2021/05/21

【前編】「母子家庭になった子どもは地獄を見る」それでも旦那のDVに耐えるべきでしょうか？

【前編】「母子家庭の子どもは地獄」と言われて離婚の決心が揺らいでしまった……それでも今すぐ離婚するべき理由とは？
みなさんは旦那さんとの離婚を考えたことはありますか？　今回ママスタコミュニティにお悩みを寄せてくれたのは、旦那さんとの離婚を考えている2児のママさんです。離婚をしたいと強く考えているものの、ある人からの言葉によってそれを思いとどまっている様子。さてその意外な人物とは、一体誰なのでしょう？

『旦那のだらしなさに苛立ち、注意してしまうことから喧嘩になります。「口で負けるから手が出てしまう」との理由で、旦那から5～6回DVを受けました。壁に頭を叩きつけられたり、停車中の車からひきずり落とされたり。いちばん酷かったのは、馬乗りになり首を絞められ「殺すぞ」と言われたことです。そのショックが大きく離婚の話を出しましたが、旦那に「もう一度信じてほしい。チャンスがほしい」と言われ、なかなか話が進みません。義母に状況を説明し、今は別居しています。
未就学児の子ども2人にも私が旦那からDVを受けているところを見られてしまっていますし、子どもに枕が当たったこともあります。義母は離婚して欲しくないのか、「離婚して母子家庭になったら子どもたちは地獄なんだよ」と旦那に言っています。私は子どもたちの幸せを考えて、今後のことを考えていきたいです』

離婚を止めている意外な人物とは……なんと義母！　しかも「離婚して母子家庭になったら、子どもが地獄を見る」と驚くような理由で制止しているのだそうです。旦那さんからも離婚を拒否されているものの、投稿者さんの心の中では義母の言葉のほうが大きく作用しているようにも見えますね。

そのままだと危ないかも。すぐにDVから逃げて！

離婚に踏み切れずにいる投稿者さんに対して、ママスタコミュニティのママたちからは「早く決心したほうがいい」との声がかけられました。

『投稿者さんの気持ちがわかります。正論です。子どもにとっても必要のない父親です。今のうちに離婚に向けて考えていきましょう。離婚したほうが幸せなこともありますよ。頑張って！』

『離婚一択だよ。離婚する前に子どもを連れて夜逃げでもなんでもしたほうがいい。悩んでいる場合じゃない。義母は自分の息子の暴力を公にしたくないだけだよ。体裁しか考えていない』

『DVをするような人といるほうが地獄だよ。早く離婚したほうがいい。私は母子家庭で育ったけれど、何も不自由を感じなかったよ』

旦那さんからのDV（ドメスティックバイオレンス）に苦しめられている投稿者さん。厚生労働省によって開設されている、e-ヘルスネットによるとDVとは、

『家族の間で行われる身体的または精神的虐待行為のこと』

と定められています。壁に頭を叩きつけられたり、首を絞められたりするなど、聞くに堪えないような旦那さんからの暴力はDVであることが容易に想像できますね。たまりかねたママたちからは「すぐにでも離婚するべき」との声があがりました。

引用：厚生労働省e-ヘルスネットドメスティックバイオレンス

DVが原因で離婚しました……ママたちのリアルな体験談

『私も首を絞められて「殺してやる」と言われたことがあり、そのとき離婚を決心しました。専業主婦だったので、決心してすぐ保育園を探して仕事を見つけて貯金して、基盤を作りました。あれから9年経ったけれど、離婚してよかったと思っています。息子には申し訳ないけれど、あのままだと息子に悪影響だったと思います。投稿者さんもよく考えて。私も義母に止められたけれど、「義母のための人生じゃない！」と思って行動しました』

『私も離婚するとき誰にも相談できなかったから、投稿者さんの気持ちがよくわかる。親は批判するだけだし、友だちに相談するには重過ぎるし。最後は自分で決めるほかない。早く決めたほうがあなた自身の心の傷にもいいよ。どうしても決めかねるのなら「一度ケジメのために」と離婚してみたら？　復縁する予定として一度離れてみたらいい。今は洗脳されている状態と同じだと思う。私もそうだったから。離れたら見えてくるものもあるよ』

「自分もDVによって離婚を経験した」と話すママたち。「迷ったけれど、離婚してよかったと思っている」との体験から基づくひと言に勇気づけられそうですね。また「すっぱりと離婚するのが難しいと感じるならば、復縁を前提として離れてみるという手もある」とのアドバイスも。とりあえず旦那さんと離れてみることで、「一緒にいたほうがいいかもしれない……」という迷いも消えるかもしれませんね。旦那さんや義母への説得も、多少しやすくなるのではないでしょうか。

続々と離婚へのアドバイスが集まるなか、ママたちからはさらに「投稿者さんに離婚を勧める理由」が語られました。さてその理由とは……。

後編へ続く。

文・motte　編集・荻野実紀子　イラスト・Ponko