【ダメパパ図鑑44人目】暴言を吐き、妻を束縛する夫に心身が限界……だったはずが関係はまさかの方向へ?
最近、これまでになく夫へのストレスを感じていて心身が壊れてしまいそうです。
結婚して丸14年が経ちました。子どもは4人いて中学生、小学5年の双子、小3です。全員赤ちゃんのように手がかかる時期は終わり、やっと自分の時間を少しずつ作れると思っていたのですが……。
スーパーに行く以外は毎日職場と自宅の往復のみです。しかも実は夫と職場が同じなので、気持ちが切り替わる時間さえもありません。夫は親がやっていた会社を継ぎ、手伝うかたちで私も毎日出社しています。要するに夫は私の上司でもあるのです。少しのミスでも罵倒されてその度に胃が痛く……。
子どもがまだ小さい頃は、辛くても子どもの笑顔に癒され頑張れた時もありましたが、いまや子どもたちは思春期を迎え、私との時間もいつのまにか減ってきました。
夫に嫌なことを言われるたびに私は、「もう終わったこと、大丈夫」と自分に言い聞かせてきたけれど、そろそろ限界です。
ギスギスした雰囲気を察してか、ある日夫から話しかけられました。
夫にとってはただの脅しだったのに私が同意すると思わなかったのか、夫は慌てていました。
たじろぐ夫の、情けない様子といったら……! 私の中でどこかにあった緊張の糸が、驚くほどあっさりと切れたのでした。
これを機に、もうウジウジした自分には別れを告げようと思っています。本来、夫婦関係は平等なはず。家でできる趣味を見つけたり、たまには会社を休んで出かけたり、今ある生活のなかでできるリフレッシュを探してみようと思います。それで夫から何か言われたら、また言い返せばいいだけです。一度決意すれば不思議と、行動できる気もしてきました。
ただ夫から冗談めかして離婚を切り出されたときに感じた、「離婚で自由になれる!」という思いがけない胸のトキメキが、今も忘れられなかったりします……(笑)。
脚本・rollingdell 作画・チル