も重なっているのでしょう。投稿者のママはずっと頑張ってきた胸の内をママスタコミュニティに投稿してくれました。読むだけで投稿者のママの気持ちが痛いほど伝わってきますね。コメント欄には温かいエールがあふれます。
同じく!うちも食べない時期がありました
『うちの末っ子4歳もそんなんだよ。近くであれば一緒にみてあげたいよ! そんなに根を詰めすぎないで。ソーセージを食べるなんて偉いじゃないか!』
『うちもだよ。2歳8か月。1日通してふりかけご飯だけとか全然あるし。真面目にお母さんやっていて偉いよ! 頑張りすぎないでね』
『うちの子も全く一緒でそんな感じで、毎食毎食がイライラ苦痛だった。ひどい言葉も言ったりもしてた。こっちは栄養を考えてちゃんと作っているのに食べないことにも腹立ってた。でもその時期だけだよ! 幼稚園入ってから徐々に直っていったから、もう少し』
『私もその時期は辛かったから気持ちがわかる。預かってあげたいくらい。うちも食べなくて食べなくてずっと悩んでいたよ。「食べなさい!」と子どもを泣かせて、私も大泣きしたこともある。限界で医者に泣きながら相談したら「成長曲線の範囲に入っていて、水分も摂れて元気なら、無理に食べさせなくていい」って言われたよ。もうそこからは開き直りだよ』
子どもの食事で悩んだ経験のあるママたちから、たくさんのコメントが寄せられました。毎食毎食子どもと戦っていると、ママの方が食事の時間を憂鬱に思ってしまいますよね。かといって、少量で食事を切り上げてしまうと「ちゃんと栄養は摂れているのかな……」と不安になってしまい、無理やりにでも「食べさせなくちゃ!」と躍起になってしまいます。その気持ちを受け取る子どもは、さらに食事を嫌がり悪循環に陥ることも。すべては子どものことを想ってこその行動なのに、なかなかうまくいかない日々に疲れてしまいますね……。
「お腹が空いたとき」「食べたいとき」に食べさせればOK!
『今すぐ飛んでいって投稿者さんの背中をさすってあげたいよ。昔の自分を思い出す。「もうヤダー」って私も泣いてた。お腹が空いたら食べるから何もしないで少し放ったらかしておけばいいよ』
『食べない子は自分から「お腹空いた」と要求するまで好きにさせておく。一口食べているんだから死ぬわけじゃないし、お腹が空くまで待つ。「食べさせなきゃ!」って思うとイライラの原因になるから、「食べないなら食べないのね」でいいと思う。いずれお腹は絶対空くから、空いたら嘘のように食べるよ』
『いい。いい。食べなければ食べないで。食べたくなったら食べるよ。4人育てているけれど2歳半~3歳半あたりまで、食べなくなる時期が全員重なった。そういう時期なんだと思って、4人目もやり過ごしたよ。バナナとかチーズとか手軽な物を夕食でも食べてもらって、あとは気分を見て。怒ると悪循環だからさ』
子どもは自分の気持ちに正直です。「食べない」のは「お腹が空いていない」からであって、決してママを困らせるためにやっているわけではありません。大人の決めた食事時間に当てはめるのではなく、子どものお腹が空いた時間を食事時間にすると、互いにストレスが少なくて済みそうですね。外出先などで突如「そのとき」がやってきたときのために、ひとくちおにぎりやバナナなどの軽食を持ち歩くと良いというアドバイスもありました。
食べないときは永遠には続かない。「理想的な育児」にこだわりすぎず、休もう!
『えらい。ほんとにえらい! とってもいいお母さん。いつまでもは続かないから大丈夫だよ。食べなかったら食べなかったで大丈夫! 無理なときはゆっくり休みましょう』
『痛々しいほどわかるわ~。育児は手抜き息抜き大切だよ~。寝ているときがいちばん可愛いって思ってたな。昼寝から起きると地獄だったわ(笑)』
『ちゃんとしなきゃって自分を追い込んじゃうよね。肩の力抜いて多少手抜きしてもいいんだよ』
投稿者のママは一生懸命育児を頑張っているからこそ、悩み、苦しんでしまうのですね。はじめての育児だと特に力の抜きどころがわからず、盲目的になってしまうこともあるでしょう。
『「理想的な育児」ができればいちばんだけど、できないからってストレスを溜め込まなくてもいいよ。できなかったら「妥協した育児」でいい。それすらキツかったら最低限の「命を守る育児」だけ死守してね』
「理想的な育児」ができればどんなに良いでしょう……。しかし投稿者のママに限らず、育児とは理想通りにはいかないものだと、親なら心の底から思うことです。理想と現実とのギャップでストレスを溜めるのではなく、まずはその「理想」を崩してみるところからはじめてもいいのかもしれませんね。
『2歳なんて怪獣と一緒よ!』
まさにその通りです! 怪獣との暮らしに、理想を当てはめることはできません(笑)。「まぁいっか」と、自分を緩めてあげることで、怪獣のお相手に少しは余裕が出てきますよ!
最後に投稿者のママは
『うちも同じだよ、ってコメントくださった方も、ありがとうございます。みんな、子育て大変ですもんね。ひとりじゃない、と励みになりました』
ママスタコミュニティに集まった、たくさんのママたちからのコメントを読んで「ひとりじゃない」と勇気づけられたのだそう。コメントを閉じて、きっと今日も息子さんの育児を頑張っていることでしょう。
低年齢期の育児は、どうしても閉鎖的になって孤独を感じてしまうこともあります。今は心がすり減ってしまうほど大変な時期かもしれません。しかし大丈夫! みんな多少の違いはあるものの、通る道は一緒です。振り返ってみると愛おしいこの時期を、少しでも笑顔で過ごせることを願っています。
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