いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

manga

【第9話:夫SIDE】行方不明になった夫と私の格闘日記ー家族の幸せのためにー

【第8話:夫SIDE】からのつづき
すべてを置いて出てきた俺を、北村るみは温かく受け入れてくれた。俺はそれに甘えてしまった。
旦那編3-1
そうやって、何もせず、北村るみの家で居候になりながら、子どもたちの勉強を見たり、話し相手になったりしながら一ヶ月が過ぎようとしていた。
居心地がいいはずの家だったのに……楽なはずなのに……なんだろう……。いつしかモヤモヤが積もるようになってきた。毎日肩にズシンとのしかかる責任が重たくて、苦しくて出てきたはずなのに……肩になにも乗っていないことが無性に不安になる。

すると「ピンポーン」とインターホンが鳴り、玄関を開けた瞬間に……いきなり鉄拳が飛んできた!!

旦那編3-2
旦那編3-3
オヤジの言葉にハッと気づかされた。今まで完璧だと思っていたゆきだって実は……。
ゆきは今どうしているのか聞くと、「彼女はマンションを引き払って、子どもたちと北海道の実家に帰った」とのこと。

「俺の携帯は……?」
と聞くと、オヤジは
「彼女が持ってる。口では気丈にふるまっているけど、きっと心のどこかでお前からの連絡を待っているんじゃないか?」
と答え、さらに冷静にこう言った。
「人はな荷物を持たないで出かけると不安になることがあるだろ? なにか忘れものをしてないかな? って取りに戻ることだってあるくらいだ。荷物は適度に持っていた方が安心して歩けるんだぞ」
オヤジの言葉を黙って聞いていた。俺の顔を見て、オヤジは続けた。
「もし、そのことに気づけたのであれば、もう二度と荷物を降ろそうなんて馬鹿なことはするな」
その言葉でいてもたってもいられなくなった俺は団地を飛び出し……

旦那編3-4

ー終ー

※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。

脚本・渡辺多絵 作画・Michika

Michikaの記事一覧ページ

関連記事

【第8話:夫SIDE】行方不明になった夫と私の格闘日記ー全てをリセットしたいー
【第7話:夫SIDE】からのつづき あの日、北村るみと連絡先を交換してからたまに食事に行くようになった。とはいっても、シングルマザーの彼女の育児相談ってやつだ。決してやましいことはない。ただ、仕事や...
【第1話】行方不明になった夫と私の格闘日記ー今日も夫は帰ってこない?ー
私と夫は中学校の同級生でした。 ぶっきらぼうだけど、根はとても優しい夫のことが好きだった中学生時代。当時はまだ幼くて「付き合う」までには至りませんでしたが、成人式で再会し付き合うことになり、とんとん...
【前編】浮気相手を妊娠させた夫!「許すように」と義両親に言われた私の今後
私は24歳、いま妊娠5ヶ月です。生後11ヶ月の長男もいます。夫の両親と妹と同居し、家族で酒屋を経営している我が家。酒屋は義両親が始めた店で、いずれ夫が継ぐことになっているため、私も店番などを手伝ってい...