2020/04/14

40歳をすぎてからのダイエット。ママたちの経験から効果があった方法とは

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加齢とともに体重が増え、運動をしてもなかなか体重が減らないとお悩みのママもいるのではないでしょうか。産後は思うように体重が戻らず、子育で忙しい日々を過ごし、気がついたら体重が増えてしまった人もいるかもしれません。効果的なダイエット方法について、あるママから相談がありました。

『2ヶ月前に食べ過ぎて糖質制限をしている。朝は鯖の水煮缶半分、納豆、野菜たくさんの味噌汁。間食は野菜ジュース。昼は赤身ステーキ150g、野菜たくさんの味噌汁。夜は豆腐、納豆、野菜たくさんの味噌汁。夜食、無調整豆乳。運動はスクワット、美腰エクササイズを朝昼晩、各30回ずつ。歩きは平均5000歩。大きな運動せずに痩せられるかしら？』

投稿者のママは糖質が多く含まれるご飯やパン、パスタ、そしてイモ類を制限し、糖質制限ダイエットを試みているようです。炭水化物（糖質）中心の食事は、医学・生理学・栄養学的根拠が乏しく、少なくない数の疾患の原因となっている可能性がある、とする説もあります。そしてタンパク質・脂質を中心にカロリーを摂取する食事療法である糖質制限を推奨しています。糖質制限を実践したママたちの体重はどのような経過をたどったのでしょうか

（参考：一般社団法人日本糖質制限医療推進協協会）

糖質制限のやりすぎは注意という意見多数

『私いっさい運動しないで、間食やめて夜ご飯に炭水化物取らない生活していたら3～4ヶ月で10キロ痩せたよ』

『少しは炭水化物も取らないとダメだよ。おかずとしてはまぁいいんじゃない？　あとお腹空かしてから食べている？』

『糖質制限もやり過ぎるとすごいストレスだし、長続きしないと思うよ』

『働いているなら、炭水化物食べた方がいいよ』

「糖質制限で痩せた」という意見もありましたが、「糖質制限はほどほどに」というママの意見も少なくありませんでした。他のママの意見にあるように、過度な糖質制限はストレスの元になりそうですよね。朝と夜は糖質の多い食べ物は採らず、昼だけ摂るなど糖質をとるタイミングを調整する方法もありそうです。

糖質制限よりもカロリー制限をというママの意見もあり

『私も糖質制限は痩せないどころか太った。単純にカロリーで考えて食べる量抑えた方が減る』

『1日1000カロリー以内に抑えたら痩せるんじゃない？　私は主食抜きやっているけれど、身長165cm体重53kgから痩せないや。体重は標準っぽいから見た目引き締まればいいんだけどね』

『イソフラボン取りすぎていて怖いよ。朝は果物。昼は普通に好きなもの。夜はタンパク質だけ。これで痩せるよ。あと水分、飲み物、でカロリーを摂らない』

『私ならこの食生活では絶対やせないな。元々太りやすい体質。現状維持程度にしかならない。野菜食べていい、肉、豆腐食べていいってやっていると、結局そこに付随する糖分塩分も増えてしまう。豆腐のタンパク質ってかなり少ないよ。カロリーで考えて範囲内で炭水化物も摂っている』

糖質制限ではなく、カロリー制限が効果的というママの意見もありました。厚生労働省の日本人の食事摂取基準（2020年版）によると、カロリーとは食品に含まれる脂質、たんぱく質、炭水化物のエネルギ―量の和を指し、基礎代謝や運動、日常の活動によるエネルギー消費量との収支によって体重の増減が決まるようです。つまりエネルギー摂取量がエネルギー消費量よりも多くなると体重が増え、エネルギー摂取量がエネルギー消費量よりも少なくなると体重が減ることになります。だからといって、健康的な生活を送るためには、ある程度のエネルギーは必要です。農林水産省では、体重や年齢別による1日に必要なエネルギー量を算出していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

（参考：厚生労働省「日本人の食事摂取基準（2020年版）」策定検討会報告書、農林水産省　一日に必要なエネルギー量と摂取の目安）

糖質制限もカロリー制限も効果がある人はいる。健康を害することないダイエット法を探していこう

ママたちから糖質制限とカロリー制限によるダイエットのアドバイスがありました。ただ個人の家庭では糖質やカロリー摂取量を正確にはかることは難しいでしょう。糖質制限とカロリー制限のどちらの方法も「効果があった」「効果がなかった」という相反するコメントが届いていることからも、どちらの方法が効果があるのか一概にいえなさそうです。

ダイエットをしたことで健康な心身を損なっては本末転倒ですね。糖質制限とカロリー制限のどちらの方法を試すにしてもいきなり糖質をすべて取らないようにしたり、まったく食事をしなくなったりする極端な方法は避けなければいけません。ダイエットの効果には個人差があります。自分に合ったダイエット法は自分で見つけるしかないでしょう。食生活のなかで”摂りすぎているもの”がないか、見直すところからはじめてみてはいかがでしょうか。

文・安藤永遠　編集・しのむ

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