hitomi:第6回 娘と1日5ページのドリルを一緒にやるのが大切な時間
hitomiさんのロングインタビュー第6回目!
小学校入学を控えた娘さんに、“続けることの大切さ”を教えようとhitomiさんが用意したものとは?
娘さんは、何か習い事をしていますか?
週に一度英語の教室に通っています。
今はペラペラと喋れるようになるということではなく、英語というものに触れる時間を持つことを目的として通わせています。
普段の生活の中に、英語に接する機会を設けておくことで、いつか娘が真剣に学ぼうとした時の吸収力が違ってくるんじゃないかと思うんです。
小さいうちは、娘に向いているものや好きそうなものを見つけて、それを伸ばす環境を与えてあげたいなと思っています。
小学校に上がる前の準備として、何かさせていたことはありますか?
小学生になると、机に向かって授業を受けるようになりますよね。
今までは保育園で楽しく遊んだり、お昼寝したりの毎日を過ごしているので、突然机に向かって勉強するという生活になかなか慣れないんじゃないかなと思い、半年くらい前から、1日に30分くらい、机に座ってドリルに向かう時間を作ってみました。
ひらがなと簡単な算数のドリルを1日5ページずつやると決めて、娘がドリルをやっている時は、私も一緒に様子を見るようにしています。
お勉強するというよりは、机に向かうという事に慣れることを目的として始めました。
確かに突然机に向かって授業を受ける環境に馴染むのは難しいかもしれませんね。娘さんは、最初からすんなり机に向かってくれましたか?
始めたばかりの頃は、「何か面白そうなことができる!」という感じで興味を持って「やる!やる!」と机に座ったり、ドリルをこなすことを楽しんでくれていたんですけど、やっぱりまだ小さいので、だんだん飽きてきて、「今日は嫌」という日もありました。
今は、それでもいいかなと思っています。机に向かって、決めたことをするという時間に慣れていくことが大事で、ドリルの問題を解いて、正解だったら嬉しい!という気持ちは、これから教えていってあげたいなと思っています。
ママが一緒に見てくれると、娘さんにとっても楽しい時間になりそうですね!
娘はベネッセの「こどもチャレンジ」をやっていて、シングルマザーで育てている時は、毎回届く物を私がちゃんと見てあげることができていなかったんです。
だから、届いた物をどう使ったらいいのかわからなかったこともあったみたいなんですよね。
忙しさにかまけて、その当時にそういう時間を持つ余裕がなかったということをすごく反省しているので、今はその日のノルマを最初に一緒に決めて、やり方を教えてあげたり、わからないところは一緒にやっていくという時間を持つようにしたんです。
そうすることによって、娘もやり方がわかるようになれば面白いし、その日にやることを終わらせたら褒めてもらえることに喜びを見出してくれて、続けてくれるようになりました。
親も一緒に参加してあげるということが、親と子のコミュニケーションの時間となり、すごく大切だなぁと思いました。
お子さんの良い部分を伸ばしてあげられるママという印象を受けたのですが、hitomiさんの希望としてお子さん達に対して、将来こうなってほしいという想いはありますか?
私自身、自分の存在だったり、自分がしたことが、誰かのためになったりすることにすごく喜びを感じられるし、嬉しいんです。
だから、子ども達にも、誰かの役に立つような夢を見つけて、それに向かって突き進んでくれるといいなと思います。
子ども達が「これをやりたい」と思えることを見つけられたら、それはすごく幸せなことだと思うので、どんなことでも応援したいと思います。
お子さん達が、hitomiさんと同じ、アーティストになりたいと言ったらどうしますか?
本人がやりたいと思うことであれば反対はしないと思います。
私と同じ仕事を目指した場合は、私が経験してきたことの中で大変だったことを伝えたりはするかもしれないですね。
「この仕事は、こういうことが大変だよ」とか、「こういうことを意識していかなくちゃいけないよ」とか。
私の仕事を見て、子どもが同じ仕事をしたいと言ってくれるなら、それは親としてとても幸せなことですね。
次回もお楽しみに。
(取材・文:上原かほり 写真:松島徹)